目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

アルノムールマン写真展に行きました

2010年10月02日 | 佐渡だいすきネタ
アッチコッチでやっているアルノさんの写真展を見に行きました。
佐渡の風景の写真展ですが、非常にいい写真でした。

「佐渡の空の色が、ちゃんと佐渡の空なのがいいですね」
そうアルノさんに伝えました。
(展示している写真はカラー写真のものもありました)

佐渡の空ってどんな色?

少し曇りがかった、水色に少しグレーを混ぜたような空。
横に長い雲がかかっていて、太陽がすこし翳っているような...。


それは、私が育った佐渡の空の色です。


この言葉からだけだと、いいイメージが抱きにくいかもしれませんね。

でも私にとっては、それは佐渡の空のイメージとして不変的なものです。
良い、とか悪いとかを超えた、幼い頃からあるイメージです。

そのイメージとぴったり合致した写真でした。


「ありのままの姿(佐渡)を、ありのままに撮る」


写真の技術として一番難しいところであり、
それをアルノさんはとらえているように思いました。

逆にいえば、そういう「ありのままの佐渡」が、アルノさんは好きなんだな、と思えました。


『ありのままの佐渡』ってどんなものだろう


という話題に、
連れ合いとなった時、

(誤解をおそれずにありのままに書いちゃいますが)
「『人間の勢力が、おとろえている姿』ではないかな」
と答え、
その答えに非常に強い魅力を感じました。



アルノさんの写真は、それらをとらえた写真でもあるかもしれません。


「人の力がおとろえている姿」を、

欠点、失望、隠すもの、とするのではなく、
(単純な表現ですが)「魅力」と捉え、昇華させる。



それは、佐渡に残る芸術文化のひとつひとつにも息づいているものかもしれません。
能にも文弥人形にもそれがあります。


「おとろえている姿」を魅せるものとして表現して、人に見せること。

それは、芸術という分野だからこそできることかも、とも思います。



どんなにあがいても、「都会」にはなれない佐渡が目指すものは
「ありのままの佐渡」の魅力を、島外の人にみせること、かもしれません。






もちろん佐渡の空の色が、グアムのように真っ青だったり、
突き抜けた青空だったりすることもありますけどね。

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