ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

白いカタクリ

2010-03-31 21:05:28 | 百花繚乱

サクラばっかりで 載せる機会を失っていたが

カタクリが群生している中に 白いカタクリがあった

カタクリ好きの杉やんさんが探しているものかどうか

純白というほどでもなく 紫が抜けたような白さだった

カタクリは発芽してから6~7年経って初めて花をつける

と詳しく書いたチラシを野の花の会が配っていた 何とも親切だ 

ここのカタクリはフェンスで囲まれていて 人が入れないようになっている

動物よけだそうだが どうもその動物のなかには人間も含まれているようだ

以前の会社の所長のようにだまって扱いでくる心ない人がいるのだろう

この日も会の人が大勢見張っていて 携帯ストラップが垂れていても注意していた

自然を守るために良いことだ でも先日新聞に載った写真は 

カタクリの中で子どもが見ている写真だった どこで撮ったのだろう

写真説明には カタクリを調査する人となっていたが 全員子供だったような・・


地域づくり

2010-03-29 18:14:28 | フォト日記

桜ばかりで 他のことを載せそびれているのでそれを書く 

先週地域づくりにかかわるグループの発表を聞いた 

山間地の活性化で問題は 過疎化や交流人口の少ないことなどがある

いかにして人の流れを食い止め 地元に足を運ぶ人を増やすか

各グループの実施しているアイデアが発表された

 

田舎でも都会的センスを折りこみ衰退した青年団をよみがえらせたこと

興味深いネーミングで 地元の資材を利用して他所の人を呼び込むツアー

地元に伝わる知恵を伝え それを体験して交流する場の提供

汚染された自然を元の姿に再生しようと水質浄化に取り組むグループ

 

など4組の発表だった それぞれが地域のことを真剣に考えて

持続する地球を考え 頼もしい人たちだった

その中で気になることもあった 行政に頼らなくてはやっていけないこと

行政があてになる時代ではなくなってきたから

自力で運営できるようになることが最大の課題だろうと感じた 

 

写真の蒸気機関車も自力ではない 

最後尾の電気機関車が後押ししている事実

それは地域住民の暗黙の常識だ


花見の客

2010-03-28 20:02:12 | フォト日記

桜が咲くころにぎわう町 観光客が大勢来るのはこの頃だけだ

町には桜並木があるだけで ほかに観るものもない

大型バスで訪れる観光客は ここだけが目的ではなく 立ち寄る程度

滞在時間も40分だ 腰を下ろすことなく足早にバスに戻る 

のんびり一日かけて楽しんでもらわないと町は潤わない

桜並木もこの程度なら全国いたるところにある ということだろう

桜見物はおまけで ほかのメインがほしい 

そのメインを他所の街で済ましてからここに立ち寄る

観光会社も桜だけのツアーでは利益が出ないし客も集つまらないのだろう

客待ちの添乗員に伺ったら 今日の客は駿河湾クルージング 

日の出埠頭で昼食 SLで終点まで行き その帰りにここに寄った 

時間がないといっていた

盛りだくさんの内容にして客を集める それが商売だからしかたがない

 

桜見物は団体ツアーよりも個人で楽しみたい そういう客が増えれば少しは違う 

しかし 町の桜もほとんどが染井吉野 どこで見ても同じ桜だ

山桜だったら その土地の桜になる 個性のある桜になる

じっくり自分の好みの木を探すのも 楽しい

 

染井吉野は雌しべがない 種がない 接ぎ木で増やすしかないから

自生の桜はない 人が植えてやらなければならない 

ただ成育が早いということで好まれているが

寿命が短い50年から1000年くらいと短い

全国の銘木のほとんどが山桜か 彼岸桜だ 

何百年も生きて あのシワシワの古木に 

今年も花をつけたかと思うと震えが来る感動がある

そういう桜を見たいのは 私だけではないはず


世に出したくないしだれ桜

2010-03-27 18:08:08 | 百花繚乱

満開の桜を観ながら お茶を頂く 優雅な人たちでした

それを見ていた私にも抹茶を立ててくれました

ここの桜は市内の個人のもので あまり世に出したくないようです

これだけの桜 多くの人に見てもらいたのでしょうが

テレビの取材も断っています 有名になると 

マナーの悪い人も来るので それが困るようです

花を愛でる人にも そんな人がいるのも矛盾です

でもどこで聞くのか毎年見物人は増えているそうです

写真を撮る人のなかでも良い桜を見つけると誰にも教えない人もいると聞きました

そういう人は何のために写真を撮るのでしょう 

人に知らせる為 後世に残す為 それが写真の役目です

 

この桜は嵯峨野の佐野籐右衛門さんの庭から子分けした 樹齢40年のしだれ桜

籐右衛門さんも何度かここを訪れて「良くここまで育った」といっている