「古都逍遥 京都・奈良編」「花の詩」「日常のこと」や花や風景写真

 京都・奈良を中心に古刹・名刹や「花の詩」等の紹介。花や風景写真、オリジナルの詩、カラオケ歌唱など掲載しています。

雪の予報に誘われて・・・

2025年02月23日 07時39分15秒 | 日常のこと&写真
 昨日、「雪が降る」の天気予報に誘われてウェザーニュースで宇治市の予報を確認すると12時から15時の間に降雪とある。それを信じ12時に京阪宇治駅に着くように我が家を出た。
 12時より少し前に着いたが雪は無しで降る気配も無い。それで降ると信じていたので時間調整で平等院の対岸を先に散策し降り出したら平等院へ向かう行程を組んだ。
 宇治橋を渡らず宇治橋の守り神である橋姫神社へ。この通りはもう何回も来ているのでお参りはせず宇治川に沿って天ヶ瀬ダム方向へ歩いた。途中源氏物語最終章である宇治十帖の物語に登場する、匂宮と浮舟が小舟で宇治川に漕ぎ出す場面をモチーフにした「匂宮と浮舟の像」を写真に収め、福寿園へ向かう。昔「朝日焼」があった茅葺家は甘味と食事処になっていた。朝日焼の工房は対面の川沿いにしゃれたギャラリー風に。
 途中、宇治神社を参拝し目的地の「興聖寺」へ向かった。ここはドラマの撮影などにもよく使われており、寺門に向かう坂は「琴坂」という風情のある名がついており紅葉は実に美しい。この寺は最古の禅の修行道場とも言われている。ここでしばらく時間をつぶしたものの雪が降る気配もなく逆に青空が見える。
 もう「がっかり」で、雪の平等院を写真に収めたくて来たので雪が無いとなればわざわざ拝観料を払って行くこともない。ここは何度も行っているので・・・。
 それで川筋を写真に収めていると、28年前自治会本部役員をしていたころ、書記役だったS氏と宇治の写真を撮りに来てこの河原でコンビニ弁当を食べながら、「私、マンションの文化祭をするのが夢なんです」と語ってくれた。マンションには多彩な趣味をお持ちの方がおられるその方々の発表の場を設けてあげたいのですという。その意思を受け止め現実化したいと思った。今に続くマンションの文化祭の起こりの場所となった宇治川の河原。懐かしくよみがえった。S氏は太鼓チームの発足にもかかわりチーム員にもなった。
 雪のない宇治を後に京阪電車に揺られた。昼食を食べてなかったので中書島のホーム内にあるうどん・蕎麦店で「かき揚げセット」を食べた。お結びが2個のついていて食べきれなかったが無理に腹に押し込んだ・・・おかげで夕食は減らしお茶漬けに。

 宇治神社 この上に行くと「宇治上神社」があり国宝指定の社がある


  福寿園入口の甘味処 昔は朝日焼の工房があった

           宇治川の流れは速い

           「匂宮と浮舟の像」
 
興聖寺入口
道元禅師による日本最古の修行道場「興聖寺」、正式には「佛徳山観音導利院興聖宝林禅寺」という。発祥は1233年にさかのぼり、中国から帰朝した道元禅師が伏見深草に日本で初めて開いた禅宗寺院であり、現在、日本に14,000以上ある曹洞宗の最古の道場。その後、江戸時代初期の正保2年(1645年)に淀城主の永井尚政公が萬安英種禅師を中興開山に請じ宇治に興聖寺を再興。 
     名所「琴坂」 秋には左右の紅葉が美しい
 











この河原でコンビニ弁当を食べながら文化祭の夢を語ってくれた・・・懐かしい。その方はすでに黄泉の国へいかれた

                宇治橋



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