大荷場の石垣に卵を産んだカエルが、モリアオガエルかどうかで八平会が
モリアがった。
「木がないもんでしょうがなかっただら~」
「あれはシュレーゲエルとかいうカエルでモリアオガエルじゃあないぞ」
果ては
「隆くんが飲みすぎて、田んぼにゲーげ吐いただけだら~」
一ぱい飲んで言いたい放題。
結局、八平会の判定は、出沢では木の枝に卵を産んだ奴がモリアオガエルで
石垣のはイシガキガエル、畦に産んだのはボタガエルということになった。
(氏より行いが肝心だということで決着した)
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和之さんが、出沢にはモリアオガエルよりもっと珍しい木があるという。
何でも葉っぱの真ん中に花が咲いて実がなるのだそうだ。
「そんなもの大荷場か七久保にいきゃあ、じゃまになって通れんほどあるら」
と言ってみたが、牛馬屋の道の脇にあるというので話の種に見に行った。
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何の変哲もないごく普通の葉っぱだが、よく見ると確かに葉っぱの真ん中に
実がなっている。目立たないので注意して見ないとなかなか気が付かない。
・・・どっかで見たような気もするが・・。
それ以来、気をつけて探しているのだが、まだ一度もお目にかかってはいない。
やっぱり珍しい木なのだろうか?。 来年花が咲く時期にまた見に行く予定。
この歳になってまだまだ知らないことがたくさんある。学成り難し。