日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

社内不正はこうして防げ(預金編)

2007-01-21 | 危機管理
従業員が預金なんて搾取できるの?
そんな声が聞こえてきそうですが
答えは「できます」しかも、相当簡単に。

さて問題です。
あなたの会社は
①預金通帳と銀行印は別人が管理していますか?
②小切手や手形の担当と預金の担当は別ですか?
③預金・小切手・受取手形の現物(通帳など)と受払簿は突合していますか?
④事前に振込先などのチェックをしていますか?
⑤インターネットバンキングは入力と決済を別人がしていますか?
この中のひとつでも「いいえ」があれば、簡単にお金を引き出されてしまいます。
私が経験した一番多額の不正は億単位です。
もちろん、当社の関与ではなく後日相談を受けたケースです。

毎回のように記述する部分ですが
「ウチはそんなこと有り得ないよ。」という過信が
不正という犯罪を引き起こします。

社内不正でボロボロになった企業をたくさん見てきています。
困るのは社長であり残された従業員さん達です。
面倒くさがらず防止策をとりたいものです。
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企業在人成業在天

2007-01-21 | 経営改善
経営に理念は必要です。
過去に何度も言ってきました。

しかし、経営音痴の経営者ほど
「それよりも頑張りが大切、理念で飯は食えない!」と言います。

タイトルの言葉を今年の念頭の言葉として紹介したのは
この5日亡くなった日清食品の創業者安藤百福さんです。

日本人なら一度や二度はインスタントラーメンや
カップ麺にお世話になっていると思いますが
全世界で年間800億食を超える(諸説あり)消費量の
インスタントラーメンを発明し、世に浸透させたこの経営者は
亡くなる数日前までゴルフコースを回り
インスタントラーメンは健康の元として毎日食していたそうです。

たった一人の信念が経営理念を作り
その経営理念に基づいて企業が世の中に物の供給をし
結果として、世の中に無くてはならないものになっていく。

すばらしい、経営姿勢だと思います。
是非とも安藤百福さんのこの言葉を大切にしたいものです。

ちなみにこの「企業在人成業在天」は
「企業は人にあり成業は天にある」と読みます。
内容は「企業は人で成り立っている。その人というのは上を見ている人である。
また、成業は人ではなく天即ち神がその成否を握っている。従って、精進には精進を重ねないといけない。」といった趣旨だと思います。

我々経営に携わる者は、常に謙虚な心、
諦めない心を持たなければならないようですね。
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借金地獄からの脱出法

2007-01-21 | 税金・節税・資金繰り
全国ヤミ金融対策会議というヤミ金融の被害者の駆け込み寺があります。
自分の身の回りには弁護士さんがいます。
もっと近くには我々税理士もいます。

一般的に、借金まみれ、借金地獄に陥っている人ほど
他人に相談をしないようです。
相談しないが故に更に借金を増やしたり
中途半端なアドバイスを信じ酷い目にあったり
最後には世捨て人(夜逃げ、ホームレス)になったり
そこまでしなくても助かるのに、対策を施さず
ただひたすら返済の督促電話から逃れようとしていたりします。

私の経験からすると借金が多い人ほど
借金の合計金額を言いたがらない傾向があります。
一番多いのは、実際の借入れの半分位を言うパターンです。
相当以前のブログにも書いた記憶があります。

実際、昨年は経営者の自殺に直面しました。
債務は銀行借入、取引先への未払い、そして消費者金融でした。
我々が従来聞いていた借金の額と亡くなった後では
キャッシングなどにより数百万円借入れがあったことが判明しました。

他にも、何人か自己破産をお勧めしたりもしました。

相談に乗り、その対処法をお教えし、最後に言われるのは
もっと早くに相談すればよかったという言葉です。

そういえば、ヤミ金ではありませんが
アイフルがクーちゃんのCMは取りやめ
借り過ぎ注意を前面に出した内容のCMに切り替え、
CMを再開するそうです。

ついつい借金をしてしまいがちな世の中ですが
先ずは生活を改めないと
いつまでたっても借金地獄から脱出できませんよね。
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