やまちゃん奮闘記

1970年代から海外に出かけ、滞在した国が合計26か国、21年の海外生活が終わりました。振り返りつつ、日々の話題も、

中国版「じゅげむ、じゅげむ、ーー」、訴訟結果は?

2015-05-22 | 社会・風俗
山東省済南市在住の夫婦が娘に奇妙な名前をつけたため、地元当局が戸籍の取得を拒否しているという。
夫妻は行政側を相手どり、全国初の「姓名権」を争う訴訟に出たが…。→5月21日RECORDCHINAなどが報道!!

済南市在住の呂(リュー)さんは2009年に誕生した娘に「北雁雲依(ベイイエンユンイー)」という名をつけた。
しかもこれがフルネームだとのことであるから、親の姓すら継いでいないことになる。

多くの場合は姓が1文字、名が1文字か2文字、合計2文字か3文字で構成される中国人の名前。
4文字のフルネームにはやや違和感がある。

(もっとも、最近は姓が1文字、名が1文字は同姓同名となる場合が多いので、禁止と聞いている)

また、この漢字4文字の羅列は中国人から見てもやはり人名らしいものとは言えない。しかし呂さん夫妻によれば、この名の一文字一文字に深い由来があり、夫妻のこれまで過ごしてきた年月を記念した名前なのだという。

呂さんの地元当局では、「戸籍の登記条件にそぐわない」という理由で、呂さんの届け出を拒否した。

娘のために懸命に考えた名前を受け付けてもらえなかった呂さん、済南市公安局など上層機関に次々と訴えるが取りあってもらえず、同年年末に「娘の合法的な権益を損なわれた」として行政側を訴えた。

中国の関連法では「公民は姓名権を持つ」と謳っており、すべての国民は自分の氏名を決定し、使用し、規定に基づく変更を行う権利を持っている。

呂さんは娘に替わり、行政にこの姓名権の行使を求めたのだ。しかし2015年4月24日、山済南市中等人民法院(地裁に相当)は、「両親が好き勝手に子供の姓名をつけることは公序良俗に反する。

北雁雲依が人名として不適切とした当局の判断は違法ではない」として呂さんの訴えを棄却した。

呂さんの娘「北雁雲依」ちゃんは6歳になった今も戸籍を持たない状態。名前が認められないどころか、このままでは生活に支障が出てしまう。

インターネットでは賛否両論、色々な意見だあるそうだ。

最近はいろんな名前が流行っているようです

興味ある問題ですね。


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