日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

人として

2007-01-14 | 経営改善
今年の我が社の基本方針です。
決して今まで人間味が無かった訳ではありません。
しかし、人間味を失いかけてしまう職業である事は間違いありません。
何せ扱っているのが数字であり、黒字化という成果重視なのですから・・・。

私が一番恐れるのは、
我々会計事務所やコンサルティング会社の人間は、頭でっかちだという事です。

その道のプロである社長に対し
その道には素人の、
人間として駆け出しの人間が
したり顔で意見を言うのですから・・・。

「売上げが低調ですよ」
「原価が掛かりすぎです」
「人の適正配置をしていないんじゃないですか?」
「新商品が必要ですね。」
「資金繰りを良くしましょう。」

恐らく経営者からすれば
「うるさい!」と言いたい筈なのです。
言われなくても分かっているのですから・・・。
尻の青い若造や小娘に、自分の何十年の経験を否定されたくないはずです。

そこで必要なのが「人として」
謙虚な心
人を思いやる心
先輩に敬意を払う心
手本となる心が欲しいのです。

そう簡単には人として成長する事は出来るものではありません。
しかし、常に持ち続けたい心です。
その心を持ち続ける人には周りが理解を示してくれます。
頼りにもしてくれます。

「人として」成長を続けたいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

浮かび上がれぬ者たち(報道の癒着)

2007-01-14 | つれづれ
ちょっと複雑なニュースが飛び込んできました。
ここ数日私が喜んで(?)食している納豆を食べ始めるきっかけとなった
「あるある大辞典」とテレビ局のスポンサーである上場企業のの癒着です。

以下にライブドアニュースを引用します。
- 年明け早々に、「納豆狂想曲」とでもいうほど、スーパーマーケットでは納豆が品切れ状態だと聞いた。東京都内の板橋区、練馬区の10店舗ほどのぞいてみた。中小スーパーや零細の食品店は見事に品切れだった。店長のお詫びのPOPだけが目立つ。ところが超大手スーパーマーケットの納豆売り場となると、品揃えが良かった。

 埼玉県内の、ある物流センターに勤務するパート従業員から話が聞けた。「3日前に、トラック3台が納豆を満載してきました。センターはいま納豆だらけです」と話す。あらためて都内の上場企業の上位スーパーをのぞいてみた。トップ銘柄の『おかめ納豆』『金の粒』などが潤沢に並んでいる。店長の『納豆の品切れ』お詫びPOPすらない。

 フジテレビ系列の『発掘!あるある大辞典II』は前まえから「放送内容が事前に流通サイドに流れている」という噂があった。大手スーパーがそれらTVの放映情報を元に、該当商品を大量に買い占めている、という内容だ。このため、零細商店は影響をこうむり数日間、ときには数カ月に渡って欠品状態が発生しているのだ。

 このたび、納豆製造元のある食品メーカー(長野県・飯田市)が流通側に出した文書を入手した。『「あるある大辞典II」納豆特集の放映の案内のご案内』という表題で、平成18年12月21日付だ。つまり、同番組の放映の二週間以上も前に、納豆メーカーから大手流通関係者に流れた情報提供の案内文だった。

 同文書の前置きでは、1月7日の同番組において40分間の納豆特集がある、と明記している。本文に当たる〈記〉からの全文を検証してみたい。同番組の倫理観を欠いた、放映内容の流失の一端が浮かび上がってくる。

■番組名      『発掘!あるある大辞典II』
■放送局/ネット  全国27局ネット
■平均視聴率    14.6%
■放送予定日    平成19年1月7日(日)  PM9:00~PM9:55
■放映時間     番組全体が納豆特集となります。

 上記は本文のリード文である。納豆業者が想像で書いたとは思えない。放送関係者からのリークがあったから、『番組全体が納豆特集』と、業者に番組作りの全容がわかったはずだ。それは次の文面からも裏付けられる。

■放映内容
・若返りホルモンとして認知の高いDHEAを増やす最適な食材として「納豆」が取り上げられます。
・全体のテーマとして、納豆がダイエットに効果的である、という内容で番組は進行します。
・DHEAを増やすためにはイソフラボンを含む大豆加工食品を毎日食べることが望ましいと紹介されます。また、納豆のイソフラボンは発酵により、吸収率が高まることがメカニズムとして紹介。

 3項目は台本を要約したような内容で、放送の進行状況がくわしく述べられている。同文書の本文はさらに続いている。

・1日2パック食べる、朝・晩食べる、よくかき混ぜ少々の時間放置する、ということがダイエットには適切ということが実験やメカニズムを通して伝えられます。
・納豆ガーリックトースト、納豆包み揚げ、納豆カナッペ、納豆豆腐ステーキのレシピが紹介され、被験者たちが実際にその料理で体重が減少したということが紹介されます。

 ダイエットのためには『1日2パック食べる、朝・晩食べる』。これが女性心理をつよく刺激し、急激な消費量の拡大になったのだ。大手スーパーのバイヤーには、放送前の事前文書により放送内容がわかり、『これまで以上に、納豆の買いだ』と判断できたから、契約量を大幅に増したのだろう。
 
 他方では、中小スーパーや商店、さらには地方都市では納豆が買えない状態に陥ってしまったのだ。【つづく】
以上、ライブドアニュースより


お分かりでしょうか?
テレビ局に年間数億円も広告費を使う上場企業には
事前に放送内容が知らされ、商品の販売機会や独占契約の機会を与えられ
そのような内容など露ほども知らされない一般企業は
販売チャンスや仕入れのチャンスすら与えられなくなってしまうのです。
勝ち組は更に勝ち組に
負け組は更に負け組に
この構図が明確になっているのです。

テレビ番組や報道に中立性や公平性を求める方が難しいのかもしれません。
しかし、強い者の味方しかしない番組制作や報道のあり方には問題があります。

この所、報道不信になるような話が多すぎます。
報道機関にとっての最大のパトロン、トヨタへのバッシングも見られ無いですよね。
報道機関には「長い物には巻かれろ」的発想はして欲しくないものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする