伝統ある英国のTANNOY IIILZで聴く、音楽の父J.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

比較的に録音の新しい、同世代の中で最も才能に恵まれ、聴衆を熱くする指揮者フィリップ・ジョルダン指揮のワグナーを聴く。

2020年05月15日 | クラシック音楽・オーディオ

連休明けからの連続した仕事も終わり今日はノンビリしてます、未だ「武漢風邪」の影響で緊急事態宣言が39県で解除されました。残る8つの都道府県について政府は1週間後の21日をめどに解除が可能かどうか改めて判断する方針である。
「武漢風邪」も愈収まる様相の時期に、あの「アベのマスク」が届く、封も開けないが、少し小さめで見れば判るが使えない模様、税金の無駄遣いも甚だしい。この辺りは流石日本政府らしいというより安倍(アホ)政治か?

「武漢風邪」も意外と長引きそうである、2次感染に十分注意が必要であるが日本政府は口先ばかりで、コメントを解析すると、本気には取り組んでいる事も無い事が伺える。確かに何も対策しない割に被害は少ないとの解析結果であろう。
政治世界は悪巧みの巣窟で、まさかこの時期にこのような法案を通過させようとする政府与党は躍起だ、これで益々赤字国債が増え懸念される、益々日本の沈没は早まるであろう。



庭には蔓バラが元気よく育ち、今やバラの花を楽しむ時期である。
この時期はなるべく普段は余り聴けない長い時間のかかる曲を聴くことも良い方法である。特にオペラ、宗教曲等を聴くにはチャンスかも知れない。

筆者は決してワグネリアンではないがワーグナーの4部作「ニーベルングの指環」のバイロイトでの初演をした伝説的指揮者、ハンス・リヒターHans Richter(1843年-1916年)により、ウィーン・フィルは、世界的名声と無比の伝統を有する、オーケストラとして決定的な存在となりました。それには、ワーグナー、ヴェルディ、ブルックナー、ブラームス、リストなどが、ウィーン・フィルの指揮者としてまたソリストとしてコンサートをしたことも貢献しています。


又ハンス・リヒターの「黄金期」といわれた就任期間中に、ブラームスの交響曲第2番および第3番、ブルックナーの交響曲第8番が初演されました。グスタフ・マーラー(1860年-1911年)とは、初めての外国演奏旅行(1900年のパリの万国博覧会)をしました。

ウィーン・フィルは、1908年に官庁の許可を得た協会組織となり、外国演奏旅行も拡大され、ヴァインガルトナーの指揮下では1922年夏に南アメリカにまで行きました。音楽史上重要な意義のあるリヒャルト・シュトラウスとの密接な関係は、ウィーン・フィルの豊かな歴史のハイライトの一つです。

ヒットラー総統も相当ワーグナーには熱狂的なファンと聞くが。無論、他の人物にもそうしたことはあるわけだが、彼らのワーグナーへの傾倒ぶりは、信仰に近いものがあるという。ワーグナーを聴くためにバイロイト祝祭劇場に行くことを、しばしば「バイロイト詣で」と呼ぶのがひとつの証左である。もっとも、『パルジファル』は初演後長らく、ここ以外での演奏を禁止されていたため、多くの者がバイロイトへの旅を余儀なくされた)。ワグネリアンという言葉がネガティブな意味合いを持つに至った理由のひとつに、ワーグナーの反ユダヤ主義がある。


筆者はハンス・クナッパーツブッシュHans Knappertsbusch指揮のバイロイト音楽祭のものが好きで良く聴くが今回は、最近の指揮者のフィリップ・ジョルダン を聴いてみる。
ジョルダンは、昨今では数少ない劇場でのたたき上げの指揮者といえる。指揮者アルミン・ジョルダンの息子としてチューリヒに生まれた。早くも19歳の時にウルム市立歌劇場のコレペティトゥアとして最初のキャリアを積み始め、後にカペルマイスターになる。大きな転機になったのは、1998年から4年間、ベルリン国立歌劇場でダニエル・バレンボイムのアシスタントを務めたことだろう。

『ニュルンベルクのマイスタージンガー』は、初期の習作的な作品を除いて、ワーグナーのオペラの中で唯一の喜劇的なオペラとなっています。また、神話や伝説の話を題材にしているワーグナーの作品あって、歴史的時代の特定できる実話を題材とした作品で、前作の『トリスタンとイゾルデ』が半音階的な手法の滑らかな流れの中で淡い感じの音楽になっているのに対し、『マイスタージンガー』は全音階的な手法によりはっきりとした明るい音楽を持ち味にしています。

イタリアオペラのような滑稽な喜劇ではなく、演奏時間も4時間半に及び、第3幕の歌合戦に向けて、ワーグナーの重厚な音楽による壮大なドラマとして、ザックスの諦念な話が軸となっており、まさにドイツオペラらしい作品と言えます。


ワグナーは新しい響きを求めてバス・トランペット、ヘッケルフォーンを取り入れている。ワルキューレの第一幕において、ジークムトン未だ見ぬ父親の形見として振るうはずの剣に語りだす直前にバス・トランペットを独創がっきとして印象的に用い、剣の動機はラインの黄金幕切れの直前に初めて登場以来バス・トランペットによる表現を選択したようだ。


後はオーボエより1オクターブ低い音が出るヘッケルフォーンなる楽器等も開発しているようです。話は変わるがバッハも新しい楽器を導入した、愛のオーボエと言われるオーボエ・ダモーレが当時出来た楽器で時代とともに変化したようです。



フィリップ・ジョルダン(Philippe Jordan)スイスの指揮者。チューリヒの生まれ。父は指揮者のアルミン・ジョルダン。チューリヒの学校で学び、その後各地の歌劇場で経験を積む。ベルリン州立歌劇場のダニエル・バレンボイムの下でアシスタントや首席客演指揮者を務めたり、アメリカやヨーロッパの歌劇場や音楽祭に客演している。
2009年より、ジェラール・モルティエ総裁の下で、空席となっていたパリ国立オペラの音楽監督。

2014年からウィーン交響楽団首席指揮者。
『ラインの黄金』、『ワルキューレ』、『ジークフリート』、『神々のたそがれ』から、満遍なく選曲されていました。『ニーベルングの指環』の入門編としてバランスのとれた選曲でしょう。比較的よく知られている管弦楽曲が収録されていました。個人的には、ワーグナーの音楽を楽器演奏したり合唱で関わったりしましたので、久しぶりにワーグナーの音楽と向き合いました。いずれも雄大で華やかな音楽ですが、調性の変化、複雑な和声進行などは聴くよりも演奏することで体感するわけです。


パリ国立オペラ座管弦楽団の音楽監督とウィーン交響楽団の首席指揮者を兼任(2015年時)する、フィリップ・ジョルダンの2013年発売作品が国内盤でリリース。
2010年~2013年にわたり"指輪"を上演、聴衆からの絶賛を受けたフィリップ・ジョルダンとパリ・オペラパリ国立オペラ管弦楽団の凄さが結晶したアルバム。


2017年バイロイト音楽祭から新演出の楽劇がBDに


《フィリップ・ジョルダン / ワーグナー:楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』》

『トリスタンとイゾルデ』(2016年)、『パルジファル』(2017年)に続く、DGとバイロイト音楽祭からの新演出作品のDVD/BD化第3弾は『ニュルンベルクのマイスタージンガー』です。バリー・コスキー演出、フィリップ・ジョルダン指揮、初演は2017年7月25日。 


【収録予定】
ワーグナー:楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』(全曲)
【出演者、演奏者】
 ハンス・ザックス:ミヒャエル・フォレ(バリトン)
 ヴァルター・フォン・シュトルツィング:クラウス・フローリアン・フォークト(テノール)
 エヴァ:アンネ・シュヴァーネヴィルムス(ソプラノ)
 ジクストゥス・ベックメッサー:ヨハネス・マルティン・クレンツル(バリトン)
 ファイト・ポーグナー:ギュンター・グロイスベック(バス)
 ダヴィッド:ダニエル・ベーレ(テノール)
 マグダレーネ:ヴィープケ・レームクール(アルト)
 フィリップ・ジョルダン(指揮) バイロイト祝祭管弦楽団・合唱団
演出:バリー・コスキー



最近の物は流石録音も良くアルミンの息子フィリップによるワーグナー。骨太の音は父以上であり、そこに若々しい新鮮な気迫が注入されている。瑞々しい美しさも十分にたたえ、今後の活躍が期待。ステンメはややヴィブラートが大きいが、フラグスタートのような深い味わいがある。

2009年よりパリ国立オペラの音楽監督を務めるフィリップ・ジョルダンは、2010年から2013年にわたり『ニーベルングの指環』を上演、大絶賛を浴びた。そのエッセンスを凝縮した管弦楽作品集は、指揮者とオケとの蜜月を感じさせる充実の演奏だ。



筆者の現在聴くエンクロージャーが掲載されていた筆者と同じ箱の掲載があり、このシステムも10吋のTANNOY ⅢLXを使用した掲載もある、未だこのシステムの愛用者は居るようだ。ここで我が愛するユニットTANNOYに付いて再度考えてみると、TANNOYユニットにはデュアルコンセントリック方式そのものがモニター用の開発であった。
確かにオリジナルのTANNOY IIILZのシステムで聴くも良いが、オーケストラ、楽劇等のフルメンバーの演奏では容量不足でホール感等の雰囲気の迫力に欠けるが10吋ユニットの素性は大変素晴らしく、大きな箱(アメリカンタンノイ等)に移植して聴けば素晴らしいプレゼンスを得られる様である。現在筆者はGOODMANS AXIOM 80に移植して聴くが大変素晴らしい効果を得ている。今や元のオリジナル箱には戻れそうな無い。



1960年台まではスタジオモニターとして、かなりのシュアを誇っていたが、時代の推移とともに観賞用専用の道具の印象が強くなった、本国の英国や欧州でも大型システムが市場に参入し、スタジオモニターとしては他のメーカーに交換されてしまったようだ。筆者も永くこのユニットを聴いてきたが、あれこれ他のメーカーを聴いたが、最終的に10吋のこのユニットに戻る。

聴けば納得すると思うが、このユニットで聴こえる音が自然に聴こえる重低音、TANNOY独特の澄んだ色気も備えた高音、この音から離れられなくなる。

筆者が思うウィーン交響楽団の演奏は、こってりとどっしりと重すぎず、かといって軽すぎることがなく、適度な存在感を持っているこの様な音に好意を寄せる、なんと言っても聴きやすいオケに思う。



パリ国立オペラの音楽監督と2014年にウィーン交響楽団の首席指揮者を兼任しているフィリップ・ジョルダン。
ジョルダン指揮のベートーヴェンを迫力満点、交響曲第7番は「メロディックなものが優先された2番に比べ、7番ではリズミックなものが優先されている。」としています。有名な第二楽章については、「葬列のような性格、長調のエピソード、フガートを持つなど、『英雄』のアダージョ楽章に近いがそれほどの重さはなく、これはシューベルトを思い起こさせる。」と言い、葬送における軽やかさ、喜びの中のちょっとした荘厳さといったものに、ハ長調交響曲『グレート』に近いところがあると感じているようです。
未だ50歳にも満たないフィリップ・ジョルダン指揮の演奏は落ち着いた演奏でもちろん録音も程よくベートーヴェンの演奏は良く合う様である。バレンボイムの背中を見ながら、多くの公演を振る機会に恵まれたジョルダンは、そこでさらにレパートリーを広げ、表現を深めることになったと思われる。

ジョルダン指揮を聴き改めてフランツ・コンヴィチュニー(Franz Konwitschny)指揮のベートーヴェンを聴くが「「ゲヴァントハウス管の恐ろしく古風な音色」「きわめて抑制された解釈」「指揮台上での必要以上の身振りは全く無かった」と書かれている。」と記載されているが当にそうであった。



フランツ・コンヴィチュニー1901年8月14日、チェコのモラヴィア生まれの指揮者。1962年7月28日ベオグラードでリハーサル中に死去。ブルノのドイツ音楽学校を経て、ライプツィヒ音楽院在学中、フルトヴェングラー時代のライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(以下GOL)でヴァイオリンを弾く。1927年から指揮者に転身、1930年、シュトゥットガルト国立歌劇場の首席指揮者に就任。1949年よりGOLの常任指揮者となり生涯その地位にあった。

フィリップ・ジョルダン(指揮) のベートーヴェンのオーケストラはそれなりにに好演だが筆者の好きなフランツ・コンヴィチュニー指揮と比べると品格の違いを味わう。
聴けば解るが流石、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団旧東ドイツを代表する、
コンヴィチュニーは間違いなく巨匠の一人だ。ブラボー!

今改めて聴くJ.S.バッハ自身がカントールを務めた聖トーマス教会合唱団&ゲヴァントハウス管弦楽団 オーケストラの「ミサ曲ロ短調BWV232」を聴く。

2020年05月10日 | オペラ・歌劇・カンタータ・オーディオ全般

今まで色々な指揮者で「ミサ曲ロ短調BWV232」を聴くと最初から荘厳な感じの出だしから圧倒される演奏が素晴らしい、ここで10吋のTANNOYを修復し当時の音質を再現させたくて努力はしたが・・・・やはりJ.S.バッハの宗教曲は聖トーマス教会合唱団&ゲヴァントハウス管弦楽団 オーケストラの演奏は安定して、聴ける輝かしい音質の心地が大変良い。

この曲こそキリスト教徒としてのバッハの信仰生活と、それの根幹を支えた音楽家としての人生の、深い感謝と信仰告白で合ったのではないだろうか?その様な、謎の多い傑作と思う。

又このような時期に、心落ち着かし、浄化させる事の出来るには、「ミサ曲ロ短調BWV232」を聴くのに良いと思い、あえて宗教曲をあげてみました。


筆者が思うに、オペラは好きだけれども宗教曲はどうも…という人も大勢いるに違いない。ところが実際は、クリスチャンでなければ「宗教曲」は分からないということは勿論ありませんし、オペラ、たとえばモーツァルトの「魔笛」やワーグナーの「タンホイザー」と同じように心から楽しみ、感動できる作品であると断言できる。

いたずらに「宗教曲」を神聖視することはない。一度お試しで全曲を聴き通してみれば、誰しもすばらしいと感じる合唱やソロのアリアが発見出来るだろう。その後で、オペラのお気に入りのアリアを聴くように、気に入った曲だけを繰り返し聴いてもいい。

余計な先入観はすべて脇に置いて、「バッハの宗教曲」の魅力的な音楽を「普通の気持ち」で楽しもうではありませんか! 
連休の休日最終日に聴けたとこは大いに喜びと感動を頂き、大変感謝します。



まさか宗教曲を聴きたくてHPD295、ⅢLZCabinetをGOODMANS AXIOM 80のA.R.U付きの箱に移植したのでは無く、今まで聴く機会の少なかった、パイプオルガン曲、オペラ、歌劇等の演奏をある程度の音量で楽しむために交換した装置で音を聴くが、感動、とかその様な言葉では表せない音がした。やはり据え置き型の箱から奏でる自然な低域の豊かに響く音は別世界の世界を覗くことができた。

