遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

天皇誕生日

2023-02-23 16:40:20 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和5年2月23日(木)

天皇誕生日 : 天長節

今日2月23日は現(令和)天皇陛下の誕生日。国民の祝日。
この日、皇居に於いて令和初の一般参賀が皇居で行われた。


天皇誕生日は昭和23年(1948年)までは、「天長節」と
呼ばれていた。 
天長節は天皇の誕生を祝う日で、明治以来「四方拝」「紀元節」
「明治節」と共に四大節として国民の祝日となっていた。
「天長地久」(天地が永遠に変わらぬように物事が何時までも
続くこと)から、天長節を天皇誕生日とし、「地久節」を皇后
誕生を祝う日とした。
昭和23年に天長節を「天皇誕生日」に改められた。
国民の祝日に関する法律(旧制の祝祭日を廃して、日本国憲法
の基に制定された祝日)には、「天皇が変われば日付が変更さ
れる」という条項が落ちていたとして、平成元年(1989年)
に法律を改正し、昭和天皇(4月29日)から平成天皇の誕生
日(12月23日)に移行した。
その後、平成31年(2019年)平成天皇が生前退位をされ、
現(令和)天皇の誕生日2月23日に移行された。

令和天皇の63歳の誕生日を祝うこの日、皇居に於いて一般参
賀が行われた。2020年以降、新型コロナウイルスの影響で
中止が続き、天皇即位初めての開催となった。
コロナ感染対策のため、抽選で≒4800人が午前中3回に分
かれ参列した。
陛下は「誕生日に初めてこのように皆さんからお祝いいただく
ことを、まことに嬉しく思います。、、、寒さも日毎に和らぎ
春に向かっていると感じます。皆さん一人一人にとって穏やか
な春になる様願っています」と述べられた。

私の記憶の中にある天皇誕生日は、

無条件降伏、
マッカーサー元帥と、

昭和天皇は、第二次世界大戦後の激動の昭和の時代を、国民
と伴に生き抜かれた天皇、と、、、、

平成天皇は、


被災地を見舞う、

戦後復興の著しい中で未曾有の激甚災害を経験、阪神淡路大
震災(平成7年)、東日本大震災(平成23年)と二つの災
害を、被災者を見舞い寄り添い伴に過ごされた。

令和天皇は、



被災地を見舞う、

即位間も無く「コロナウイルス感染」の影響かで天皇も例外
ではなく、自ら率先して自粛生活をされ、常に国民に寄り添
う姿は、皇居に住まわれる方の伝統なのだろう、、、

天皇御一家、


今日の1句

天皇誕生日自粛解放願いたし  ヤギ爺

春めく

2023-02-22 16:24:00 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和5年2月22日(水)

春めく : 春きざす

寒さがゆるみ春色が目に見えて濃くなり、万象生き生き
として春らしくなる。
実際にはまだ寒いけれども、気候や風情がなんとなく春
らしくなってくる気配をいう。

春めくの「めく」はその感じが表れる、それらしくなる
意の接頭語で、四季それぞれに使うが「春めく」は人々
の心情が最もよく表現され、古典和歌や近世の俳諧にも
登場する。

俳人の名句

春めきてものの果てなる空の色  飯田 蛇笏

それは厳しい冬が早く終わってほしいと思い、春が遅く
ないことを人々が殊に感じるところからであろう、、、
「春浅し」よりやや遅く、野山の眺めも春色が生き生き
としてくる頃である。

ご近所の梅の木もぼつぼつ綻び始めて、陽射しも暖かく
明るくなってきたようだ、、、、(気の所為か、)

下の公園にも少しずつ人の集まりが増して、子供達の声
も何となくイキイキと明るく、そして大きくなってきた。
冬の間、公園の遊具もポツンと取り残された様で、何処
となく淋し気であったが、、、

ここ数日、母親に連れられた幼児らや、子供達が訪れる
ようになり、、こちら(遊具)も何となく明るく楽し気
に見えてくる、、、、、。







今日の1句

子ら出でて遊具も春を疑はず  ヤギ爺

種 物

2023-02-21 16:50:23 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和5年2月21日(火)

種 物 : 花の種

前の年に採った五穀、野菜、草花等の種子をひと冬よく乾燥
させ貯え置いて、春に種を撒く。このうち、籾種以外のもの
をいう。
五穀は米、麦、粟、豆に黍(きび)を加える説と、稗(ひえ)
(ひえ)とする説がある。
自家製の種は天井から吊るし、乾燥させて冬の間保存する。
種物屋や花屋などの店頭に、美しい花の画像を印刷した草花
の種子の入った紙袋が並んでいるのを見ると、陽春の近ずい
て来た事を感じさせる。


