日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

経営者の執念

2007-05-17 | つれづれ
経営者にとって必要な資質にしつこさがあります。
人によってその表現の仕方は様々ですが
周囲から「あいつはしつこい」とレッテルを貼られる位が丁度良いようです。

あっさりしている経営者は案外会社を倒産させたりするものです。
それは、従業員に対して
取引先に対して
家族に対して
そして自分自身にも執着心を持たないからです。
周りがどうなっても良いと思っていると
どうしても良い結果は出ないものです。

経営者のしつこさ、執着心は必須アイテム(?)ですね。
従業員さんは、嫌かもしれませんが・・・・。
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多勢に無勢

2007-05-16 | つれづれ
交渉術の中に多勢に無勢というのがあります。
もともとは戦いにおいて
沢山の兵士には少数の兵士は敵わないというというものです。

銀行との交渉でこの形態をよくかけます。
こちらが1名の場合は銀行は2名
こちらが2名の場合は銀行は3名
こちらが3名の場合は銀行は4名といった具合です。
一名多いことによって自分に有利な交渉に持ち込もうとするものです。

特に問題が難しければ難しいほどこの手法はとられます。

また、銀行だけではなく会社間の交渉でも
この交渉術は使われています。

先日も某企業様でこの手法がとられてしまいました。
M&Aの交渉においてです。
こちらの経営者が1名に対して先方の経営陣が4名
これでは自分の意見が言える状況にはありません。
しかし、話を進めてしまった・・・・。

結果は自身に不利な交渉をしてしまっているのに
その呪縛から逃れられなくなってしまう・・・。

交渉内容が厳しければ厳しいほど
その事前準備はしっかりしなければなりません。
準備不足のまま交渉に入ると
主導権は相手に取られてしまいます。

多勢に無勢
こんなことにならないようにしたいですね。
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社長の目配り・気配り

2007-05-15 | 経営改善
活力ある企業の特徴に
社長の目配り・気配りというものがあります。

社長が社内の細部に渡り注意を払っているか否かです。
元気で活力ある企業の社長は
社内巡回を欠かしません。
そして、従業員一人ひとりに声をかけ
現場の声を吸い上げる。
何気ない行動ですが
このような目配り・気配りが出来る社長は
100人の社長のうち10人も居ないのが現状です。

企業経営には「当たり前のことを当たり前にする」ことが重要といわれます。
その当たり前のこととは
あまりにも当たり前すぎて
誰も口に出さな(気付かない?)かったりします。

現場主義に徹したいものです。
現場は宝の山です。
社長の目でその宝の山を発掘して欲しいものです。
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事業承継のタイミング

2007-05-14 | 経営改善
奇しくも複数の企業から事業承継の相談がありました。
一旦引き渡した社長の座に戻りたいという相談と
親父から息子への事業承継です。

前者は、企業の内紛劇として受け取られやすく
後者は、歓迎されるべき事業承継です。

事業承継時の心構えは次の通りです。
①古くからの従業員を辞めさせない
②古くからの取引先を大切にする
③前社長の悪口は絶対に言わない。
④社内外への事業承継宣言を明確に行なう
などが上げられます。

いずれにしても、事業承継のタイミングは
前社長の力が衰える前に実施するのが
信頼を維持するためのポイントになりそうです。



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お母さん ありがとう

2007-05-13 | つれづれ
気付いてみたら今日が終わる。

今日は朝からずっと決算の打ち合わせに奔走していた。
仕事柄、毎年5月は息をつく暇も無い
しかし、今年は例年以上に暇が無い

色々な役職を引き受けているせいもある。
新たな仕事が増えたせいもある。
危急の仕事が入ったせいもある。
4月の積み残しの仕事のせいもある。

忙しさに感けて
3月の能登半島地震のお見舞いにも行っていない
子供の進学祝を貰ったのに子どもを見せにも行っていない
便りの無いのは元気な証拠というが、それにしても便りをしなさすぎだ

