遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

イナゴ

2021-08-27 17:24:10 | 日記

令和3年8月28日(金)

蝗 : イナゴ、蝗採り

バッタ科イナゴ属の昆虫の総称、

飛蝗(ばった)よりやや小さく約3cmで田園や草原等で

多く発生し、稲等を食い尽くしてしまう害虫である。

過っては日本各地で蝗採りに出かけ、取った蝗を炒って

漬け焼きにしたり、佃煮にして食したが、近年では農薬を

使う様になり蝗は激減した。

蝗の産卵は主に秋で、卵は越冬し翌春孵化する。

砂地に産卵する雌

 

蝗の雌は産卵管を使って土や砂地の地下数cmに産卵する

のは草原が少なくなったためと言われる。

蝗の大群が大量に産卵するには、耕作地に隣接する土が必

要で、日本の様に狭い土地よりもアメリカやアフリカなど

の広大な土地がよいようだ。

また、蝗は毎日体重と同じくらいの草を食べるため、大群

が押し寄せると忽ち草原は砂漠化すr、、、、。

アメリカ西部の穀倉地帯は、、、、

 

群れの大きさは、かってアメリカのネブラスカ州を襲った

群れは幅160km、長さ500kmにも及んだ。6時間

程滞留し1平方メートル当たり17匹、個体の総数は50

0憶匹くらいと言われる。

最近では東アジア、北米、ヨーロッパ等から今ではアフ

カ大陸の全土に及ぶ。

ロシア

中国

インド

アフリカ東部

飛蝗が食い尽くした農地

 

昨年(2020年)は東アフリカ(エチオピア、ソマリア、

ウガンダ、ケニア、スーダン、タンザニア)等で被害が拡

大し、食糧危機となり、「国連食糧農業機関」(FAO)

では支援を行うため、人口衛星により天候等を分析して

飛蝗の分布を予測し、空からの薬品散布やドローンを使

用したり対策を行っているが、国際社会の支援が必要だ。

蝗の大量発生は、「地球温暖化」の影響も懸念されて居り

「温暖化」は飛蝗等の異状発生の一因ともいわれている。

国連食糧農業機関では資金が枯渇して居り、国際社会の

世界各国からの資金援助を要望している。

国連食糧農業機関(FAO)は、1945年に設立され、

現在194カ国が加盟している。

(4年前、米トランプ大統領は就任と同時に「温暖化対

策は金がかかると、早々に脱退した。その後の温暖化に

よる自然災害での甚大な被害は世界各国で増え続ける)

 

今日の1句

コロナ過に蝗害おびゆ温暖化   ヤギ爺