しかし今後このユニットに一番相性の良い真空管は300B、KT88、EL34、等度の球との相性が良いのかの疑問も残るが?今後その解明にも楽しみでもある。


ここでHPD295ユニットを考えると、諸元を見ると実に一般的な諸元である。

   使用ユニット        10inch同軸2ウェイ(HPD295)
   周波数特性        22Hz~20kHz
   最低共振周波数      22Hz
   許容入力         50W
   音圧レベル              90.5dB
   インピーダンス        8Ω

と普通のユニットと全く変わらい数字が並ぶ、だがよく調整されたユニットで音出しすると違いは明白である、バッハの宗教曲を聴くには良いシステムの感はある。

今回ユニットのコーン部分に墨汁を塗り自然乾燥させ音出しをしたが、新しい感じに戻ったように張り出て一層自然に近いような感じに聴けた。意外と簡便に補修できるメンテナンスである。

当時のこのユニットの特徴は、コーンには周波数特性を広げ、入力信号に素早く反応する過渡特性に優れたユニットの感性を目指し、タンノイ社独自のガードアコースティック・コーンを開発し、搭載し、このコーンは、コーン紙裏面の頂点から8本の補強リブを放射状に配置しており、ハイパワー・ハンドリングにも優れた特性を発揮すると同時に、コーン紙全面の機械的強度を高め、ボビンに手巻きされたコイルアッセンブリーは、高音処理が施されています。



これにより、ボイスコイルの機械的強度と、連続的な大入力時の温度上昇に対しても安定性を向上してエッジ部の気密を保たせるため、両面とも成形時に処理が施されています。

これにより低域のレゾナンスをより低くすることに成功すると同時に、コーンエッジ部の共振を抑えていてタンノイ社独自のツイン・ギャップシステムを採用しており、内部にはAlcomax5マグネットが使用されています。

ホーン部のダイアフラム側には19個のスロートが設けられており、開口方向に向かっていったん絞られて位相補正を行っている、また、ホーン開口部のカーブの延長線は、ウーファーコーンのカーブと連続するように設計されています。この様にコメントがあるようですが、耳にしないと理解不能なんであろう。


この曲は別に普通の再生装置で聴いても十分過ぎる程感銘は受けるが、程良い自然な重低音まで響く装置なら一層の味わい深い感動を得られるだろう。

現在使用中のインシュレーターを自作して使っているが、以前と比べ自然な重低音が体感出来る、これは使わなければ決して体得出きない臨場感なのであろう、そのためか低域の抜けの良くなった分、癖の強い艶がましたように感じたのは筆者だけなのか?解明できない箇所が未だあるようで期待します。

参考までに筆者は貧困老人にため、普通の集成材を使いインシュレーターを作ったが、少し高額になるが、フィンランドバーチプライウッド(ホワイトバーチ合板)を使ったインシュレーターを作りたかった。現在は硬質抜型用合板(表面 クリアー又はカラー仕上げ)で厚みは各種あるようです。



ミサ曲という場合、広い意味ではミサの中で用いられる音楽ということになるが、厳密にはミサ曲は、ミサの式文にしたがって作曲されたものをいう。
聖トーマス教会合唱団の歴史は、ほぼ800年に及び、政治、宗教や教育上のさまざまな出来事と絡み合ってきた。荘厳な演奏で圧倒され、しかも浸し味があり演奏が楽しめる、そのような雰囲気を醸し出す。

とにかく数あるバッハの演奏の原点とも言えるゲヴァントハウス管弦楽団だ、数多くのカンタータ、宗教音楽を中心に演奏しているが特に筆者の好きな曲から紹介していきたいと思う、バッハ自身がカントールを務めた聖トーマス教会合唱団 歴史と伝統を誇る合唱団です。

透明度が高く、清楚な演奏はまさしくバッハの音楽にはピタリとはまった管弦楽団で合唱団であると思う。


743年、世界初の市民階級による自主経営オーケストラとして発足した。
それまでの宮廷専属(歌劇場含む)オーケストラと異なり、このオーケストラの誕生で、自らの城や宮殿等を「演奏会場」として音楽を聞いていた王侯貴族のような身分・階級でなくとも、入場料さえ払えば誰でもオーケストラ演奏を聞けるようになった。

1835年、メンデルスゾーンがゲヴァントハウス・カペルマイスター(楽長)になると、技術的にも、そして楽員の年金制度創設など待遇面でもより基盤が固まり大きく飛躍することになった。ベートーヴェン・シューベルト・メンデルスゾーン・シューマン・ブラームス・ブルックナーをはじめ、多くの作曲家の作品を初演してきたことでも知られる。

トマーナーと呼ばれる合唱団員は、寄宿舎で共同生活を営み、ライプツィヒのトーマス校で学んでいる。合唱団の主な活動の場は聖トーマス教会である。また、聖トーマス教会合唱団は、ライプツィヒの町が出来てから、わずか半世紀ほど後に創設された、町で最も古い文化団体でもある。


世界で唯一、楽員全員が、「シンフォニー」「オペラ」「宗教曲」、3つのジャンルすべてを日常的に演奏しているオーケストラである。

すなわち、本拠地ゲヴァントハウスでのシンフォーニー・オーケストラ、ライプツィヒ歌劇場でのオペラ・オーケストラ、聖トーマス教会での毎週末のミサ演奏、これら3つの仕事を、19世紀から変わることなく行っている 。
これは、楽員が3グループに分かれているわけではなく、全員がローテーションを組むことで成っていると聞く。

