遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

葡萄が届いた

2021-08-28 15:50:53 | 日記

令和3年8月28日(土)

葡 萄

ブドウ科の蔓性落葉低木

果実はぶどう棚に房をなして垂れ下がる。世界的に最も多く

栽培される果実で、品種も大変多い。

日本での多くは生食が多く、改良が重ねられて大粒の糖度の

高い品種が喜ばれる。

海外ではワイン等の加工にする品種が多く、比較的小粒の物

が栽培されている。

ペルシャ・カルカス地方を原産とする古代ペルシャ、インド

で栽培されたヨーロッパ系と、北米原産の系統に分かれる。

日本でも古くは山葡萄の「エビカラス」から主に薬用として

栽培されていた。 江戸時代に南蛮船(ポルトガル)から、

葡萄酒として伝来した。後に、海外から「デラウエア」等の

小粒のものが栽培され、後に大粒の物が品種改良を重ねて

いった。

デラウエア

 

今では多くの品種が在り、マスカットやゴールドフィンガー

等の青色系から、巨峰、ピオーネ、ウインク、竜宝、紅富士

等の黒、赤系と様々である。

巨峰

 

より大きく、甘く、種がなく、皮ごと食べられる、、、、

品質の良い、高価な物へ好みは尽きないようである。

 

今日の午後、毎年楽しみにしている「葡萄」が届いた。

豊田に住むカミさんの友人からの物で、今年はコロナ過

でダメかも、、と思っていた矢先である。

新品種の「紅伊豆」と「ロザリオ」の2種類。

 

紅伊豆

ピオーネの生みの親として知られる井川秀緒氏が「ゴールド

マスカット」と「クロシオ」を交配し生み出した「紅富士」

という品種の変異種で、紅富士より粒が大きく、早く収穫

出来る。果粒は13~16gの大粒、果皮は紫紅でやや厚

みがあるが、実離れが良く食べやすい。糖度は18~20

度と甘く酸味は薄い。

 

ロザリオ・ビアンコ

1976年、山梨県植原葡萄研究所で「マスカット・オブ

アレキサンダー」と「カザキ」を交配して生まれ、改良を

重ねて出来た品種。

大粒な高級ブドウとして、マスカットに並ぶ人気がある。

房全体が大きく、果梗と果粒が確りしているので脱粒が

しにくい。(房から落ちにくい)。

果粒は8~15gと大きく、倒卵形で明るい黄緑色。

果肉も確りあって剥きにくい。口に入れると確り存在感

があり、噛むと果汁が滴る様に溢れる。甘味が強く、酸

味は少ない。

皮は剥きにくいが薄いので皮ごと食べられるが、種少し

るので注意が必要である。

早速、供え、、、一、二粒、試食、、、「甘ーい」、

カミさん、早速息子に電話、、、御裾分け、、、、

 

今日の1句

一房の葡萄分け合ふ共白髪    ヤギ爺