今日は母の日でした。
母は、もう眠っている時間です。

声に出来なかった分
この記事上で有難うを言いたいと思います。

おかあさん
いつもありがとう

なんかちょっぴり照れくさいですね。
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粉飾決算の成れの果て・・・

2007-05-12 | 税金・節税・資金繰り
銀行の不良債権処理の最終年度が進行しています。
新聞紙上では、なぜそうなるかが分からない記者による
「企業倒産の増加の怪」的記事が散見されます。

金融機関は、不良債権を持ってはいけないのです。
即ち、倒産させて構わないから不良債権として
貸出金を持っていてはいけないのです。
倒産させてしまえば従来からの貸付金は
不良債権ではなく貸倒れという損失になり
不良債権比率の対象からは外れます。

折りしも金融機関は過去最高益更新中です。
多少の不良債権処理による損失は
この利益によって相殺されるのです。
結果、置いて行かれるのは、
資金繰りを金融機関に頼り切っていた企業だけと言うことになります。

不良債権処理の対象になる貸出先は以下の通りです。
①貸付金の担保を十分に取られている企業
②メガバンク、地方銀行がメインの企業
③プロパーの貸出しが少なくなってきた企業
④粉飾決算をしている企業
⑤経営改善の見込みのない企業
などです。

中小零細企業の経営者は
粉飾決算による資金繰りに慣れすぎています。
粉飾決算は許されるものではありません。
気付いてみたときには多少の改善では追い着かない状態になっています。

粉飾決算の成れの果て・・・
倒産以外の選択がなくなってしまうなんて事になりかねません。
脱粉飾決算を宣言したいものです。
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お客様の気持ちを踏みにじるな

2007-05-11 | 他人のフリ見て我が身を正す
久しぶりに「酸っぱいビール」を飲みました。
明らかに銘柄の味ではない生ビールです。
この味の変質は
生ビールがあまり出ないことによる
ビールサーバー内の細菌発生によるものです。
その細菌によってビール酵母が変化をしてしまい
結果、味まで変わってしまうと言うものです。
正直、この生ビールを出された店は
一生足を運ぶことのないお店のリストに上げられてしまいます。

ただ、お店側は自分の店の新規客が一人増えないだけなのですが
これを、接待で使ったいる場合はどうなるでしょうか?
接待する側は生ビールを飲まず
接待される側は生ビールを飲む・・・。
結果、招待する側は「酸っぱいビール」の存在が分からず
せっかくの接待を棒に振ることさえ考えられます。
もしも、大事な商談などの場合には
商談がそれによってフイにされるかもしれません。

恐い話です。
お店は、お客様がどのようなシーンで利用しているのか
理解しなければいけません。
出せば良い的な考え方で商売をしていると
新規客は増えず、固定客すらなくしていきます。

ビールサーバの点検清掃は必ずして欲しいものです。
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企業意思の統一法

2007-05-10 | 経営改善
会社の中の構成員の意思統一ができない企業があります。
その多くが服装に乱れがあります。
また、周囲の人に無頓着でもあります。
さらに、声が出ない、笑顔が無いなどもその特徴です。
これだけ共通項がある訳ですから
当然その対処法もあります。

一番簡単な企業内の意思統一方法は
全員参加の朝礼とその朝礼の仕方にあります。
自由参加は認めてはいけません。
強制的に全員参加です。
全員参加で無いと意味を成しません。

次に朝礼の仕方ですが
その仕方とは進行係を中心とした
大きな声できびきびとした
短時間の朝礼を心がけることです。
その際、参加者は等間隔で並ぶということ
そして、気をつけの姿勢を保つことです。
ほんの少しの間隔のずれも認めてはいけません。

たったこれだけです。
これだけのことをきっちりやれるだけで
企業内の意思統一は図られるようになります。

一度試してみてはいかがでしょうか?
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相互依存

2007-05-09 | 他人のフリ見て我が身を正す
一般的に通用するか否かということもあるのですが
私がいつも使う言葉に「綱引きの理論」というのものがあります。

