遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

なんじゃもんじゃ

2021-04-25 16:31:57 | 日記

令和4年4月25日(日)

ヒトツバタゴ : なんじゃもんじゃ

モクセイ科ヒトツバタゴ属、別名:なんじゃもんじゃ

成木では樹高20mにも及ぶ大型の落葉高木。

幹は灰褐色で縦に切れ目が入る。葉は長楕円形で4~10

cm程、長い葉柄は対生する。

新枝の先端に10cm程の円錐形に集散花序を付ける。

花冠は深く4裂する。

雌雄異株であるが、雌花のみをつける株は存在せず、雄花

をつけるものと、両性花をつける株がある。

花期は毎年5月頃であるが、今年は早く4月中旬頃開花し

既に満開状態である。

秋に、1cm程の楕円形の果実をつけ、熟すと黒くなる。

日本全国に見られるが、特にこの地方に多く見られる。

岐阜県土岐市の白山神社に在るヒトツバタゴは、国指定

の天然記念物である。

名古屋市内では、区民の木と指定する所もあり街路樹等

至る所に「なんじゃもんじゃ」の街路が植えられている。

東山植物園の東門を入ると直ぐに「ヒトツバタゴ」の大

木が出迎えてくれる。

熱田区にある国際会議場前の大通りにも街路樹がある。

その他、東区、天白区、瑞穂区や我が町(港区)にも

大樹ではないが、なんじゃもんじゃの街路樹が折から

の強風に煽られ、真っ白な花が木を覆う様にして、舞

踊っていた、、、、。

 

今日の1句

春嵐なんじゃもんじゃも踊りをり   ヤギ爺


ハナミズキ

2021-04-24 16:47:46 | 日記

令和3年4月24日(土)

ハナミズキ : 水木の花

枝は扇形に広がり、木は大きなものは10mに達する。

5~6月、枝先の散房花序に小さな白い花を密に付ける。

遠望すると雪を被った様に見える。

幹は樹液が多い。早春に芽吹くころに地中から多量の水

を吸い上げる様である。

花の名前は純日本風でるが北アメリカ原産で、大正時代

に日本から桜の苗木を贈ったお返しに「水木の花」が

届いたとの事。

日本では、庭木や街路樹に多く植えられ、特に愛知県内

には、多くの場所で街路樹となって居る。

紅色のハナミズキ

 

4枚の白い花弁のように見えるのは「総苞」(花序全体

を包む葉の変形したもの)であり、花弁はその真ん中に

集まっている緑色の小さな花弁で、雄蕊は4本ある。

目立たないまま、花弁自体は早く落ちてしまう。

 

水木の花によくにたものに、「山法師」があるがこの葉

の先端は尖っている。 花が終り実がなり食用となる。

一方、花水木の実は食べられないので「注意」。

今年は温暖化の影響か、花等の何もかもが早々に開花、

桜が終わると、藤、そしてこの花水木、、、

小学校の裏側に在る診療所の前の通りにも街路樹が在り、

白いのと、薄い紅色のものが出迎えてくれる、、、

 

また、大きな「なんじゃもんじゃ」(ヒトツバタゴ)等

も白い雪の様な花を揺らせている、、、、、

 

今日の1句

水木咲く校庭裏の診療所    ヤギ爺


苧環の花

2021-04-23 16:54:45 | 日記

令和3年4月23日(金)

苧環の花 : おだまき、 糸繰草

高山に自生する深山苧環が園芸品種となったもの。

キンポウゲ科の多年草で、高さ20~30cm位

花が苧環の形に似ているので名付けられた。

苧環とは麻糸を紡いだものを中空にして、円く巻

いたものをいう。

亦、この形から「糸繰草」ともいわれている。

青紫色の花で五辺花、稀に白色の花も見られる。

改良が進み花弁の基部に突起した距の長い品種が

ある。

高山性のものは深山苧環、山野に自生する山苧環

などは日本原産である。

亦、園芸用に多く栽培されているのは西洋苧環で

ある。

 

