組長会で区有林の境界確認。昨日、列島は北も西も大雪だったが
幸いこの辺りは雨だった。9時過ぎから、【富住】の山を一周りし、
【大荷場】まで車で移動、【大入ノ久保】に着いたのは11時頃だった。
『あれが出沢一の杉だ』
長老の指した先をみると、一際目立つ大杉が他を圧倒している。
目通り周は、二尋+1メートルで≒4.5メートル、径1.4メートル強だ。
樹齢は定かでないが、百年や二百年ではないことは確かだ。
何故この木が此処で出沢一になったのか・・・、木の努力は考えにくい、
運か、縁か。偶然か、必然か・・・。何れにしても此処に出沢一の杉として
鎮座している。あやかりたしと暫し幹に触れ気を戴く。
折しも【ソチ】でオリンピック開幕。努力だけでは取れぬメダル。
運と、縁があっての一番、〔金メダル〕なのだろう。
それにしても【大入ノ久保】は急だ。ガラ山なので一割近い勾配でも
崩れずに持っている。小雑木に掴まり、あえぎ、喘ぎ、高低差50メートル
程を登る。必死の思いで【ツルネ】まで辿り着き境を確認、小休止。
帰路、笑う膝を押えて滑り落ちながら、モーグルのコースを思い出した。