電気が復旧したのは48時間後の夜中だった
部屋の灯りが煌々と明るく点いたために眠っていても気が付いた
もしやと思い 消してあるはずの他の部屋も確かめると なぜか点いていた
LEDはそういうものかと わけも知らずに納得している自分
夜中に復旧したということは 寝ないで関係者は働いていたのかと思ったが
停電中は 近くまで来ている電気がここまでなぜ来ないのか疑問に思った
町全域の灯りが消えてしまうよりは一部でも点いているほうが好ましいが
近辺に倒れた電柱などないし普段通りの風景なのに電気がない
電力会社の人員削減が影響したとか 働き方改革の影響かなど疑ってしまう
原発がないから電力供給ができないと思わせる手段だとまでいう人もいた
またこの間 情報は途絶えて地域ラジオのFMを受信したが のんきな音楽流している
いつ復旧するのかなど聞けなかった 朝来る新聞だけが頼りだった
電力会社のホームページに状況が載っているといっても電気がない
ケイタイの電波もない どうして見れるというのか
停電は自分の地域だけで よそで停電していることなど分からない
電力会社や市の広報車が巡回するようなこともなかった
電気が復旧した日になって 携帯の充電個所3か所を同報無線で流した
選挙の時は この地域が主役のようなことを云っても
電気の復旧も市内の端の方に住んでいると後回しになるやはり市内中心だ
台風でこんな風では大きな地震でも来れば どうなってしまうのか 不安だ
停電中の家が多い時に通電していた近くの整骨院では
早々に充電サービスの看板を出していたのが微笑ましい光景だった