遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

墓参り

2021-08-04 16:09:41 | 日記

令和3年8月4日(水)

墓参り : 墓洗う

墓参は、「墓洗う」という季語の他、やや古い言い方で「展墓」

「掃苔」等の季語もある。

墓参りは盆の他、故人の命日、春秋の彼岸、年末年始にも行わ

れるが、季語として使われるのは盂蘭盆を本義とする。

帰省は月遅れの盆の時期が多いので、この頃に多く墓参する。

夕暮れの野山には、秋の気配が感じられる季節でもある。

霊園の様なところでは、区画が整然とされているので此処では

それなりの趣がある。

 

例年、盆前(8月10日)に墓参に出掛けるが、今年は息子の

都合により、今日(4日)出かけることになった。

息子は名古屋の北東(東区大曾根)に住み、私の住居(港区)

は南端、、車で片道30分かけて早朝の8時に迎えに来た。

港から平和公園(千種区)まで、凡そ1時間の道程、、、

(平日の出勤時間にあたるため、渋滞ヵ所が数カ所ある)

此処では、寺毎の管理料(盆献花含む)を納めているが、

今年は花が届いていなかった。墓の清掃と献花(持参)をし、

親子3人、墓参りを済ませる。

今日は35℃以上の猛暑日の予報、(未だ比較的涼しい)

次は本家の墓、此処からは車で15分、覚王山日泰寺の裏手

に在る。此処の墓所は古く、毎年雑草取りをせねばならない。

ゴム手袋(使い捨て)を付け、墓の周りと三段上がった墓の

周囲の草を採る。ドクダミ(十薬)多く、素手では匂いが

中々落ちない。墓を洗い、献花をしてお参りする、、、、、

この頃から気温が上がり始め、冷茶(持参)で一服する。

ここの墓地では、数年前より墓じまいされる方が多く在り、

彼方此方に空き地が残る、、、、、墓の面倒が見られぬ様で

墓を処分される。中には永年、放置される墓もあるようだ。

そういった時代か? (息子達にも面倒はかけられぬか)

最近では、都心の寺で「室内納骨堂」が出来、交通至便、

年間諸経費(管理料、永代供養料金)を納めれば寺が代行、

遺族にICカードが配られ、年間何時でも礼拝堂で墓参可能

との事である(名古屋でも大須万松寺等にこの設備がる)

次の墓は、名古屋の駅裏に在る寺の境内にある墓所。

 

此処の墓は新しく、手入れも行き届き、墓洗いも簡単に、

献花をし、墓参を済ませた。本堂では他家の法事が始まる

様で、出入りが慌ただしかった。

帰路、昼食を取り港迄送ると、慌てて帰っていった。

午後から予定がある様で、、猛暑の中大変そうだ、、、。

 

今日の1句

一年の疎遠を侘びつ墓洗ふ   ヤギ爺