つい、我が家にも種子が残っているのではと探し見る。

愛知県稲沢市に在る「矢合観音」(やわせかんのん)へは、
偶に吟行で出かけた。(本尊は十一面観音が祀られる)



参道の門前町界隈は土産物、団子屋等が並ぶよくある参道。




店が切れた所から植木屋、花屋等が並び、中ほどに一軒の
花の種や肥料等を売る店がある。 客が呼びかけても主は
現れず、日向には猫が留守番、、? 長閑でホッコリする。
(まさか、花の種をコッソリと、、何てことはないか、)

茶店で、コーヒーを一杯、、、摘まみに何かの種が、、、






今日の1句

参道の主見かけぬ種物屋  ヤギ爺

うぐいす餅

2023-02-20 15:47:22 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和5年2月20日(月)

鶯 餅

柔らかな薄い餅に餡を入れ包み、青きな粉を塗したもの。

端をつまみ尖らせた形が鶯に似せて、見た目に趣がある。
一般的に鶯餅は、うぐいす粉(青大豆から出来たきな粉)
をまぶして仕上げたものが多いが、最近ではヨモギを混
ぜた生地(餅)に包んだり、仕上げにきな粉をまぶした
ものもある。



俳人の富安風声の句が春の到来を感じさせる

街の雨鶯餅がもう出たか   富安 風声

うぐいす餅の由来は、
天正年間(1580年)の頃、大和郡山(現在奈良県
大和郡山市)の郡山城主で在った豊臣秀長(秀吉の兄)
が、豊臣秀吉を招いて茶会を催した折に「珍菓を作れ」
と命じ、御用菓子司の菊屋治兵衛が餅を献上した。
秀吉はこの餅を大いに気に入り「この餅をうぐいす餅
と名付けよ」と命じた。
時代を経てこの餅は、お城の口餅(通称)として名付
けられるようになった。 
これは菊屋が城の入口近くに店を構えているためで在
り、現在も同じ場所に店は存在する。
菊屋本店、


菊屋では糯米から餅を作り、普通のきな粉(黄色)を
餅にまぶしている。

カミさんが今年初めて「うぐいす餅」を買って来た。
(今どき、年中見かけるような気がするが、、)


青いきな粉のうぐいす餅、、早速3時に頂く、、、

この餅を口に入れる時、きな粉が落ち易いので気を
付けねばならぬが、、何故かこれは許される、、、
思わず、、笑みが浮かび、その場を和ませる。

餅菓子色々(豆餅・草餅・蕨餅・苺餅・鶯餅)

今日の1句

鶯餅ひざのきな粉を気にもせで  ヤギ爺


雨 水

2023-02-19 16:18:18 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和5年2月19日(日)

雨 水

二十四節気の一つで、太陽の黄経が330度の時。
陰暦では正月立春後の十五日目、陽暦では2月19日頃。
時候としては「気雪散じて水と為る」とも、「土脈潤起」
ともいわれ、「降る雪が雨に変わり、積もった雪が解けて
土が潤いはじめる頃」という。


「雨水」は空から降る雪が雨へと変わり、雪解けが始まる
頃のこと。山に積もった雪もゆっくりと解け、田畑を潤す。
昔から「雨水」は農耕を始める時の目安とされていた。
実際には積雪のピークを迎える地域も在り、この寒さも峠
を迎えるといわれ、寒さが衰える頃とも。
逆に地方に依っては春一番が吹き、鶯の声も聞こえ始める
ころともなる。

また七十二候の「土脉潤起」は、(つちのしょううるおい
おこる)。冷たい雪が暖かい春の雨に代り、大地に潤いを
与える頃、寒さも緩み眠っていた動物たちも目覚める頃。



今日(2月19日)は、正に「雨水」冷たい雨の日曜日の
朝となった。ご近所の木々の芽は雫を一杯に、光り輝く。


ベランダの鉢植えを眺めると、チューリップの小さな芽。

先月頂いたシクラメンは未だ未だ咲き盛っているようだ。

然し隣にある、カランコエは先月には花が咲いていた様だ
が、枯れ果てて見る影もない。毎年、濃いオレンジ色の花
を一杯附けていたのだが、、、、、


カミさん、「明日、雨が上がったら、手入れする、、、、」
(そう言えば、雨水の日は農耕の目安の時、、、か?)


今日の1句

雨水の日ベランダの鉢眺めをる   ヤギ爺