日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

めがね屋さんの開店

2008-06-01 | 他人のフリ見て我が身を正す
金沢市内にめがね屋さんがオープンしました。
ここのところ眼鏡○場や○萬円堂といった
全国チェーンが幅をきかせている中での新規開店。
その勇気とやる気に感服いたします。

弊社のお客様にもめがね屋さんがいらっしゃるため
その開店したてのめがね屋さんを偵察に行ってきました。

駐車場に車を止める際、警備員さんが大きな声で「いらっしゃいませ」の一言と
全身で私が歩く方向への誘導をしてくれました。
さすがに最近の警備員さんは訓練されています。
ある意味、お店に入る前から期待感が溢れ出てきました。

そして、店内へ
さすがにオープニングセールだけあってたくさんのお客さんと
たくさんの店員さんがいました。店員さんだけでもその数20名以上かと思います。
店内は10,000円からの品揃え
18,900円や20,000円の値札を見ると
ライバル(?)の眼鏡○場や○萬円堂を意識している事は明らかでした。
勿論、それ以外の本当に売りたいフレームだけで3万円台の眼鏡は
他に類を見ないほどの品揃えです。

一通り店内を回った頃に一人の店員さんが声をかけてきてくれました。
少し遅い目の声掛けを気にしながらも色々と話をして見ました。
「沢山ありますね。」
「品揃えはナンバーワンです。」
「本当にそんな感じだね。私が掛ければ良い眼鏡はどのあたり?」
「この一角とあちらの一角が男性用になっています。」
「どんなのが良いかな?」
「縁のあるものや無いもの、色々有ります。」
「いっぱいありすぎて目移りするね。」
「そうですね。どんなのがお好みですか?」
「う~ん。。。わかんないんだよ・・・。」
「軽いのが良いですか?重めのものが良いですか?」
「軽い方が良いかな・・・。」
「なら、チタンなんか良いかもしれませんね。この辺りがその商品です。」
「・・・」

あれこれ話をするのですが、私の思いを中々聞いてくれず、
聞いたものにだけ返事をする始末。
店内は商品は多いものの眼鏡を掛けたらどうなるだろうという
ワクワク感はありませんでした。
わざわざ汚れた眼鏡を掛けて行っているのに眼鏡洗いのお勧めもありませんでした。

興味を魅かれるような顔ではないせいもありますが
私の顔の形や肌の色
今掛けている眼鏡がどのようなものであるかの確認もせずに
留めの一言を言われました。

「視力がわからなかったらどんなものが良いかわかりませんので検眼されませんか?」
「あっ、いや結構です。開店セールだというので
どんな眼鏡があるか見に来ただけですから・・・。」
この会話を最後に私に声がかかる事はありませんでした。

帰り際、お店から帰るお客様をお見送りするために
5~6人ものお店の人が外に出てお辞儀をされていましたが、
なんだかマニュアル通りの接客に寂しいものすら感じてしまいました。

眼鏡(商品)ばかり見ずに人(お客さま)を見ることの重要性。
お客様に一番似合うものを自信を持ってお薦めするという基本。
そんな当たり前なことが出来るお店がワクワク出来るお店なのかもしれませんね。
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手が回らない?

2008-06-01 | 他人のフリ見て我が身を正す
金沢市内でも有名なレストランの事について気づいた事を書きたいと思います。
感心させられる点、ここのお店もやはり…と思わせる点
一回の訪問の中で幾つも散見させられました。

このお店は過去にも記事に書いたことのあるお店で
最初は土日でもランチ料金が変わらないという点
私の大好きな新鮮野菜のブッフェ
落ち着いた雰囲気
人の問題を除けば、まずまずの高得点(?)のお店です。

そのお店が、原価対策で行なったのが新鮮野菜のブッフェの廃止
そして、その代わりに何種類かのオードブルをランチに付け加えてくれました。
値段も従来のままで、まずまずこの形態も気に入っていました。

そして久しぶりに訪問したとき
今度はランチの値段が上がっていました。約20%です。
それでも、ランチ珈琲をお変わり自由にするなど
20%アップをあまり気にさせない内容です。
ここまでは良かったのですが・・・。

システムを変えた直後という事もあり
とにかく品出しが遅い!
私が滞在していた約80分間で計算書を持たずにレジへ行った人が4組もいました。
その全員が、遅いデザートに待ちきれずに席を立ったというものでした。
中にはカンカンになって帰った人もいます。

明らかにお店の席数と品出しの速度が釣り合っていません。
カンカンになって帰った後の席にまた直ぐに次のお客様を誘導し
そのお客さんが注文を取りに来ない事に苛立っています。
お店のホール係はクレーム対応とレジの打ち直しに躍起になっています。

コントロールと訓練の大切さが際立っていました。
私の隣の席の男性が「明らかにマネジメントの問題だよねぇ」なんて言っています。
確かにお隣のお客さんへの注文、品出しのタイミングは酷いものでした。

どんなに美味しい料理を提供しようと
どんなに美味しいデザートを提供しようと
どんなに美味しいコーヒーを提供しようと
どんなに雰囲気の良いお店作りをしていたとしても
お客様不在の接客ではリピーターは減っていってしまいます。

せっかく来ていただいたお客様です。
笑顔で「美味しかった!また来るね!」そんな事を
言って貰える接客をしていきたいものです。

因みに、オーナーさんが店内にいたように思いますが
外ばかり気にしてお店の中には目をやっていなかった事が気になってしまいました。

その姿を見て、ついつい自分の胸に手を当てる自分がそこには居ました。
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