「世界の人たちの1日につかうエネルギー量」をイラストにしたものです。
電気使用量が少ない国の人が貧しい、とは一概にいえないようです。
「今、こんなこと言うのは不謹慎かもしれませんが、
原発をなくしたら、電気が不足してしまうのではないかしら、と思ってしまう自分がいます」
福井県のみえこさん(仮称)から、こんなメールを頂戴しました。
未だ収束がみえない見稀有の原発の大事故を前に、
「変わらなくちゃいけないと思う、だけどその方法がわからない」という
お悩みのメールや相談、お手紙を沢山頂戴してしまいました。
それくらい、原発がもたらしてきたものが大きく、
良かれ悪しかれ、世の中のシステムそのものを
作り上げていた存在だったということを知らしめました。
そして、原発がどれくらい危険で、恐ろしいものだということも。
だからこそ、皆みえこさんのように感じてらっしゃるのではないでしょうか。
東京都民のアンケート調査(東京新聞3月19日)では、
福島第1原発事故に「非常に不安」55・3%、「ある程度は不安」32・8%で、
不安が88%となっています。
しかし、「国内の原発はどうすべきか」には、
「運転しながら安全対策を強化していく」が56・2%もあります。
「いったん運転を止め、対応を検討」が25・2%、
「やめて、別の発電方法をとる」は14・1%です。
この事実は東電とマスメディアの「原発事故は人体に影響はない」キャンペーンの
成功を表しています。
この原発事故が収束していない内に「福島は安全です」という主旨のHPをアップし、
どんなに高濃度の放射性物質が垂れ流し状態になっても「人体に影響はない」と
言い続けています。
さらに、3月末に原発増設計画書を国に提出し、福島県の猛反発を受けたという
記事を今日みて、人の心をなくしたかのような企業に対し、
背筋が凍るような恐怖心を感じずにいられません。
「原発をなくしたら、電気が不足してしまう」
本当でしょうか?
実は、それこそが、電力会社のカラクリです。
「原発がなくなっちゃうと、電気が使えなくなっちゃう!生活ができない!」
そう思ってくれるほうが、電力会社にとっては都合がよいのです。
簡単に説明します。
日本の電力は、
一年を通して、一番電気を沢山使う、最大ピーク量にあわせて作られています。
そのピーク量を100とすると、
それ以外の時は、50や60程度しか電気は必要ない、
つまり電気はほぼ年中、あまってしまうのです。
では、そのピーク時とはいつか、というと・・・
・・・真夏の日中です!
そう!デパートで、スーパーで、コンビニで、電車の中で、バスの中で、
風邪をひきそうなくらいにキンキンに冷えているあの状態が、
色々な意味で、元凶なんです。
言ってしまうならば、
このピークの電気量さえ減らせれば、原発何基分かの電力は必要なくなります。
真夏の最高に暑い、あの時期すらも「真冬のように寒くする」ことを
変なことだと思っている人は多いことでしょう。
それは感覚として正しく、なおかつ仕組みそのものが奇異なものです。
もっとストレートに言ってしまえば、
生活に足るだけの電気量は、何十年も前から、充分に足りているのです。
これは、大分昔の新聞で、電力会社さんが実際に言っていたことですが、
「省エネをしましょうと懸命にPRしていますが、電力量が減っては困りませんか?」
というような記者の質問に対し、
「省エネをアピールして、実際に電力が減ることはありません」と答えていました。
日本人は、省エネという概念に対し、驚くほど無頓着である一面をあらわしています。
「危険な」原発から電気を作っているという事実を知らされなかったからこその感覚です。
「だから、「省エネしましょう」と存分に宣伝できる」というのです。
これは笑えません。
私達国民がちょっと原発安全神話に麻痺されすぎてしまったのだといわざるを得ません。
電気はどこかに貯蓄することができません。
だから、使って欲しい、
あまっている電気を、使うために、
様々な理由で、電気は使われだしました。
現在、原発は日本だけで、54基あります。
チェルノブイリ爆発後(1980年代)、私がよちよち歩きをしていた頃(77年生まれ)には、
日本には原発は30基以上ありました。
現在に至るまで、20基以上も原発は増設されています!
