令和3年8月4日(水)
墓参り : 墓洗う
墓参は、「墓洗う」という季語の他、やや古い言い方で「展墓」
「掃苔」等の季語もある。
墓参りは盆の他、故人の命日、春秋の彼岸、年末年始にも行わ
れるが、季語として使われるのは盂蘭盆を本義とする。
帰省は月遅れの盆の時期が多いので、この頃に多く墓参する。
夕暮れの野山には、秋の気配が感じられる季節でもある。
霊園の様なところでは、区画が整然とされているので此処では
それなりの趣がある。
例年、盆前(8月10日)に墓参に出掛けるが、今年は息子の
都合により、今日(4日)出かけることになった。
息子は名古屋の北東(東区大曾根)に住み、私の住居(港区)
は南端、、車で片道30分かけて早朝の8時に迎えに来た。
港から平和公園(千種区)まで、凡そ1時間の道程、、、
(平日の出勤時間にあたるため、渋滞ヵ所が数カ所ある)
此処では、寺毎の管理料(盆献花含む)を納めているが、
今年は花が届いていなかった。墓の清掃と献花(持参)をし、
親子3人、墓参りを済ませる。
今日は35℃以上の猛暑日の予報、(未だ比較的涼しい)
次は本家の墓、此処からは車で15分、覚王山日泰寺の裏手
に在る。此処の墓所は古く、毎年雑草取りをせねばならない。
ゴム手袋(使い捨て)を付け、墓の周りと三段上がった墓の
周囲の草を採る。ドクダミ(十薬)多く、素手では匂いが
中々落ちない。墓を洗い、献花をしてお参りする、、、、、
この頃から気温が上がり始め、冷茶(持参)で一服する。
ここの墓地では、数年前より墓じまいされる方が多く在り、
彼方此方に空き地が残る、、、、、墓の面倒が見られぬ様で
墓を処分される。中には永年、放置される墓もあるようだ。
そういった時代か? (息子達にも面倒はかけられぬか)
最近では、都心の寺で「室内納骨堂」が出来、交通至便、
年間諸経費(管理料、永代供養料金)を納めれば寺が代行、
遺族にICカードが配られ、年間何時でも礼拝堂で墓参可能
との事である(名古屋でも大須万松寺等にこの設備がる)
次の墓は、名古屋の駅裏に在る寺の境内にある墓所。
此処の墓は新しく、手入れも行き届き、墓洗いも簡単に、
献花をし、墓参を済ませた。本堂では他家の法事が始まる
様で、出入りが慌ただしかった。
帰路、昼食を取り港迄送ると、慌てて帰っていった。
午後から予定がある様で、、猛暑の中大変そうだ、、、。
今日の1句
一年の疎遠を侘びつ墓洗ふ ヤギ爺