心配の雨は降らなかった 予定どうりにバレエは始まった
以前も見た シンデレラ 再度見ても感動する
絵本をめくるようにストーリーが展開する
清里の杜は明かりを消すと暗闇になる
その暗闇に浮かび上がる 森の妖精たち
当たり前だが音楽だけで言葉はない
すべてを演技で表現する
パステルカラーの衣装を着けて広い舞台を舞う
観客は老若男女 地べたにビニールシートを敷き座った
今年からここも指定席 始まる寸前まで前の席に人がこなかった
寸前に来た３人組 コタツ敷きを広げて その上に座布団２枚
これならうまく見える さすが場所慣れしている
もう何度か来ているのかたずねた 私と同じ３回だった
ただ違うのは 写真の前の人の親だった
「宜しくお願いします」といわれたので「はい」と言ったが
どうすればいいのかわからない 「来年も来ます」と付け足した
雨だと中止になってしまうので
今日だけは降らないでもらいたいと願った
予報では雨だったが
朝になり 雨は上がって青空が出ている
昨日出かける話をしたらYマリリンさんが
それなら届けたい物があるといって
サムタイムライブのアルバムを届けてくれた
それを聞きながら走った
軽快なリズムで車はぐんぐん進む
このまま進めば到着は早やすぎる
イベントは夜だから時間はたっぷりある
途中 明野町のひまわりも余裕で見た
会場近くの宿泊先にも夕食時間の２時間前に到着
宿泊先でいつもは夕食をとらないで外の居酒屋を探すが
今日は山の中少し勝手が違う 昨日食事も予約した
イベントの席も指定に変えた ゆっくり食べてもまだ余裕
心配は山沿いの夕立だけだが でももうだいじょうぶだろう
KIYOSATO FIELD BALLET ２１ｔｈ 今日は「シンデレラ」
おととし観たのと同じだ演目だが気にしない
何回見ても楽しみめるはずだ
サムタイムダイブの出演する野外イベントは町である
こちらも見たくなった 日曜日１５時から天気はよさそうだ
入梅が明けてから一度も降らなかった雨が
昨夜から本格的に降り出した
今まで降らなかった分なのか 時折強く降る
屋外での仕事なのにパートさんは出勤してきた
無理することもないので早々帰宅してもらった
芝や樹木の水やりもやらずに済む 恵みの雨
でも時給で働く身には 複雑だ
その男は昨夜 電話をしてきた
「お宅の空き地」と何度も言うので耳についた
「使わないともったいない」 といい 一方的に値段も決めた
また「他の駐車場はタダで借りている」と関係ない話までした
不動産屋を通すことにした 賃貸料は魅力だが 複雑だ
大地の汚れは雨で流されてきれいになった 私の心も流される
というわけで私の土地はJR駅の近くにもある
空き地になっているが 私は地主だ
そこを近くの会社で駐車場に使用したいらしい
電話があった時に妻が出たが私は留守でわからないと応えた
数日経ってから留守電に入っていた 「電話をください」と
電話しなかった しばらくしてからまた入っていた
昼間は勤めに出て家にいない
こちらからかける気がしないので そのままにした
また最近になって留守電に入れてある 四度目もやはり昼間だ
「お宅の空いている土地を駐車場に借りたいので電話ください」
空いている土地なので使ってくれても構わないが
こちらからお願いすることでもないので電話はしない
ちなみに 私がそちらの立場だったら
時間を変えて電話するか 家を訪ねてお願いする
私は地主 権限は私にある
土地はバブルで買った 今は当時の価値もない
土地を買ったら 家を買う資金が底をついた
あれから数十年 成長するのは裸地の草だけだ
駐車場使用料が入れば 固定資産税の足しにはなる
でもこちらからは連絡しない
♪ 私は地主 地主 地主
管理人には まだなっていな～い
JRの駅から20キロ離れた山のなかに住んでいる
市全体は変わらなくても町の人口は減少している
役所から自立を促進するための計画がだされた
先日 その案がいくつか紹介された
高齢者のための送迎バスや食事の提供
資源を生かした観光客の誘致
促進住宅の建設や道路の整備など
質疑も交わされたが 参加者の
質問の多くは観光客の誘致問題だった
この町の観光といっても規模は小さい
散策で訪れた人が 自然がきれいで
住みたくなる町だというらしいが
それが本当なら人口も増えるはずだ
そういう人はどこに行っても そう言っているに違いない
他所にないような規模の大自然など ここにはない
また自然を求めてくるような場所では 暮らすには不便だ
町全体は過疎でも 昔から戸数の変わらないところもある
私の所もほとんど変わっていない 増えるでもなく減りもしない
やはりここは暮らしやすい場所なのかもしれない
自分の気持ちのおきどころを決めて 不自由なく暮らす
過疎地域の自立はこれでいいと思うか 駄目だと思うか
本人の気の持ち方だ でもＪＲ駅の近くは便利だ 飲んだ時に