そんなに電気が必要とされる大事件がおきたかといえば、そんなことはなく、
それどころか、チェルノブイリに続き、スリーマイルがおき、中越沖地震がおき、
ついに福島原発事故がおこってしまいました。
だけど、
電気は充分に足りているのです。
(さらに、原発事故が起こるまで、民主党は今後「11基増設する」と公言していました)
30年以上も前から。
例えば、自動販売機を日本から全部なくしてしまえば原発1基分の電力が必要なくなります。
例えば、オール電化の設備が日本からなくなってしまったら、原発2基分の電力がなくなります。
例えば、日本にある電気炊飯器を全てガスにすると、原発1基分の電力が必要なくなります。
例えば、24時間営業のコンビニが今の半分になれば、何基分の電力が必要なくなるでしょう。
そして、それらの全てがなくなったとしたら、私たちは明日「不便だ」と泣くことになるでしょうか。
現代生活の中では、
炊飯器も電気湯沸かし器も、電気ポットもどれも当たり前すぎるものになってしまいました。
今さら、それをかつてのように「贅沢なもの」と思うことは難しいかもしれません。
でも、と思います。
改めて、それらのものを見直すことは、今どうしても必要なことではないか、と思います。
絵をかいたり、文字かいたり、何度も推敲したり、
多少過激でも今ならきっと許される、と思いつつ、随分時間をかけてしまいました。
・・・しかし東電は、さすが大手というべきなのでしょうか。
やり方ひどすぎて泣けてきます。
そろそろ、海外からの圧力が必要ではないでしょうか。ミャンマーや北朝鮮みたいに。
電気使用量が少ない国の人が貧しい、とは一概にいえないようです。
「今、こんなこと言うのは不謹慎かもしれませんが、
原発をなくしたら、電気が不足してしまうのではないかしら、と思ってしまう自分がいます」
福井県のみえこさん(仮称)から、こんなメールを頂戴しました。
未だ収束がみえない見稀有の原発の大事故を前に、
「変わらなくちゃいけないと思う、だけどその方法がわからない」という
お悩みのメールや相談、お手紙を沢山頂戴してしまいました。
それくらい、原発がもたらしてきたものが大きく、
良かれ悪しかれ、世の中のシステムそのものを
作り上げていた存在だったということを知らしめました。
そして、原発がどれくらい危険で、恐ろしいものだということも。
だからこそ、皆みえこさんのように感じてらっしゃるのではないでしょうか。
東京都民のアンケート調査(東京新聞3月19日)では、
福島第1原発事故に「非常に不安」55・3%、「ある程度は不安」32・8%で、
不安が88%となっています。
しかし、「国内の原発はどうすべきか」には、
「運転しながら安全対策を強化していく」が56・2%もあります。
「いったん運転を止め、対応を検討」が25・2%、
「やめて、別の発電方法をとる」は14・1%です。
この事実は東電とマスメディアの「原発事故は人体に影響はない」キャンペーンの
成功を表しています。
この原発事故が収束していない内に「福島は安全です」という主旨のHPをアップし、
どんなに高濃度の放射性物質が垂れ流し状態になっても「人体に影響はない」と
言い続けています。
さらに、3月末に原発増設計画書を国に提出し、福島県の猛反発を受けたという
記事を今日みて、人の心をなくしたかのような企業に対し、
背筋が凍るような恐怖心を感じずにいられません。
「原発をなくしたら、電気が不足してしまう」
本当でしょうか?
実は、それこそが、電力会社のカラクリです。
「原発がなくなっちゃうと、電気が使えなくなっちゃう!生活ができない!」
そう思ってくれるほうが、電力会社にとっては都合がよいのです。
簡単に説明します。
日本の電力は、
一年を通して、一番電気を沢山使う、最大ピーク量にあわせて作られています。
そのピーク量を100とすると、
それ以外の時は、50や60程度しか電気は必要ない、
つまり電気はほぼ年中、あまってしまうのです。
では、そのピーク時とはいつか、というと・・・
・・・真夏の日中です!
