令和3年8月15日(日)
終戦記念日 : 全国戦没者追悼式
昭和20年(1945年)8月15日、日本は連合国側が日本
に発した共同宣言「ポツダム宣言」を無条件で受諾した。
天皇陛下(昭和)がラジオを通して「第二次世界大戦の終戦」
を国民に伝えた。
玉音放送
我国はこの日を「終戦記念日」と定め、国の再建・復興を誓う。
と同時に、戦没された方々に対し全国各地でそれぞれの催しに
依って、犠牲者の慰霊を行っている。
「終戦忌」「敗戦忌」とは、俳人による造語であるが「忌日」
には、二度と過ちを繰り返してはならないという祈りが込め
られている。
全国戦没者追悼式
今年で先の大戦から76年を迎えた「終戦の日」東京千代田の
日本武道館では、天皇・皇后両陛下をお迎えし「全国戦没者追
悼式」が行わた。
例年、6000人を超える参列者があるが、新型コロナウイル
ス感染症の影響で昨年は542人、今年は大幅に減少し200
人の参列となった。 参列者は、最高齢の94歳、最年少の
16歳で、戦没者の妻の参列は0となった。
午前11時50分、天皇陛下がお目見えされ、国歌の演奏が
始まる(コロナのため、斉唱は取止めとなった)
菅総理大臣の式辞がある。
「先の大戦で戦禍に倒れた英霊を、謹んで哀悼の真を捧げます。
現在の平和と繁栄は戦没者の皆様の尊い命と苦難の歴史の上に
築かれたものであります、、、、、我が国は積極的平和主義の
旗の下、国際社会と力を合わせ、世界の直面する様々な課題の
解決に全力で取組んで参ります、、、」と述べた。
過去の総理式辞(中日新聞より)
昨年の安倍総理の式辞と同様、近隣諸国への加害責任等の言
及は避けられた。
正午の時報を合図とし、1分間の黙祷があった。
次いで、天皇陛下がお言葉を述べられた。
「本日、戦没者を追悼し平和を祈念する日にあたり、、、、、
先の大戦に於いて掛けがえのない命失った数多くの人々とその
遺族を思い、深い悲しみを新たに致します。終戦依頼76年、
人々のたゆみない努力により今日の我国の繁栄が築きあげられ
ました。多くの苦難の道を思う時、感慨深いものが在ります。
私達は新型コロナウイルス感染症の厳しい状況により、、、
試練に直面して居ります。 より一層力を合わせこの困難を
乗越え、、、今後の人々の幸せと繁栄を心から願っています。
戦後の平和な歳月を思う時、、過去を顧み、深い反省の上に
立ち、再び戦争の惨禍が繰り返されぬ事を切に願い、戦禍に
倒れた人々に対し全国民と共に追悼の意を表し、世界の平和
と発展を心から願っています。」
此の後、大島理森衆議院議長の挨拶、山東昭子参議院議長の
挨拶、大谷直人最高裁判所長官の挨拶と続き、、、、、
大島理森衆議院議長
山東昭子参議院議長
大谷直人 最高裁判所長官
遺族を代表して柿原啓志さんが式辞を行った。
天皇、皇后ご退席
(画像は、NHK・BS,全国戦没者追悼式より引用)
この日が来ると、何時も思い出すのがオフクロの繰り言、、
「二度も焼け出され、何もかも無くし舅と子供6人を抱え
本当に大変だった、、あの戦争が恨めしい、、、、、、」
戦前(問屋時代)の不自由なき時を、何時も嘆いていた。
名古屋空襲
今日の1句
終戦日忌々しきと母の愚痴 ヤギ爺