J.S.Bach: Mass in B Minor BWV.232
「ミサ曲ロ短調BWV232」において、カトリック典礼式文・ラテン語に2箇所の変更が見られるが、その真意は不明である。この作品はバッハのライプツィヒ時代(1723-50)の作品である。1723年5月22日にバッハは、家族を伴ってライプツィヒの聖トーマス教会内の改装なった住居に移って来た。


バッハ自身がカントールを務めた聖トーマス教会合唱団
歴史と伝統を誇る合唱団

 J.S. バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV.232
    レグリント・ビューラー(ソプラノ)
    スザンネ・クルムビーゲル(メゾ・ソプラノ)
    スザンネ・ラングナー(アルト)
    マルティン・ラトケ(テノール)
    マルクス・フライク(バス)
    ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団
    フライブルク・バロック・オーケストラ
    ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)
 収録:2013年6月23日ライプツィヒ、聖トーマス教会(ライヴ)


聖トーマス教会合唱団は1212年、アウグスティノ会トーマス修道院の創設に伴い、礼拝での歌を担当するために設置。

以後、バッハに代表される歴代カントールのもと、変声前の子供たちによって組織され、寄宿舎で共同生活をしながら、演奏活動に携わってきた。そして、今日もなお、日曜に聖トーマス教会で行われる礼拝では、ゲヴァントハウス管と共に清澄な歌声でカンタータ上演を行い、“トマーナー”の愛称で、ライプツィヒ市民から親しまれている。

ゲヴァントハウス管弦楽団世界で最も古い伝統を誇る、屈指の名門オーケストラ。創設は1743年で、ライプツィヒの商人たちがコンサート協会を設立し、音楽家の支援を始めた。1781年にはコンサート会場を織物会館(ゲヴァントハウス)に移した。




今回の来日公演で指揮を担うのは、バス歌手として知られる一方、2015年6月にライプツィヒで開かれたバッハ音楽祭では、健康上の理由から退任した前トーマス・カントールのゲオルク・クリストフ・ビラーに代わって、聖トーマス教会合唱団を指揮したゴットホルト・シュヴァルツ。

そこへ、福音史家を歌うベンジャミン・ブルンス(テノール)をはじめ、シビッラ・ルーベンス(ソプラノ)、マリー=クロード・シャピュイ(アルト)ら、実力派ソリストが勢ぞろい。
バッハゆかりの地そのままの響きが、届けられる。



ライプツィヒの聖トーマス教会合唱団による《ロ短調ミサ曲》の再盤。通常はゲヴァントハウス管弦楽団と共演する少年(青年)たちが、本盤ではピリオド楽器のオーケストラと共演。少年たちのピュアな声だからこそ描き出せる世界、そして全体的に軽やかで透明感のある響きは、まさに美しさの極み。
ソリストたちも瑞々しく、少人数のオーケストラも各々が活躍し、生き生きとしたバッハが生み出されている。

やはりバッハの演奏は聖トーマス教会合唱団の演奏が良かった、ブラボー!

ジュリエット・ユレルのバッハとフルート ~合奏曲・無伴奏曲・声楽曲とジャン=ミシェル・ダマーズのバッハのフルートとピアノ曲を聴く。

2020年05月07日 | クラシック音楽・オーディオ


武漢風邪も国の緊急事態宣言が今月31日まで延長された。ニュース等見ると、大型連休中で休日が続く中、TV等での放映、意外と河原でのバーベキュー、岸壁での釣りをされている方も多く見受けられた。

早くこの武漢風邪を収束させたいのなら、我々にできることは、かからない、うつさない、が一番の社会貢献なのだ。又政府に脅されたTVも武漢風邪オンリーで肝心なことは何も報道出来ず報道の自由は死後となり如何なものか?

勿論、収束が長引けば困るのは我ら国民自身なのだ、ネット上に称賛された日本人はどこにいったのか?これは反省しなければならない。人に言われなくても貢献するとこができる日本人は何処にいってしまったのか?実に嘆かわしい。

しかし幾ら贔屓目に見ても政府関係の打つ手は遅すぎる、総理の会見も間違いばかりで呆れるが、少なくとも総理大臣を初め厚労大臣等は殺人者かもしれない感染が始まり早4ヶ月過ぎたが何も進まない、国民は呆れ返っている、やっていることはまるで漫画だ!無駄使いのアベのマスクも未だ配られない、感度が悪すぎる。

国際政治や貿易紛争など、的確な分析を大和魂溢れる外交官の岡本氏が先月武漢風邪の犠牲になった、合掌。


昨日は急に仕事があり、車で出かける、連休最終日ですが、道路状況は大変スムースに走る往復200キロ弱ですがスイスイ走る、帰りは急いで帰宅してシャワーを浴び、嗽を行い予防する。庭には黄色のバラが開花する。

相変わらず自宅謹慎中で、部屋である程度のストレッチしながらノンビリ生活をしていますが肩こりが酷く肩のストレッチは続けるが良くなる兆しは無い。

筆者所有のTANNOY10吋同軸型2ウェイユニットであるHPD295のダンパーを修復時に、注文したタイミングが悪く連休を挟み配送状態は悪く10日以降と思ったウレタンエッジがやっと届いた。