そう!デパートで、スーパーで、コンビニで、電車の中で、バスの中で、
風邪をひきそうなくらいにキンキンに冷えているあの状態が、
色々な意味で、元凶なんです。
言ってしまうならば、
このピークの電気量さえ減らせれば、原発何基分かの電力は必要なくなります。
真夏の最高に暑い、あの時期すらも「真冬のように寒くする」ことを
変なことだと思っている人は多いことでしょう。
それは感覚として正しく、なおかつ仕組みそのものが奇異なものです。
もっとストレートに言ってしまえば、
生活に足るだけの電気量は、何十年も前から、充分に足りているのです。
これは、大分昔の新聞で、電力会社さんが実際に言っていたことですが、
「省エネをしましょうと懸命にPRしていますが、電力量が減っては困りませんか?」
というような記者の質問に対し、
「省エネをアピールして、実際に電力が減ることはありません」と答えていました。
日本人は、省エネという概念に対し、驚くほど無頓着である一面をあらわしています。
「危険な」原発から電気を作っているという事実を知らされなかったからこその感覚です。
「だから、「省エネしましょう」と存分に宣伝できる」というのです。
これは笑えません。
私達国民がちょっと原発安全神話に麻痺されすぎてしまったのだといわざるを得ません。
電気はどこかに貯蓄することができません。
だから、使って欲しい、
あまっている電気を、使うために、
様々な理由で、電気は使われだしました。
現在、原発は日本だけで、54基あります。
チェルノブイリ爆発後(1980年代)、私がよちよち歩きをしていた頃(77年生まれ)には、
日本には原発は30基以上ありました。
現在に至るまで、20基以上も原発は増設されています!
そんなに電気が必要とされる大事件がおきたかといえば、そんなことはなく、
それどころか、チェルノブイリに続き、スリーマイルがおき、中越沖地震がおき、
ついに福島原発事故がおこってしまいました。
だけど、
電気は充分に足りているのです。
(さらに、原発事故が起こるまで、民主党は今後「11基増設する」と公言していました)
30年以上も前から。
例えば、自動販売機を日本から全部なくしてしまえば原発1基分の電力が必要なくなります。
例えば、オール電化の設備が日本からなくなってしまったら、原発2基分の電力がなくなります。
例えば、日本にある電気炊飯器を全てガスにすると、原発1基分の電力が必要なくなります。
例えば、24時間営業のコンビニが今の半分になれば、何基分の電力が必要なくなるでしょう。
そして、それらの全てがなくなったとしたら、私たちは明日「不便だ」と泣くことになるでしょうか。
現代生活の中では、
炊飯器も電気湯沸かし器も、電気ポットもどれも当たり前すぎるものになってしまいました。
今さら、それをかつてのように「贅沢なもの」と思うことは難しいかもしれません。
でも、と思います。
改めて、それらのものを見直すことは、今どうしても必要なことではないか、と思います。
絵をかいたり、文字かいたり、何度も推敲したり、
多少過激でも今ならきっと許される、と思いつつ、随分時間をかけてしまいました。
・・・しかし東電は、さすが大手というべきなのでしょうか。
やり方ひどすぎて泣けてきます。
そろそろ、海外からの圧力が必要ではないでしょうか。ミャンマーや北朝鮮みたいに。
たくさんの人に読んでもらいたい。
今できることは節電・節電と言われていますが、
スーパーに行くとまだ品物はあふれ、
前よりはいくらか暗くなったけれど、遅くまでお店は開き、
テレビも24時間放映され。
この余剰の品物をすべて被災地に送ることができたらと思います。
(清水国明さんのブログで、
避難所では、全員に行き渡る数になるまで
救援物資をプールしているという事実が書かれていました)
私は幸いめっぽう暑さに強く、
エアコンを所有していないのですが
この夏は、計画停電のため
都内の温度は下がるのでないかという淡い期待を
抱いています。
室外機から出てくる熱風に閉口していたからです。
みんなでエアコンを止めれば、あの熱は発しないわけですから。
でも去年のような殺人的な暑さになったら、
若年者の方たちを中心として
避暑所を設けて過ごすのはどうだろうかと思います。