綱引きは1対1で行なうときは、
左右の対戦者とも100の力を出し切ります。
しかし、2対2のときは
200対200にならず、180(一人当たり90)の力になってしまう
では、3対3のときは
300対300にならず240の力(一人当たり80)になってしまう

このように人は無意識のうちに
味方がたくさんになればなるほど
一人当たりの力は出さなくなってしまいます。

これがいわゆる相互依存という現象です。
生産性が上がらないからといって、従業員を入れれば入れるほど
相互依存度が上がってしまい
一人当たりの効率はどんどん下がってしまいます。

それどころか管理者が必要になり
更に効率は悪くなってしまう・・・。

相互依存させないためには
目標設定と徹底した話し合い、ルール化が必要です。

相互依存をさせないための工夫が必要ですね。

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二文字で出来る企業風土改革

2007-05-08 | 経営改善
企業風土改革が叫ばれています。
企業風土とは
その会社が持つ「空気・雰囲気」をいいます。
この企業風土は創業以来、
その企業が積み重ねてきた結果できあがっているものです。
従って、直そうと思ってもなかなか直せないものです。
「分かっちゃいるけど・・・」というヤツです。

この企業風土を直す方法を考え付きました。
しかも非常に簡単にできるものです。
その方法はたった二文字「はい」の徹底です。
文字で見ると「はい」ですが
ここで言う「はい」は
「ハイッ!!」と言う感じです。
すなわち
①歯切れが良く
②声が大きく
③間髪入れずに
④笑顔で  です。

なんだそんなことか・・・
そう思われるかもしれませんが
会社の一人残らず全員が「ハイッ!」を徹底できると
間違いなく企業風土は改革できます。

「はい」たった一言で
①企業内が元気になります。
②陰口がなくなります。
③意志統一が出来るようになります。
④行動がきびきびしてきます。
結果、企業風土が変わります。

ぜひお試しあれ!
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タイミングを逃さない

2007-05-07 | 経営改善
仕事をする留意点に「タイミングを逃さない」ことがあります。

電話が掛かってきたのに掛け直さない。
報連相のタイミングがずれる事により意味を成さない。
クレーム対応が遅れお客を逆上させる。
一本遅い電車に乗ったがために、事故に遭う。

色々な仕事のシーンで
タイミングの遅れにより結果が思い通りにならないことは多々あります。

タイミングは、計るから上手く乗れないのです。
心構えとして
早すぎるタイミングは無いと思っていた方が良さそうです。
一見、早とちり人間に見えそうですが
スピードの速い昨今
多少早いぐらいでも早すぎることは無いようです。

先ずは動いてみることからやってみたいですね。
そうするとタイミングを逃さないコツが身に付きますよ。
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消費者不在の街づくり

2007-05-06 | つれづれ
最近、近所の本屋さんが倒産しました。
近かったこともあり、年に数回は利用していたのですが
郊外に大型の本屋さんが多数進出し
資本力の無い近所の本屋さんはその憂き目にあったようです。

昨夜、郊外の大型書店に行ってきました。
駐車場は車でいっぱいです。
さぞや書店内は便利になっているのだろうと期待して入ったのですが
本を探せどどこにあるか分からないのです。
そうです。大きすぎるのです。
大きすぎて、何がどこにあるのか分からない。
店員の数が少なくて、店員探しにも時間がかかる。
書籍検索システムの台数が少なくそれを探すにも時間がかかる。
レジはたくさん有るのに店員はいない。

何も良い所がありません。
各企業は効率化を求め郊外に大型店を出店して行きます。
近所の小売店はどんどんなくなります。
老いた者には住み難い時代になったのかもしれません。

人に優しい街づくりを考えないと
これから老人だらけになるこの世の中で
みんなが幸福に暮らしていける場所はなくなるのかもしれません。

街づくり
考えてみたい問題ですね。
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すみませんの対象は?

