遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

ひょうたん

2021-08-20 16:42:41 | 日記

令和3年8月20日(金)

瓢 : ふくべ、ひさご、瓢箪

瓢(ふくべ)は夕顔の一変種でウリ科の一年草

アフリカまたはアジアの熱帯の原産で、南米にも多くある。

茎は蔓性で(巻きヒゲ)に依って他の物に絡みつく。

葉は心臓形(ハート)掌状で浅裂する。

7月頃、五弁の白色の花をつける。 雌雄同株。

果実の中央部は括れている。(稀にそうでない物あるようだ)

初秋、瓢箪型の青い実を「百成」「千成」名が在るように

大量の実を付ける。

熟したら中の実を採りだし、中空にして乾燥させて瓢箪と

なる。 酒や飲料水の容器、花器等に独特の風情があり、

徘徊味もあって、古くから親しまれてきた。

最近では磨き、絵付けをして人形や置物、装飾品などが

観光地等の土産物店などに並ぶ。

 

4,5年前になるか、、、私の友人(句仲間)のkさんが

瓢箪作りをされ、それを加工し作品展を開かれていた。

瓢箪作りは相当手間がかかる様で間引きをし、大きくなる

と下に支えを作り実を保護する。

熟した後は中の実を採り出し、乾燥させる。 

磨きを掛け文字や絵付けをして完成となるようだ。

 

型の良い物や変形した面白い形の物を作品化するとの事。

kさんは多趣味で、書道、絵画、俳句等、、、、

私に俳句教室を勧めてくれたのも彼である。

昨年、訃報を知った。

時折、彼に頂いた古びた瓢箪に話しかけている。

 

今日の1句

手詰まりて古き瓢(ひさご)に語りかけ   ヤギ爺