もちろん新潟でも。
大きな施設を開放して、喫茶店とかマッサージルームとかいっぱい飲み屋とか設けて、避暑かつ楽しみに場ができれば、
暑さに負けず、やり過ごすことができそうな気がします。
「でんきのこと…」のパンフを読み、
選挙に真剣に取り組もうと思いました。
しかし、新聞を取っていないので、立候補者の名前すらわかりません。
区の事務所に問い合わせたところ、
投票所で資料をもらえるとのこと。
しかし、県議会のことを県の選挙管理委員会に
問い合わせたら、条例でそういったものを発行することが定められておりません、とのこと。
開いた口がふさがりませんでした。
今まで、知らずに来てしまった事実。
ここで、引き下がるわけにはいかないので、
ネットで候補者のホームページを探し、
全員の方に、聞きたいことをメールしてみました。
さぁ、返事は返ってくるのか。
それを元に、生涯で一番重い一票を投じてきたいと思います。
えこなさんのおかげで、少しずつ目が開きつつあります。
ありがとうございました。
味噌作りも楽しく読ませていただきました。
息子さん、かわいいですね。
おいしい味噌ができることでしょう。
私の親の時代は、
味噌作りは家でするのが当たり前。
豆腐屋さんには、鍋を持って買いに行き、
洗濯機の脱水は、ハンドルが付いていて
ぐるぐる回すもの
足踏みミシン
学ぶことがたくさんあるような気がします。
長くなりました。すみません。
読んでくださりありがとうございました。
感服します。
何年間もマスメディア断ちしてきましたが、ずーっと前から、なんら事実は変わってない。
そして常に、宇宙の真実は変わらない。
真実を感じる人間の能力が退化して、言葉を読み解く能力も退化して、言葉を持ってること自体、意味があるんだろうか?と、空虚な気持ちになるときもあるけど、こんな風に平野さんのエネルギーを感じると、人間の不屈の精神に感服します。
きっとやり方は違うけど、これからの自分に何が出来るかなって、熱く思う力を頂いてる気がします。
とにかくお体、大事にしてくださいね~~☆ハートもね~!!
(実はこれ↑がいちばん言いたかった!笑)
でも実際には30%節電してるお店に行きましたが、いつもよりちょっと暗いくらいでそんなに問題ないし、工夫とちょっとの手間でずいぶん節電できるものだなぁと思いました。
15年くらい前に自動湯沸しポットが壊れたときに、やかんで沸かして保温ポットにいれるようにしたんですが、それだけで電気代がずいぶん減って、驚いたことがあります。今は炊飯器も時々しか使わずいつもだいたい圧力鍋で玄米。少ない電気で暮らすのって、そんなにみじめで大変なことじゃないってことをもっと世の中の人に知って欲しいですね~。みんなでハンカチを持ってあるけば、トイレの手を乾かすドライヤー?もいらないし、みんなで智恵をだしあってちょっとずつあっちもこっちも節約すればかなりの節約になりそう。
だらだら時間をかけた甲斐がありました。
スーパーなどの照明は少し暗くなったというだけでも、なんというか、私などはホッとしてしまいます。落ち着くといいますか。
このまま、このモードでいってくれないかな~と本気で思っております。
このほうがモノも選びやすいと思ってしまうのは私だけではないと多分思うのですが。
「でんきのこと」も読んでくださり、ありがとうございます。
改めてと思うのですが、りすさんのメアドがこちらにはどうも届いていないようです。
また機会がありましたらお知らせください。
伝える手段としての言葉を持つ者として、少しでも有益に使うことができたら、と思います。
それがにゃんこさんに、わずかでも伝わったならば幸せです。
この体をもう少し長く使いたいと思うので、情報集めつつ、休めつつ、いろいろ頑張りたいと思います。にゃんこさんも体お大事に、お互い頑張りましょう。
わかりやすい、と言ってもらえてとても嬉しいです。
「原発ないと電気が使えない」という考え方が未来の人間にとって笑い話になるような暮らし方を選択することができたらいいですね。
保温ポットや炊飯器って、想像以上に電気を使っているんですよね。このあたりだけでもどうにかなれば、きっとぐっと電気使用量は減るでしょうね。現実的な話、ガスとかと併用して使えたらいいなあ、と思います。