今日(3月8日)は「サンバの日」
昨、2004年、大ブームとなった「マツケンサンバ」。松平健がファンとともに歌い踊る「日刊スポーツ創刊60周年記念 マツケンサンバII in 東京ドーム」を開催することになった。開催日は「サン(3)バ(8)」にちなんで今日の3月8日に決定。この日を「サンバの日」として、ドームをサンバ一色に染めるつもりらしい。(2005年3月8日 開演:午後6時30分予定)
この日会場へは白馬に乗った将軍姿でドーム内を一周するんだそうだ。
「マツケンサンバ」を踊っている人も、TVの「暴れん坊将軍」の将軍様、貧乏旗本の三男坊・徳田新之助を演じている人も同一人物で、皆さんよくご存知の松平健様である。松平健は、1978(昭和53)年、『暴れん坊将軍』で、初の主役に抜擢された。有島一郎、横内正、北島三郎といったベテランに囲まれた新人・松平健は、共演者の後押しと持ち前の演技力でじょじょに存在感を見せ付け、人気は一気に高まっていった。そして、テレビだけでなく、舞台にも数多く出演するようになり、『王様と私』などで人気を博し、『唄う絵草紙』は10年以上にわたって上演されている。しかし、ライフワークとして演じてきた『暴れん坊将軍』のシリーズは、2003(平成15)年に終了した。このシリーズ、一人の主役の作品では、大川橋蔵の『銭形平次』に続くロングランだったという。
暴れん坊将軍のテレビシリーズ終了後、どうしているのかと思っていたら、昨年急に、舞台でやっているという「マツケンサンバ」が注目を集め、テレビなどで紹介され始めた。
コマ劇場や新歌舞伎座などの舞台では、役者や歌手などによる舞台での芝居の後、ファンサービスであろう、ショー的に歌や踊りが披露されているようだ。役者が歌や踊りを、又、歌手などが芝居をする。役者が本業にしろ、歌手が本業にしろ、熱烈なファンにとっては、このような本業以外の芸のご披露、ファンサービスは、普段見れない一面が見れて楽しいことだろう。
最近は行ったことがはないが、子供の頃には、おじいさんに連れられてよく、全国を旅している旅役者の芝居を見に行ったが、殆ど、同じパターンでやっていた。そして、熱狂したファンは、大喝采で、おひねりを舞台に投げていた。
TVで、紹介された「マツケンサンバ」で、よく肥えた松平健が、厚化粧をした顔で媚を売るような目つきをし、ニタニタしながら、キンキラキンの着物を着て、のりの良いサンバのリズムに乗ってお尻をやたらひねりながら踊っている姿を見た時、さっき言った昔の旅役者を思い出した。芝居を見に行っている熱狂的ファンなどにとっては、興奮して飛びつきたい気持ちだろうし、おひねりの一つや二つ投げたいことだろう。
私も、昔ダンスを習っていたし、中でもラテン系のマンボやルンバ、サンバなどは好きで、特にのりの良いサンバは大好きである。私の地元の神戸祭りでは、サンバパレードが一番の人気で、私も見るのを楽しみにしているくらいである。神戸祭りのサンバにしてもマツケンサンバにしても一種独特ののりの良いリズムであり、音楽としては決して悪いと思うどころか、面白いと思う。
昨年末には、DVDアルバム「マツケンサンバII」が売り出され、2月には「マツケンサンバIIコンテスト」も実施されているのをTVで見た。ここでの優秀者や優秀チームが、3月にバックダンサーとしてステージ上で踊ることができるらしい。ちょっと見ただけだが、なかなすばらしい踊りが多く、これなら見てみたいとも思う。
むなぐるま: マツケンサンバがNew York Times(オンライン版)フロントページにこのフィーバーしている「マツケンサンバ」ついにNYタイムスでも紹介されたという。
