今日のことあれこれと・・・

記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

サンドウイッチデー

2005-03-13 | 記念日
今日(3月13日)は、[サンドウイッチデー」
1が3で挟まれている(サンド1=サンドウイッチ)ことから。この日とは別に、サンドウィッチの生みの親とされるイギリスのサンドウィッチ伯爵の誕生日・11月3日が「サンドウィッチの日」となっている。
サンドウイッチの呼称は、18世紀のイギリスの貴族4代目サンドウィッチ伯爵が、無類のホイスト(トランプ遊びの一種)好きで、食事にかける時間も惜しむほどで、ゲームを妨げないでも食事をとれるようにと、主食であるパンに副食を挟んだものを用意していたことから、いつしかこれがサンドウイッチとよばれるようになったという。当時伯爵は英国政府大臣の要職(海軍大臣や国務大臣を歴任)についていたが、ポストに相応しい働きはまったくできず「要職に在りながらギャンブルにうつつを抜かす無能の人」として広く認知されていたので有名とされているが、又、トランプというよりは、執務が忙しくてサンドウィッチを作らせたのではないかと言っている伝記作家もいるといい、この真偽のほどは分からないが、少なくとも、サンドウィッチ伯爵が、当時のイギリスで著名人であったためその食べ物を指す名前が「サンドウィッチ(sandwich)」と名づけられたのは事実なのであろう。
サンドウィッチとは、肉や野菜などの具を挟んだ料理で、パンに具を挟むという食べ方自体は古くからあったものだそうである。日本では、「サンドウィッチ」というと、スライスされたパンに挟んだものの印象が強いが、英語圏では、たとえば「ハンバーガー」もサンドウィッチだし、ホットドッグのような、いわゆる「サブマリン」型のものもサンドウィッチと呼ばれるようだ。又、具を挟まずに乗せただけのものは、オープン・サンドウィッチ(オープンサンド)と呼ばれる。サンドウィッチと名づけられたパンの食べ物も、その後、様々な変種を生み、現在でも変化し続けている。サンドウィッチを専用器具に挟んで両面を焼いたものは ホットサンド、ごく薄くスライスした耳なしの食パンに薄切りにした具を乗せ、端から円筒状に巻いたものはロール・サンドウィッチ(ロールサンド)と呼ばれる。欧米では日本の握り鮨をsushi sandwichと呼ぶこともあるそうだ。
また、この料理にちなんで、両側からはさまれた状態のことを「サンドウィッチ」されたということがある他、広告を書いた板(sandwich board)に挟まれた格好で街中で宣伝を行う人間広告塔のことをサンドウィッチマンと呼ばれるなどいろんな使われ方をしている。
ところで、先にも述べたが、サンドウィッチ伯爵はイギリスの海軍大臣を務めたこともあると書いたが、現在のアメリカ合衆国「ハワイ諸島」の旧名称である「サンドウィッチ諸島」も彼の名を冠したものなのだったということはご存知ですか。
ハワイ諸島はあの有名なイギリスの探検家キャプテン・クック(James Cook。1728年~1779年)が、1778年に、現在のハワイ諸島を発見し、カウアイ島ワイメア湾に上陸、この時、支援者で当時の海軍大臣サンドウィッチ伯爵にちなんで「サンドウィッチ諸島と名付けた。その他にもクックはニュージーランド、フィジーなど、太平洋の諸島のほとんどを発見した。その後、クックは、そのサンドウィッチ諸島(ハワイ島西岸のケアラクア)で原住民との争いが生じ、1779年 2月14日に51歳で戦死したそうだ。
1795年から1893年までカメハメハ王朝のハワイ王国が統治していたが、1898年アメリカ領に併合、1959年50番目の州となり、ハワイと改名した。ハワイという名称は、ポリネシアの西方にあるとされる、ポリネシア人の祖国ハワイキに由来するらしい。 
イギリス南部の町、サンドウィッチ伯爵の領地でもあったところ「サンドウィッチ」の町は、ロンドンから2時間足らず、カンタベリーから20分ばかりのドーバ海に面したところにある。
(画像はカツサンドウィッチ)
参考:
Webマガジンen茂木健一郎(もぎ・けんいちろう) 
http://www.shiojigyo.com/en/backnumber/0501/main2.cfm
キャップテン・クック(Captain Cook)
http://home9.highway.ne.jp/kobenisi/stamps13-f.htm
エドワード・モンタギュー、サンドウィッチ伯(1625~1772)
http://www2.wbs.ne.jp/~ryuzoji/List_of_Hero/Imperium.html