糸状のものを巻いた形状から、食べ物の「小田巻」

は、紐状のうどんを巻いて茶わん蒸しの中にいれ

た「小田巻蒸し」は、日本の各所で食べられている。

また、半練りの食材をところてんの天突きに似た、

器具のことを、「小田巻」と呼ぶそうである。

愛知県の知立市などで売られている菓子「大あん巻」

などを「小田巻」ともいう。

 

今日の1句

おだまき草早瀬見下ろす崖の上   ヤギ爺


豆の花

2021-04-21 17:03:15 | 日記

令和3年4月21(水)

豆の花 : 蚕豆の花

豆類のすべての花が豆の花であり、北と南とでは

花期のずれはあるが、晩春から夏にかけて咲く花

が多い。 

落花生の花

藤豆の花

グリーンピース

エンドウの花

 

中でも春先といって、早めの蚕豆と豌豆の花を特

に春季とし、昔は豆の代表であった蚕豆の花を主

に指して「豆の花」としている。

蚕豆の花

 

いずれも蝶型の花で、蚕豆は3cm程度の白や薄

紫に、くっきりと黒の班があってよく目立つ。

ご近所のプランターにも、可愛い豆の花が咲いて

今に莢エンドウの実を付けそうである、、、、

 

今日はPCのトラブルがあり、手間取ってしまい

予定の「映画・学校」のストーリーは明日、掲載

します、、、、 ヤギ爺

 

今日の1句(俳人の名句)

そら豆の花の黒き目数知れず   中村 草田男


乗馬許可の日

2021-04-19 15:58:35 | 日記

令和3年4月19日(月)

乗馬許可の日

今日(4月19日)は、「乗馬許可の日」だそうです。

1871年(明治4年)、この日を乗馬許可の日とした。

古来から馬術は武芸の一つであり、刀剣や鉄砲等と同じ

ように兵器として扱われて居り、江戸時代には武士以外

の者(商人、農民等)は乗馬を禁じられていた。

江戸幕府から明治新政府に代って、一般庶民にも乗馬を

許可される事となった。明治以降は日本の伝統の馬術で

はなく、西洋式の馬術を主として発展していった。

因みに、江戸時代の武芸十八般とは、

弓術、馬術、槍術、剣術、水泳術、抜刀術、短刀術、十手

術、銑鋧剣(しゅりけん)、含針術、薙刀術、砲術、柔術、

捕手術、棒術、鎖鎌術、銛術、隠形(しのび)術をいう。

 

先日(4月11日)、競馬クラシック「第81回桜花賞」

が阪神競馬場で行われ、2番人気の「ソダシ」が優勝した。

全身白毛馬がクラシック・レースで優勝したのは初めての

こと。 この馬はデヴューから3連勝中とのことである。

名前の「ソダシ」は、サンスクリット語で「純粋、輝き」

その名の通り白く輝いていた。

サラブレッドの「白毛馬」は極めて珍しい様である。

優勝を祈念して、まっ白な馬のぬいぐるみをネット販売

したところ、僅か数分で売り切れたようである。

JRA(日本中央競馬会)では、サラブレッドの毛色は、

8色あり、中でも白毛馬は僅かしかいない。その理由は

未だ解明されていないようである。

白毛に近い毛色で、黒や茶色の混じる「あし毛」があり

あし毛の怪物と言われた「オグリキャップ」(1987

年~1990年)が有名である。

地方の笠松競馬(岐阜県)からデヴュー8連勝をして、

中央競馬会入りしたが、中央競馬に登録されていなかっ

たため、クラシック3冠(皐月賞、ダービー、菊花賞)

には出場出来なかったが、天皇賞、宝塚記念、有馬記念

ジャパンカップ等で大活躍し、第二次競馬ブームを引き

起こした。日本中でオグリキャップを知らぬ者は居ない

(ヤギ爺でも)程、人気でマスコット人形は飛ぶように

売れた。

 

第一次競馬ブームはあの「ハイセーコー」である。

(ハイセイコーも地方競馬(大井競馬)出身である。

日本でも、乗馬が人気スポーツになったのも「この日」

乗馬許可の日のお陰かも知れない。

 

今日の1句

仔馬跳ね草喰む親をからかひぬ   ヤギ爺