日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

食品衛生に関する管理の甘さ

2007-01-11 | 危機管理
不二家、全店で洋菓子販売休止 期限切れ牛乳使用が判明(朝日新聞) - goo ニュース

またまた、不祥事の発覚です。
食中毒などを伴わない、この手の不祥事のほとんどは
内部告発によると思われます。
不二家にとって800店舗の洋菓子販売休止以上に信用の失墜は大きいものと言えます。
この辺りで、管理者、経営者とも意識を変えないといけないのではないでしょうか?

確かに牛乳などは消費期限後も冷蔵庫内に置いておけば
数日間は変質しないものです。(決して、お奨めはできませんが)
かと言って、不特定多数の消費者の口の中に入る商品や製品は
絶対に法令で定められた期限や製造方法を守らなければなりません。
結果オーライは許されないのです。

今回のような不祥事は、数年前なら表には出てきませんでした。
なぜなら、会社に勤める者は皆企業人であり大人だった(かばい合った)からです。
しかし、インターネットの匿名性や報道の自由が叫ばれる今日、
また、情報がお金になる今日、
世の為、人の為という大義名分の下、悪を暴くのが当たり前になった今日、
自分に甘いというのは経営をする者にとって、論外の行動なのです。

経営者も管理者も自分たちが法令の下で
会社経営に携わっている事を痛感しなければなりません。
法令違反は、厳しく糾弾される時代になったのです。

恐らく、勿体無いという気持ちが働いたのでしょう。
気持ちは分かります。(私も小さな頃は食糧難でしたから…)
しかし、法令違反はやっちゃいけないのです。

企業経営とコンプライアンス遵守
この問題はまだまだ続くのでしょうね。
先ずは、襟を正したいですね。
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書き換えられた受注伝票

2007-01-11 | 危機管理
部下からの報告です。
地元の大型のクリーニング店での出来事です。

昨年末、某クリーニング店に洋服のサイズ直しに店頭に持って行った所
「2100円です。料金は出来たときで結構です。」との事だったそうです。

そこで、年も明け他のクリーニングした物と一緒に持ち帰ろうと
直した洋服のお金も一緒に払おうと金額を確認したところ
「2620円です。」と店員さんに言われたそうです。

「あれ?2100円だったはずです。」と、申し出たところ
「そう言われてもこのように伝票は2620円になっています。」
そう言って、受注伝票を見せてくれたそうです。

「ねぇ、なんで修正液で金額が直してあるの?」
なんと、2100円だった受注伝票の金額を2620円に直してあるのです。
「さあ、なぜ直してあるかは分かりません。
でも、伝票が2620円になっているのでお支払いお願いします。」

さすがに普段は大人しい弊社スタッフもお詫びの言葉もない店員に
「料金を変えるなら事前に電話一本してくるのが筋じゃないか?
出来上がってから料金が変わりましたなんていうのは
商売としておかしいのではないか?」と苦言を呈したところ初めて
「すみませんでした。」との謝罪があったそうです。

もう二度と使うことはないクリーニング店なので
2620円払って、帰って来たという事でした。

この話には、帰宅後の話もあって
帰宅後クリーニングしてきたものを片付けていると
直しに出した洋服が無かったというのです。
無かった旨を連絡しようと会員カードや受注伝票、
その他何を見ても電話番号が無かったのです。
料金が違うわ、商品は渡さないわ、連絡すら出来ない
お店の姿勢が疑われます。

このような極端なことは滅多に無いにしろ、このお店は
この一連の流れで少なくとも年間何万円かの売上を失ったことになります。
人の振り見て我が振り直せですね。
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