「古都逍遥 京都・奈良編」「花の詩」「日常のこと」や花や風景写真

 京都・奈良を中心に古刹・名刹や「花の詩」等の紹介。花や風景写真、オリジナルの詩、カラオケ歌唱など掲載しています。

雪割草

2023年02月09日 21時17分52秒 | 日常のこと&写真
 私はこの花が好きである。可憐な花だからという理由からではなく、長い根雪の下にじっと耐えて春を待つ、生きる希望に命をしずかに育んでいるその健気さが好きなのだ。
 寒気がゆるみ、大地をおおう雪の下からかすかな雪解け水のささやきが聞こえてくるころに、草花がそっと様子をうかがうかのように芽をのぞかせる。
 早春の太陽の光をいっぱいに受けて、いち早く花開く山野草の一種が雪割草。
 この仲間はキンポウゲ科ミスミソウ属の多年草で、園芸的には総称して雪割草として親しまれているが、正しくはサクラソウ科サクラソウ属の一種で、高山植物で日本全土の亜高山帯から高山帯に自生する。
山地の湿った岩場に生育し、高さは10cmほどで、葉はだ円形、表面は緑色でしわが多く、ふちには波状のゆるい鋸歯があり、やや裏側に曲がる。また、葉の裏面は淡黄の粉がある。
 初めてこの花に接したのは、若き時代、重いリックを背負い一端の山男気取りで山歩きを楽しんでいたころ、越後の山々がまだ深い雪に覆われている3月。日本海を見下ろす柏崎市西山町大崎の小高い丘に咲き誇った約30万株の雪割草の群生だった。
 花弁数6~8枚の一重咲きの花で、花茎は2~3cmのものですが、紅色から白色まで多岐にわたり自然交雑による多様さに加え、覆輪、中透け、拭掛け、絞りなどに加えて雄しべ、雌しべの色彩にも変化が見られる。
俳句にこのように詠まれている。
 「雪割草 雲千切れとぶ 国上山」(朝妻 力)
 「雪割草 佐渡がもつとも 純なとき」(中嶋秀子)
 「雪割草 垂水の滝は 巌つたふ」(山口草堂)
和歌
 「雪割草 けなげな力 受け止めて 凍える風も 痛き言葉も」(大原鶴美)


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水森かおりコンサート

2023年02月09日 00時18分41秒 | 日常のこと&写真
 昨日、総合文化芸術センター大ホールへ水森かおりコンサートを妻と共に出向いた。
 チケットが運よく前列2列目の中央が取れたので、息づかいも肌に感じとりながら楽しめた。
 ご当地ソングの女王と称されるまでになった水森かおりさん、東京都北区出身の妻とは同じ町内。熱烈なファンではないが親近感もあり、また抜群の歌唱力に魅力を感じているようだ。
 まじかで聴いていると、一音の中にも強弱があり、語間にも余韻が響き、身振り手振りの演出も歌に合い、それゆえに表現の豊かさが溢れている。
 2時間しっかり楽しめた。
 新曲の「日向岬」はなかなか良くできた歌だ。悲恋の中にも明るいこれからが見えるという感じで歌唱している。ヒットしそうな曲だ。
 中間でお年寄りたちの好む60年代、70年代の歌も披露してくれたので一服のお茶を飲ませてくまれたようにホットする時間だった。
 隣に座っていたお婆ちゃん「昔の歌も歌ってくれたので良かったわ」と言っていた。
 コンサートの帰り、餃子の王将に行き夕食をとって帰宅した。息抜きができた・・・。


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