毎月の28日はお不動様のご縁日だ。
特に豊作、安寧、無病息災を祈願する春4月28日と、その年を無事に過せ収穫できたことを感謝する秋10月28日は特別だ。奉賛会は解散したが、七久保のお不動様が無くなったわけではない。春秋の御縁日だけは、欠かさず奥の院にお参りをしてきた。太田さんが亡くなって荒れてしまっただろうと思い、落葉かきを杖に登っていくと、誰かが世話をしたのだろう、小ざっぱりと片づけられ、榊に注連縄が新しかった。
『不動明王は大日如来の化身とされ、煩悩を抱える最も救い難い衆生をも力ずくで救うために、忿怒の姿をしている(Wikipedia)』のだが、七久保のお不動様の顔は優しい。これまで彼方此方のお不動様をお参りしたが、こんな顔のお不動様に出会ったことはない。長年此処の世話をしてきた太田さんの面影が重なって、涙を流しているように見えるのは私だけか・・。
ノウマク サンマンダ バサラダン
センダンマカロシャダ
ソハタヤ ウンタラタ カンマン