その中で、マツケンサンバは、「日本の変わりつつある男性像を反映している」と講評されているらしい。確かに、今の日本では、女性がやたらと強くなる反面、昔の男の男性像は、ガラガラと音を立てて崩れ落ちており、男性の女性化が伺える。厚化粧をして着物を着て腰を振って踊る踊りも、これを、「日本の伝統的な和風レビュー」の究極と誉めそやす評論家まで出てくるようになっている。マツケンサンバそのものは、悪しとしない私ではあるが、マツケンの踊っているサンバは・・・・見ていて気持ちが悪い。エロ・グロを感じる。
このようなエロ・グロものは、特殊なファンに対しての見世物としてはそれで良かろう。好きなファンがお金を払って劇場へ見に行くのは勝手である。しかし、NHKのようなところから聴取料(実際には税金と同じ)を取られてまで、見せられたくはない。だから、私は、去年初めて、NHKの紅白歌合戦は見なかった。
それに、「マツケン」が松平健その人を指しているのは明らかであるが「公共放送のNHKで、個人を宣伝する歌がなじむのか」・・・をお聞きしたい。過去には、山口百恵が「プレイバックパート2」で「真っ赤なポルシェ」を「真っ赤な車」に歌の歌詞まで変えられたのは有名な話だが・・・。落ち目のNHKはもう、その時一部のファンに人気さえあれば、形振り構わずなんでもありで放送するのか・・・。今年の大河ドラマ「義経」の弁慶にも彼を起用し、本来、大分先になってから出てくる予定の弁慶(松平健)を早々と出演させるようにしたと聞いている。私は、松平健を役者としては買っているが、もう、媚びたことでもしないと役者の仕事が回ってこなくなったのか・・・。私は、日本の男性が全て変りつつあるとは思わない。マツケンが「変わりつつある男性像」の一人なのだろうと思っている。それとも、落ち目の俳優の悪あがきといったところか・・。
(画像はマツケンサンバII 振り付け完全マニュアルDVD)
参考:
松平健 - マツケンサンバII
http://www.geneon-ent.co.jp/music/matsuken/
マツケンサンバにNHKコードの落とし穴!?
http://www.zakzak.co.jp/gei/2004_06/g2004061709.html
昨、2004年、大ブームとなった「マツケンサンバ」。松平健がファンとともに歌い踊る「日刊スポーツ創刊60周年記念 マツケンサンバII in 東京ドーム」を開催することになった。開催日は「サン(3)バ(8)」にちなんで今日の3月8日に決定。この日を「サンバの日」として、ドームをサンバ一色に染めるつもりらしい。(2005年3月8日 開演:午後6時30分予定)
この日会場へは白馬に乗った将軍姿でドーム内を一周するんだそうだ。
「マツケンサンバ」を踊っている人も、TVの「暴れん坊将軍」の将軍様、貧乏旗本の三男坊・徳田新之助を演じている人も同一人物で、皆さんよくご存知の松平健様である。松平健は、1978(昭和53)年、『暴れん坊将軍』で、初の主役に抜擢された。有島一郎、横内正、北島三郎といったベテランに囲まれた新人・松平健は、共演者の後押しと持ち前の演技力でじょじょに存在感を見せ付け、人気は一気に高まっていった。そして、テレビだけでなく、舞台にも数多く出演するようになり、『王様と私』などで人気を博し、『唄う絵草紙』は10年以上にわたって上演されている。しかし、ライフワークとして演じてきた『暴れん坊将軍』のシリーズは、2003(平成15)年に終了した。このシリーズ、一人の主役の作品では、大川橋蔵の『銭形平次』に続くロングランだったという。
暴れん坊将軍のテレビシリーズ終了後、どうしているのかと思っていたら、昨年急に、舞台でやっているという「マツケンサンバ」が注目を集め、テレビなどで紹介され始めた。
コマ劇場や新歌舞伎座などの舞台では、役者や歌手などによる舞台での芝居の後、ファンサービスであろう、ショー的に歌や踊りが披露されているようだ。役者が歌や踊りを、又、歌手などが芝居をする。役者が本業にしろ、歌手が本業にしろ、熱烈なファンにとっては、このような本業以外の芸のご披露、ファンサービスは、普段見れない一面が見れて楽しいことだろう。
