木曜の夜バスで静岡を出発して翌朝に遠野に着いた
災害ボランティア支援センター に2泊して
昨夜またバスにゆられて 月曜の朝家に帰った
長時間のバス車中泊は熟睡できないのでかなり疲れた
センターの宿泊スペース30畳 割り当ては畳一枚分しかなくてこれも疲れる
しかも隣の人の巨大ないびきに悩まされ1日目はほとんど寝れなかった
2日目に場所を変わろうかと思ったが部屋の全員が同じ想いでいたようだ
隣の部屋の女性も聞こえたらしく 耳栓を私に渡してくれた
そのおかげで センター泊まり2日目は静かな夜だった
私たちは家に帰れば 静かに寝ることができるが
避難所の人はこのようなことが毎日かもしれない
現地でみた 様子を細かく書きたいが
あまりにも悲惨で 文章では伝えるのは難しい
その為の写真撮影と思っていたが 現地の人の感情を考慮して
撮影は遠慮するように再三伝えられた
多くの人が亡くなり 家族や知人を失った人が大勢いる中では
当たり前のことでもある 断りなしには撮影もできないのも当然だ
しかし今の想いは後の思いだとは限らない 後から気付いても写真は撮れない
人に伝える手段に写真は有効だ後の世まで伝わる 想いが交差した
報道などで被災地という呼び方をするので私たちもそのように言っているが
その人たちにとっては 故郷だ現場の人に向かって安易に被災地とは言えない
ガレキの山もその人から見れば家財なのだガレキというのも気がひける
感情をそこねた人はボランティアを見ると腹立たしく感じている
手伝いをしてやるような気持ちではボランティアはできない
現場でボランティアは歓迎されるばかりではない
手伝わせていただく謙虚な気持ちが必要だ
お手伝いできた自己満足だけのボランティアなのだ私は
写真は毎朝ここでその日のニーズにあった支援場所を
決めてもらって出かける遠野総合福祉センター前
6日東名の渋滞で1時間遅れてここに到着したため見れなかったが
ここに藤原紀香が来ていたらしい 逢いたかったという人が多かった