2007-05-05 | 自己啓発
私たちは普段何気無く「すみません」と言っています。
しかし、何を指してすみませんと言っているのでしょうか?
意外に口から出ているだけで
感情も入っていなければ
何に対して言っているのかも考えずに口先から出しているのかもしれません。

これはクレームの際に多く見られるのですが
クレームの電話が掛かって来た時
平身低頭ただひたすら「すみません」「スミマセン」を
言っている風景を目にします。

確かにマニュアルには「すみません」を言いなさいと書いてあるのでしょう
しかし、この一言に感情が入っていないと
クレームをいってきた人は更に怒りを増幅させます
「すみません」の言葉が空虚なものに聞こえるからです。

「すみません」は、怒らせたことに対してお詫びするのです。
腹を立てさせたということを詫びるのです。
その後で、何に腹を立てているかを親身になって聞き出し
事実を確認後対処策を申し出るのです。

言葉だけの「すみません」は、使いたくないものですね。
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人を殺すやさしさ

2007-05-04 | 自己啓発
お客様からのお問い合わせがありました。
担当者不在です。
お客様は、相当お急ぎです。

このような場合の対処方法にはいつも悩まされます。

先日もこのようなことがありました。
お客様が自社の経理内容について分からないと言って
お問い合わせがありました。
通常であれば担当者が直ぐに内容を確認して
回答をさせていただくのですが
当日は、担当者が不在です。

結果、お急ぎだからと言う理由で
担当者の上司が電話を取りそして
回答をしていました。

ここで問題が発生しました。
例え上司とは言え、担当者不在の際に
答えをそのままお教えしてしまったのです。

困った時ほど絶好の指導のチャンスはありません。
そのチャンスに、担当者が普段どのような指導を
しているかも把握しないまま答えだけ教えてしまったのです。

困った=会計事務所に連絡
これでは、会計事務所がいないと何もできない企業になってしまいます。
必要なのは、企業が自分で処理、解決できる能力を持つことです。
にもかかわらず、簡単に答えだけを教えてしまう。

やさしさを履き違えると動けない人を作ってしまいます。
介護保険が以上に高額になったのも
動ける(筈の)人に対して、動く必要がないといって
介護業者が身の回りのことをしすぎた結果です。
人間は寝たきりが本来の姿ではなかったはずです。
生活指導することは教える側にとっても大変な作業です。
食べられないと言われれば
食べさせてあげるのが手っ取り早いことは言うまでもありません。
しかし、それをすればするほど
生活できない人を作ってしまいます。

やさしさの中には
人を殺すやさしさがあることも認識しておかないと
気付かないうちに周囲の人の公害を撒き散らしている
自分になってしまいます。
気をつけたいものです。
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掃除というサービス

2007-05-03 | 経営改善
サービスには色々な種類があります。
一般的にはモノやカネを以ってサービスと受け取られることが多いようです。
しかしながら、モノやカネのサービスは
お客様に悪い癖付けをしてしまうことと
費用が掛かってしまうという難点があります。

そこで、昨今言われるのが「心のサービス」です。
心遣いにはお金が掛かりません。
そしてまた遣えば遣うほど個人や企業にとっての
ノウハウと成り蓄積されていくのです。

では、心遣いはどこから始めればよいでしょうか?
①大きな声、笑顔での挨拶
②何気ない介添え
③掃除
この辺りが意外に簡単に出来
そして、お客様をハッとさせるものではないでしょうか?

挨拶は身体を使う必要はありません。
介添えは多くの人の目に留まることはありません。
では、掃除は?
多くの人の目に留まり
かつ、やっていないところとやってあるところの差は歴然です。

どうでしょうか?
掃除というサービスを徹底してみませんか?
きっとお客様からの支持が増えますよ。
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