<殺傷用兵器を作った人を描くなんて宮崎監督に失望した>
と 韓国側から非難されたアニメ映画「風立ちぬ」を見た
零戦の設計者の物語で背景は大震災や国の貧困
それも全体に明るい色を使って描かれている
夢の中の場面や幻想場面はどこまでが本当か区別がつかない
飛行機の羽根に立つ場面などつい 落ちぬかとハラハラした
鯖の骨の曲線を美しいと感じ それが飛行機設計に活かされた
かのように描いているが本当なのかは定かでない
たばこを吸うシーンが多く出るがあれは何だったのか
シベリアというお菓子も出てきた どんな菓子なのか
自然や固体が命を吹き込まれ生きているかのように描く
これはいつものジブリ作品の楽しみでもある
時代の流れに任せながらも 自分の想いを形にしていく男
戦闘機設計者だから必ずや相手と戦うためだけの仕事ではなく
自分との戦いで 家族を守りつつ 自身の夢をかなえるためだった
ポニョ以来の宮崎作品で 夏休みの子どももいたが席を立つ子が多い
冒頭に次回作品「かぐや姫の物語」から始まった その挿入歌
現役僧侶の二階堂和美の唄が気になり 気持ちの切り替えを要した
それだったら もう一度見ろという作戦かと勘繰ったりして
戦争を美化しているとは思わなかった
風立ちぬ ←クリック→ 二階堂和美