丁寧に貼り直し早速組み込み調整する、再度ウレタンエッジの貼り直し修復完了となった。勿論前回の様にダンプ剤を水で薄めエッジに塗布し、塗った時は白いが乾けば透明になり後は、半田ごてで8箇所に金具取り付けの穴を開け、磨いた古いガスケットを接着剤を塗布しビス止めにて終了する、後はスピーカーをエンクロージャーに取り付け完了となった。

注意はダンパーとウレタンエッジの微妙な調節は慣れると簡単だが、最初は多分戸惑うかも知れない。3〜4時間ほど放置すれば接着剤が乾き接着し試聴出来るが、筆者は安全を鑑み1日放置してから試聴した。

しばらくヴォリュームを少し大きめにしてオケの触り、JAZZの激しい音楽を聴くが、実に良い感じに鳴った、やっと安心して聴ける、この独特の癖の強いTANNOYの音質はやはり魅力的に思う、サブスピーカーの必要性は無いのかも知れない。

それと簡便なエアロフロートが効いた感じのインシュレーター製作方法をを教えて頂き使用しているが、実に効果的で低域の抜けが良く高音が一段と綺麗に鳴るように感じる、当分はこれで落ち着いて聴ける様になった、後は1ヶ月ほどのエージングで音の高域のキツさが落ち着けば良いと思うのだが・・・・。


もちろん弦楽四重奏曲等を聴くには実に優れて、ⅢLZの真価を発揮するが、暫く使い込みエージングが効いてくれば、オリジナルの箱より低域が自然に鳴りより優れた演奏が期待できるであろう楽しみである。

断って置くが、このスピーカーはHPD295が付いているので、基本的な音質は勿論TANNOYⅢLZの音だが、しかし使用する箱がGOODMANS AXIOM 80のA.R.U付きの箱に入れた為A.R.U付の効果か、自然な重低域が響き圧倒される音がする所が特徴で、TANNOYはオートグラフのようにバックロードホーンを利用したシステムもあるが筆者にはこの程度で十分です。

勿論全体を眺めれば、威風堂々とした佇まいである。ⅢLZのTANNOYオリジナルの箱と比べれば倍以上、いや三倍程の容積はあろう。


先ずは10吋のTANNOYで実によく聴こえる、最初からフルオーケストラを聴きたいがエージングを含め軽めの、今回は女性フルート奏者を聴いて見た。

少し馴染めばフルオーケストラの迫力と素晴らしい演奏を期待できるであろう。


ジュリエット・ユレル(Juliette Hurel)1970年5月14日-フランス、モンジェロン(オセール)生まれ、フランスのフルート奏者、ジュリエットウレルは、リセドモンジェロンで学んだ(1988年のクラス)。彼女は満場一致でパリのコンセルヴァトワール国立美術館(1994年クラス)でフルートと室内楽の最初の賞を受賞し、ダルムシュタット、コベ、ボカレスト、ジャン-などのさまざまなコンテストで賞を獲得しました。

ピエールランパルコンクール。2004年には、「ヴィクトリアスドラムジーククラシック」の「今年のディスカバリー」にノミネートされました。
1970年中部フランス・オセール生まれ。パリ音楽院にてピエール=イヴ・アルトーに師事し1994年満場一致の一等賞を得て卒業。ほかにペーター=ルーカス・グラーフ、オーレル・ニコレにも指導を受ける。またアンドラーシュ・アドリアンにも師事し1996年ケルン音楽大学を修了。


ダルムシュタット、神戸、J.P.ランパルなどのコンクールに入賞し、2008年からは、オランダ・ロッテルダム フィルハーモニーの首席奏者をつとめる。ハーグ王立音楽院を経て、現在はロッテルダム音楽院にて後進の指導にあたっている。

人気の音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」にも出演するなどたびたび来日、さわやかで誇張のない自然な演奏は、表情にも富み、聴く人の心に親しく語りかける。


実に水々しく聴こえるフルートの音が聴こえる、Bach Inspiration バッハとフルート ~合奏曲・無伴奏曲・声楽曲~J.S.バッハ(1685-1750)

 1-7.5声の序曲 ロ短調(管弦楽組曲第2番) BWV1067
 8.アリア「愛のために、わが救世主は死を願うのです」~『マタイ受難曲』BWV244 より
 9-12.無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV1013
 13.アリア「わが魂よ、おまえが喜んで味わうのはもはや」~『復活祭オラトリオ』BWV249 より
 14-17.トリオ・ソナタト長調 BWV1038~フルート、ヴァイオリンと通奏低音のための
 18.アリア「ああ!なんてすてきなコーヒーの味わい」~『コーヒー・カンタータ』BWV211 より
 19.アリア「わたしはただ満足です」~教会カンタータ『わたしはただ満足です』BWV82a より
【演奏】
ジュリエット・ユレル(フルート)
マイリス・ド・ヴィルトレー(ソプラノ)…8.13.18.19
アンサンブル・レ・シュルプリーズ
【録音】
2017 年4月
サント女子大修道院(フランス中西部シャラント=マリティム県)



