今日のことあれこれと・・・

記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

マーチの日、行進曲の日

2007-03-01 | 記念日
今日は何の日~毎日が記念日~で調べると、今日(3月1日)は「マーチの日、行進曲の日」だそうである。
「行進曲」と「3月」が同じ"march"というスペルであることかららしいが、どこが設定したのかはよく分からない。そのようなことは、余り深く考えず、今日は「march」のことを書いてみよう。
先ず、暦の「3月」についてであるが、日本では、旧暦3月を弥生(やよい)と呼び、現在は新暦3月の別名としても用いられている。弥生の由来は、”草木がいよいよ生い茂る月「木草弥や生ひ月(きくさいやおひづき)」が詰まって「やよひ」となった”という説が有力で、これに対する異論は特にないという。他に、3月は、花月(かげつ)、嘉月(かげつ)、花見月 (はなみづき)、夢見月(ゆめみつき)、桜月(さくらづき)、暮春(ぼしゅん)等の別名もある。まさに、名前を聞いただけで、花満開、桜の花見月と言うことになっているのだが、これは、あくまで、旧暦での話。新暦の3月では、ちょっとピンと来ないよね。最も、今年などは、凄い暖冬の影響ので花も狂い咲きしているようではあるが・・。
因みに新暦(太陽暦)の今日・ 2007(平成19)年 3月(弥生) 1日は、 旧暦((太陰太陽暦)では、2007(平成19)年 1月(睦月)12日になる。暖冬でなければ、本来はまだまだ、寒い時期なのである。これを、逆に見ると、旧暦(太陰太陽暦) 2007(平成19)年 3月(弥生) 1日は、新暦、(太陽暦) では、2007(平成19)年 4月(卯月)17日 となる。どうですか・・・。丁度桜の花見に良い時期でしょう。(前のブログ今日(2月4日)は「西の日」でも書いたが、昨・2006年は旧暦で見ると、閏月があった年、つまり、7月が2回あり、1年13ヶ月あった年だった。そのため、春は普通であれば、昨年より20日ほど遅れてくる計算になっていたのだよ)。
2007年 3月 1日の暦↓
http://www.na.rim.or.jp/~tsupo/koyomi/tamo.cgi?y=2007&m=3&d=1&H=0&M=0&S=0
3月の英語”March”は、ヨーロッパ諸言語での呼び名であるmars,marzo,Marchなどはローマ神話マルス(Mars)の月を意味するMartiusから取ったもので、マルス(マールス、Mors)は、ローマ神話の戦いと農耕の神であったそうだ。このマルスは他のローマ神話のどの神とも違い、ローマ建国時に既にローマにいた神であったという。
3月の神であるのも、農耕の始まる季節に一致するからで、当時のローマ暦は、新年は農耕の始まる3月におかれた。ローマ建設者とされる初代ロムルス王の父親がマルスという伝承があることから、主神と同様に扱われた。主神が農耕神マルスであるのは、ローマ人が農耕民族であった証拠とされる。
農耕民族の日本でも農耕の始まる季節に旧暦の新年を向かえる考え方は同じである。太陽暦になっても、閏年の日数調整を2月に行うのは、当時の暦での最後の月に日数調整を行っていたことの名残なのである。では次に、「行進曲」の話に移る。
行進曲は、歩速をそろえて行進をするために演奏される楽曲、ないし、行進を描写した楽曲。「マーチ」とも呼ばれる。単独の作品の場合と、大規模な楽曲の一曲として作られたものの両方がある。
行進曲は、歩速をそろえて行進をするために演奏される楽曲、ないし、行進を描写した楽曲で、単独の作品の場合と、大規模な楽曲の一曲として作られたものの両方がある。行進のための楽曲は古くからあり、軍楽や儀式などで使われてきたようである。
17世紀の終わりごろ、トルコの軍楽隊が中央ヨーロッパに来て、当時のヨーロッパ人に強烈な印象を与えた。この軍楽隊は、管楽器と太鼓とシンバルとから成り、舞いながら行軍した。トルコの軍隊が強かったこともあり、これが非常にヨーロッパに流行して、模した作品が数多く書かれたそうだ。トルコ行進曲と言われ、合奏ならば大太鼓シンバルトライアングルを含んだ。また、それら楽器を含む音楽が「トルコ風」としてトルコを表すものとして使われていたようで、私は、良く知らないが、モーツァルトの歌劇『後宮からの誘拐』序曲には、トルコ音楽メフテルを参照)を西欧化したものが含まれるそうだ。
モーツァルトはこれ以前の作品にもトルコ音楽を採用したことがあり、その中に、3楽章から成るピアノソナタ第11番があり、その第3楽章があの有名な「トルコ行進曲」であるため、「トルコ行進曲付き」と呼ばれることがあるそうだが、これなら、私でも知っている。今使っている家の電話の呼び出し音がこのトルコ行進曲である。最初に設定されていた。最初、この曲を使っている家が多いので、庭になど出ていると、折角家の電話の呼び出し音が鳴っても、ご近所の他の家のと紛らわしいので、他の曲に変えようかと思っていたが、メカに弱く面倒くさがり屋な者だから、いつまでも放っておいたら、いつの間にか、ご近所さんが順二他の曲に変えてくれたので、今では、町内でこの曲は、私の家専用のようになってるよ。(^0^)
「行進曲」は吹奏楽のために作曲されることが多い。又、特殊な儀礼のための行進曲に、結婚式で演奏される結婚行進曲や、、葬儀において死者の遺体を墓地まで搬送するときの行進をモデルとして作曲される葬送行進曲などもある。
この行進曲で、は、ドイツのカール・タイケ代表作「旧友(Alte Kameraden)」と、アメリカのジョン・フィリップ・スーザの「星条旗よ永遠なれ(Stars and Stripes Forever)」、それに、日本の瀬戸口藤吉の作曲した「軍艦行進曲」が、世界三大行進曲と言われているそうだ。
タイケの行進曲「旧友」は、世界的に最も有名なドイツの軍隊行進曲の一つで、日本でも運動会・パレードの行進BGMや、放送局のスポーツ中継のテーマソング(演奏のみ)に使われている。聞けば誰でも知ってるよ。以下でどうぞ。
旧友(Alte Kameraden)↓
http://rasiel.web.infoseek.co.jp/mil/altekameraden.htm
アメリカのの作曲家、指揮者でもあるスーザは、100曲を越える行進曲を作曲したことから、マーチ王と呼ばれており、。またオペレッタも多く作曲した人である。「星条旗よ永遠なれ」は、スーザが作曲した行進曲の一つで、最もよく知られているものであり、アメリカ人の愛国心の象徴とも言える行進曲で、1987年12月にはアメリカ合衆国の「国の公式行進曲(National March)」に制定されており、この曲を知らないものはいないだろう。でも、この曲の歌詞を知っている人は少ないだろう。歌詞は以下で分かるよ。しかも、原詩も掲載されている。(曲の試聴は以下参考に記載の「おんがく日めくり | YAMAHA」でできるよ)
ジョン・フィリップ・スーザ 星条旗よ永遠なれ↓
http://homepage2.nifty.com/182494/LiederhausUmegaoka/songs/S/Sousa/S418.htm
残念ながら、瀬戸口藤吉の作曲した『軍艦行進曲』や、信時潔名曲、『海ゆかば』、映画戦場にかける橋で有名な『クワイ河マーチ』などに触れたいが、字数制限の問題があり、それらについては、次ページで触れたい。以下の続・マーチの日、行進曲の日をクリックください。このページの下に次ページが表示されます。
クリック→続・マーチの日、行進曲の日