最近は行ったことがはないが、子供の頃には、おじいさんに連れられてよく、全国を旅している旅役者の芝居を見に行ったが、殆ど、同じパターンでやっていた。そして、熱狂したファンは、大喝采で、おひねりを舞台に投げていた。
TVで、紹介された「マツケンサンバ」で、よく肥えた松平健が、厚化粧をした顔で媚を売るような目つきをし、ニタニタしながら、キンキラキンの着物を着て、のりの良いサンバのリズムに乗ってお尻をやたらひねりながら踊っている姿を見た時、さっき言った昔の旅役者を思い出した。芝居を見に行っている熱狂的ファンなどにとっては、興奮して飛びつきたい気持ちだろうし、おひねりの一つや二つ投げたいことだろう。
私も、昔ダンスを習っていたし、中でもラテン系のマンボやルンバ、サンバなどは好きで、特にのりの良いサンバは大好きである。私の地元の神戸祭りでは、サンバパレードが一番の人気で、私も見るのを楽しみにしているくらいである。神戸祭りのサンバにしてもマツケンサンバにしても一種独特ののりの良いリズムであり、音楽としては決して悪いと思うどころか、面白いと思う。
昨年末には、DVDアルバム「マツケンサンバII」が売り出され、2月には「マツケンサンバIIコンテスト」も実施されているのをTVで見た。ここでの優秀者や優秀チームが、3月にバックダンサーとしてステージ上で踊ることができるらしい。ちょっと見ただけだが、なかなすばらしい踊りが多く、これなら見てみたいとも思う。
むなぐるま: マツケンサンバがNew York Times(オンライン版)フロントページにこのフィーバーしている「マツケンサンバ」ついにNYタイムスでも紹介されたという。
その中で、マツケンサンバは、「日本の変わりつつある男性像を反映している」と講評されているらしい。確かに、今の日本では、女性がやたらと強くなる反面、昔の男の男性像は、ガラガラと音を立てて崩れ落ちており、男性の女性化が伺える。厚化粧をして着物を着て腰を振って踊る踊りも、これを、「日本の伝統的な和風レビュー」の究極と誉めそやす評論家まで出てくるようになっている。マツケンサンバそのものは、悪しとしない私ではあるが、マツケンの踊っているサンバは・・・・見ていて気持ちが悪い。エロ・グロを感じる。
このようなエロ・グロものは、特殊なファンに対しての見世物としてはそれで良かろう。好きなファンがお金を払って劇場へ見に行くのは勝手である。しかし、NHKのようなところから聴取料(実際には税金と同じ)を取られてまで、見せられたくはない。だから、私は、去年初めて、NHKの紅白歌合戦は見なかった。
それに、「マツケン」が松平健その人を指しているのは明らかであるが「公共放送のNHKで、個人を宣伝する歌がなじむのか」・・・をお聞きしたい。過去には、山口百恵が「プレイバックパート2」で「真っ赤なポルシェ」を「真っ赤な車」に歌の歌詞まで変えられたのは有名な話だが・・・。落ち目のNHKはもう、その時一部のファンに人気さえあれば、形振り構わずなんでもありで放送するのか・・・。今年の大河ドラマ「義経」の弁慶にも彼を起用し、本来、大分先になってから出てくる予定の弁慶(松平健)を早々と出演させるようにしたと聞いている。私は、松平健を役者としては買っているが、もう、媚びたことでもしないと役者の仕事が回ってこなくなったのか・・・。私は、日本の男性が全て変りつつあるとは思わない。マツケンが「変わりつつある男性像」の一人なのだろうと思っている。それとも、落ち目の俳優の悪あがきといったところか・・。
(画像はマツケンサンバII 振り付け完全マニュアルDVD)
参考:
松平健 - マツケンサンバII
http://www.geneon-ent.co.jp/music/matsuken/
マツケンサンバにNHKコードの落とし穴!?
http://www.zakzak.co.jp/gei/2004_06/g2004061709.html