教会カンタータ、受難曲、あるいはミサ曲...といった教会向けの音楽では、彼はオーボエやヴァイオリンと同じように、縦笛や横笛をさまざまな作品に盛り込みました。

とくに教会カンタータ(彼が仕えていたルター派プロテスタント教会で、日曜や祭日の礼拝のたび演奏されていた、合奏を伴う声楽作品)では、20あまりの作品のなかにリコーダー(縦笛)が使われているのが知られています。



そのかたわら、小人数の楽器奏者たちだけで演奏できる室内楽曲を書くとなれば、彼はむしろ横笛、すなわちフルートをことさらよく使ったのでした。

次は以前も紹介したが、特に良く聴こえるのはピアノの音は輝きがあり良く響く渡るシャンタル・スティリアニ(Chantal Stigliani)とジャン=ミシェル・ダマーズのバッハのフルートとピアノ曲を聴く。



ジャン=セバティエンバッハ
ソナタイ短調BWV 1030 
ソナタイ短調BWV 1034 
トリオイ短調
ソナタイ短調BWV 1079 
トリオト長調ソナタイ長調BWV 1032
トリオト長調n°6

以前もシャンタルスティリアーニのピアノ演奏は紹介し個人的にも好きな演奏者で素直な演奏と刺激的な音もなく響く音質はとても素晴らしい素敵です、10吋のTANNOYの音もこのような演奏には真価を発揮する。

ベネチア出身のフランス生まれで、パリ国立音楽院でピアノを学びました。1971年、彼女のキャリアに決定的なサポートを提供したイボンヌレフェブレとの出会いは、素晴らしい友情の始まりを示しました。



彼女の本当のお気に入りはJSバッハであり、そのカラフルなカウンターポイントは現代のピアノに特に適しています。彼女はジェラール・ブルゴーニュとの完全な演奏、パルティータ、英語組曲、フルートとピアノのソナタのほか、イタリアの協奏曲クロマティック・ファンタジーやフーガなどの孤立した作品のCDを録音しています。

または、チェロ奏者のアナトール・リーバーマン、バイオリン奏者のアントン・マルティノフ、またはフルーティストのジェラール・ブルゴーニュとのソナタの室内楽は魅力的な演奏を聴ける。

今回はバッハの繊細なフルートを優雅に聴いてみた。ブラボー!

ショルンスハイムのバッハを聴きながら、TANNOY10吋同軸型2ウェイユニットであるHPD295のダンパーの点検及びメンテナンス。

2020年05月02日 | バロック音楽・オーディオ一般

大型連休ですね、武漢風邪の影響で著名人も亡くなり、騒然としていますが、自宅謹慎生活(誰かはStay homeと言っているが)は長引くであろう、昨夜は都内での感染者は三桁になったようである、4日に報道があるが謹慎生活は5月中に延期されそうです。二世及び三世議員の多い政治屋さんは、この様な緊急事態も自分達の保身だけを考えで、民意は全く考えなく、口先だけの言葉で終わらせようとする、だらし無いのは野党も最低だ。

武漢風邪の終息後の世界は今後どういう世界が始まるだろうか?世界が支那への多額な賠償問題で争いごとが心配である、支那の一帯一路、支那のの主張する南シナ海の領有権、尖閣諸島等の行動で世界の目を反らそうとしているのが見えてしまう(笑)。この様な武漢風邪発症の支那政権を国賓として迎えようとした我が国はタイミングが良く、この際支那と関わりは分断をすることが賢明である。一番良いのは不透明性が強い、中国共産党解体が一番良い方法であるが、簡単には行かないであろう。

今まで支那より親中国のドイツも支那批判をして、終息後は世界対支那の賠償問題が残るであろう現在聞き慣れない京(ケイ)の数字を耳にした・・・・・・これに支那潰しにロシアが加われば一段と面白い展開になる、韓国が一番困るであろう。


PCR検査も満足に出来ない日本は途上国並かそれ以下で、厚生省は最悪である、他の国が出来て日本が出来なんて、やはり日本の政治は三流以下であろうと推測できる、ここに来て日本の政治レベルの対応の低さ、審査等に時間を掛け緊急対策とは口先だけで、昔から民意を苦しめるのは実に上手い政治である、全く話にならない。

今回政治屋は何も出来ない事を露呈してしまったが、政治家不在の政治は問題である、勿論その政治家を選んだのは国民であるが全て、政治屋さんだった((笑)・・・・・・。兎に角一ヶ月の謹慎生活が延長されたが、この影響で倒産で姿を消す中小企業出るのは問題で武漢風邪収束後の経済回復は赤信号が点滅するのではないか心配である。


庭にはカラー等色々な花が咲く。つるバラなども花芽が沢山出てきて今後開花が楽しみである。

筆者もこの騒動前の仕事があり、5/1まで仕事で、後は連休明けの5/11~13までの仕事で予定は終了し、後は自宅謹慎生活になるであろう、別に悪いことはしていないが、武漢風邪は移さない、移されない事で社会奉仕だ。


本日は朝から天気もよく、庭の花でも愛でる、まるで初夏の感じで、勿論半袖で過ごす。
庭の木々も花も付けて例年の如く目を楽しまさせくれる。

早速好きなバッハの音楽でも聴きながメンテナンス作業を知ることになった。筆者もあまり聴いたことがないチェンバロ/フォルテピアノ奏者のクリスティーネ・ショルンスハイム(Christine Schornsheim)を聴く。


