荒れ地に蒔いた大根は 不揃いのものができた
まだそれが畑に残っていたので全部扱いできた
それを輪切りにして茹でた そのまま食べてもおいしかったが
串に刺して外に吊るした以前 霜後さんのブログで見た「へそダイコン」
真似してみただけだが どうなるか実験だ うまくいけば
今度は大量に植えて 大量栽培 大量生産 ダイコン御殿と
サクセスストーリーはできた 玉虫御殿からコンニャク こどもピーマン
今年も夢見て過ごした一年だった 今日は 大みそかで明日は正月
一応 餅も機械でついたし少しばかりの掃除もした が
門松を立てるわけだもないので さほどの実感がない
何かけじめをつけないと 時間だけが過ぎて行くだけ
やはりその気になって準備をした方が正月らしさを味わえる
先日は思い込みで列車の切符を買ってしまった
多治見のつもりが40キロ向こうの中津川まで
駅員は親切に「新幹線から乗り継ぎは特急券が割引価格になります」
というので中央線の特急券も買った さらに片道ならまだ良かったが
帰りの切符も一緒に買ったそれに気付いたのが下車寸前
気づくのが遅くて 払い戻しも手数料差し引いた片道分だけ
さらに名古屋からの中央線特急は45分待ち
その間に出発する普通や快速は何本もあった
それに乗ったのでは特急券が無駄になるので乗らない
途中下車はできないと言われ 改札口外の待合室にいけない
新幹線の待合室にも戻れない座るとことはホームのベンチ
そのホームは寒くて凍える ホーム下の地下通路で待った
多治見は快速で35分特急に乗るような距離ではなかったが
中津川だとまだその時は思い込んでいて気づいていなかった
前日はコンビニで人気のロールケーキをローソンのつもりで
ファミリーマートで買った 食べる寸前まで気がつかなかった
4日目の身延行きも列車に乗るつもりが財布を忘れた
家に戻り 予定時間に間に合わなくなり 車で出かけた
そのことを話すと「すぐに気づいたことはすばらしい」
と 妻にほめられた 褒めてくれるのは家族だけだ
何も考えずに行動することが多くなったこの頃
人はこうして歳をとっていくのだと自分を慰めた
私のブログのテーマは「見えないものを見る」だが
「見えるものも見えない」に変更した方がいいのかも
「白鳥 池に帰る」のニュースで思いついた 町の伝説
それに出てくる夢想国師 その僧侶が手掛けた庭園
そこを訪ねることを来年のテーマにしようと思ったが
先日それのほとんど回ってしまった
書物に載っていた夢想国師の庭園は6カ所
それらの庭はすべて家から3~4時間の県外にあった
山梨県塩山 神奈川県鎌倉 岐阜県多治見と山梨県身延町
4日間連続で4カ所を見て回った
残すは京都の天龍寺と苔寺で有名な西芳寺の2箇所
多治見に行ったついでに京都へと考えたが
苔寺は予約制のようなので 思い立った日に行っても見れない
昔見ているが忘れているのでまたあらためて行くつもりだ
夢想国師は見えない禅を庭園というかたちに表している
その世界を感じるまでには至らなかったが興味だけはわいた
自然を生かした庭づくりをした僧侶
山の中に大きな池がある わが町
庭園を作らなくてもそのままが庭園だったのか
町に夢想国師(疎石)の足跡は見つからない
裾野市の主婦が4才の子どもにあてた手紙が
福島県猪苗代町のコンクールで最優秀賞に輝いた
と昨日の静岡新聞夕刊に載っていた
主婦は交通事故で右足が不自由で育児に不安を抱えていた
自信がなかったママに「そこにいるだけでいいよ」って教えてくれた
子どもの言葉は心の不安を吹き飛ばし勇気づけられた
と 新聞は母子の笑顔の写真と共に伝えてくれた
年末になりまたひとつ感動を味わった
下は手紙全文
この前の日曜日の事、ママは一生忘れないよ。
いつもの公園でジャングルジムから下りれなくなって泣き出した君。
でも、足の悪いママは、下から見てる事しかできなくて、すごく悔しくて悲しかった。
そしたら、君は、一段一段自分の足で下りて、最後の七段で、
「ママが見ててくれたから頑張ったよ」って
涙と鼻水でごっちゃになった顔でママの胸に飛び込んできた。
ママ、はっとして涙が出たんだ。だって、ずっと悩んでたから。
十分に遊んであげられないママは君にとって必要な存在なの?って。
自信がなかったママに、「そこにいるだけでいいよ」って教えてくれたのは四歳の君なんだよ。
これからもママは、少し離れたこのベンチで君を見ているね。
もどかしく思える距離だって愛(いと)しい長さだって思えるの。
それにね、ここからだと、君の周りの風景も全部がよく見渡せるんだ。
庭園は建物の裏で玄関から入らないと見ることができない
身延町特産の湯葉を使った料理で有名な宿坊 覚林房
食事は予約制で食べれなかったが 見学は気持ち良く迎えてくれた
南天山の水がわき出ている心の字池泉は水が澄みきれいだ
鯉も気持ちよさそうに泳いでいて 周りのナンテンの色も鮮やか
小さな庭の埴栽が成長して見えにくいが 山の背景を考慮した造り
庭に出て自由に歩けるように下駄の用意もしてあり 心が広い
覚林房(かくりんぼう)山梨県身延町東谷
身延山久遠寺の参拝客の宿坊寺院覚林房のお堂には
行学院日朝上人座像がまつられている その天井彫は珍しい
日朝上人は目の神様 学業の神様として親しまれ
日朝水という 身延山の霊水の伝統の目薬もある
それをいただき心眼成就すれば肉眼のみならず
心の目も開けたのに 残念ながら私の心は閉じたまま