期待せずに見に行ったのですが、そこそこ楽しめました!王が動物人間に変身して戦うシーンは、エジプト物の新規軸だと思いますよ。
エジプト遺跡の壁画に鳥人間とか描かれていますし、面白い解釈では無いでしょうか?
殺されてしまった恋人を救うために、ただただ奔走する盗賊と、始めはそんな彼を利用しようとしていた王子が、やがて固い絆で結ばれていく様子が、
冒険モノ映画の王道ですね。クライマックスでのホルスの決断のシーンなんかが、印象的です。そして好みは分かれそうですが、最新の技術を駆使した
派手なアクションも、この映画の魅せたい古代エジプトの壮大な世界観を見事に表現していたのでは無いでしょうか?
ちなみに、一見すると超ツッコミどころが満載な一連のストーリーは、調べてみると一応エジプト神話に沿ったもののようですね。ラーの船なんかも「太陽の
船」というそうで、太陽の進行を妨げようとする大蛇・アポピスと戦っているとのこと。その辺りの宗教的なお話も、好みは分かれそうですが・・・・
神様と人のサイズ感の違いとかは徹底してるし、変身・変体するのも、深く考えずにさらっと見るには丁度いいと思います。が・・・・
神の戦いが「黄金騎士 牙狼」に見えてしまったのは私だけ? ★★☆