数多くの国際コンクールで入賞を重ねた音楽家であり、バロック音楽の演奏に関して第一人者としての地位を確立している。チェンバロ奏者、ベルリン生まれ。

1969年から6年間ベルリン(東独側)の音楽特別学校でピアノを学ぶ。



卒業後ベルリンのハンス・アイスラー音楽院で学び、その後ポツダムのハンス・オットー劇場で助手を務めながら、ライプツィヒのW・H・ベルンシュタインにチェンバロを師事し、レオンハルトやコープマンらのマスタークラスでも研鑚を積む。

ソリストとして新バッハ・コレギウム・ムジクムをはじめ、多くの楽団と共演している。


また、16世紀から19世紀の文献楽譜の研究者としての一面も持ち合わせている。
その「生き生きした演奏、誤りの無いテクニック、高い音楽性」―これが常にマスコミや批評家が下す積極的な評価である。

ショルンスハイムはベルリンを中心に活躍しており、通奏低音の演奏や、ハープシコード/ハンマークラヴィアのソリスト、また教師としても評価が高い。


演奏は力強く、メリハリがあり5月の空のように気持ちのような演奏が楽しめまます。

 1. チェンバロと弦楽,通奏低音のための協奏曲第3番ニ長調BWV1054        
 2. チェンバロと弦楽,通奏低音のための協奏曲第1番ニ短調BWV1052        
 3. チェンバロと弦楽,通奏低音のための協奏曲第5番ヘ短調BWV1056        
 4. チェンバロと弦楽,通奏低音のための協奏曲第2番ホ長調BWV1053
 1. チェンバロと弦楽,通奏低音のための協奏曲第7番ト短調BWV1058        
 2. 2台のチェンバロと弦楽,通奏低音のための協奏曲第1番ハ短調BWV1060     3. チェンバロ,2つのリコーダーと通奏低音のための協奏曲第6番ヘ長調BWV1057        
 4. 4台のチェンバロと弦楽,通奏低音のための協奏曲イ短調BWV10655. 
 5.チェンバロと弦楽,通奏低音のための協奏曲第4番イ長調BWV1055
【演奏者一覧】
 クリスティーネ・ショルンスハイム(HC) 
 ブルクハルト・グレーツナー指揮 
 新バッハ・コレギウム・ムジクム 他
【収録情報】
 [1]90年 [2]92年5月
【レーベル】
 ドイツ・シャルプラッテン

J.S.バッハのチェンバロ協奏曲のなかから、2台、4台用も含め全9曲収録されている。新バッハ・コレギウム・ムジクムは深みのある演奏を聴かせながらソロを引き立てており、ショルンスハイムらのソロも生気にあふれ、作品の魅力を生き生きと伝えている。

女流ショルンスハイムの代表的名演。複雑に絡み合う対位法技術を明確に表現していく手際はまさに驚異的だ。全体に華やいだ雰囲気の中、彼女のもてる技術をあますところなく発揮した演奏。



セーム革のエッジから交換して間もないが、注意して聴くと低域に少しのビリつきが気になる、気にすると納得できなくなり、簡便に治るものならと、あちこち調べてみる、どうやら、センター中央のボイスコイルのところが動きが鈍い、これを治すはエッジの貼り直しが必要である、迷いに迷ったが、補修することに聴ける。

以前より少し気になる、10吋のTANNOYだがレスポンスがスムースで無いのが気になり、連休を利用し治せる範囲で修復を行う。
それにはウレタンエッジを交換したばかりだが、分解しなければならず、10吋のウレタンエッジを注文したが、生憎この時期は武漢風邪の影響で連休中の配送がスムースでなく到着は遅れるようである。



それと気になるのがカバーのサビが気ななる、早速分解し接着剤を削除し綺麗にする、ドリルの穴あけの際でるバリもあり、この際荒い300番のサンドペーパーで綺麗にし再度600番のサンドペーパーで磨き、最後は1,000番サンドペーパーで仕上げのサビ止めスプレーを塗布する。
なるべく丁寧に仕上げサビがつかないように配慮した。


センターのホーンの分解センターはアルミ製と思う、白い粉が混じり少し錆びている状態です、シリコンスプレーでよく磨き調整する。細かなところは綿棒使用。
右隅の工具入は意外と便利であり以前ジョイフル本田で購入した道具入れである。


確かに磨いた後はダンピングがスムースになったような気がする、触るととてもスムースに動き良い状態に戻り安心して取り付ける。

汚れが落ちないように注意する、マグネットが近く、金属粉は要注意する。



一応ウレタンエッジは貼って無いがスピーカーを繋ぎ音出しをすると、いい塩梅にダンピングもスムースになったように感じる。小刻みに低域の振動が手に伝わった。


後は更にカバーをよく磨き、ウレタンエッジの到着を待ち貼り替えれば終了となる、以前何となくセンターホーンの動きが不明で見逃した事が原因の修復作業をしたが、音質の低域に微かななビビリが気になり色々調べると片方のトラブルと思い補修した。

このあたりの調整作業は誠に微妙であるように思った。

長い年月放置した結果ですが、普段の手入れは大切である。ブラボー!