続・マーチの日、行進曲の日

2007-03-01 | 記念日
マーチの日、行進曲の日続き
日本の瀬戸口藤吉の作曲した「軍艦行進曲」。
守るも攻めるも黒鉄(くろがね)の 浮かべる城こそ頼みなる
浮かべるその城日の本の 皇国(みくに)の四方(よも)を守るべし
真鉄(まがね)のその艦(ふね)日の本に 仇なす国を攻めよかし
この曲は既にあった軍歌「軍艦」 に瀬戸口藤吉が、後日(1900年=明治33年)に、中間部のメロディーに、
宮内省雅楽局の篳篥(ひちりき)奏者・東儀季芳(とうぎすえよし)が、1880 (明治13 )年に海軍省からの依頼で礼式曲として作曲した「海ゆかば」をトリオ(中間部)に取り入れ、行進曲として発表したもので、日露戦争で有名になったようだ。一般には『軍艦マーチ』として広く知られており、若い人でも、作曲者の名前や、歌詞は知らなくても、この勇ましい曲の方だけは聴いて知っているだろう。最近は余り使われないものの、戦後は長い間パチンコ店の定番BGMとして流されていた。なんでも、これは、1951(昭和26)年春に有楽町駅前の「パチンコ・メトロ」で、海軍の航空機搭乗員だった店主が気晴らしのために掛けたのが始まりというが、私も若い頃よくパチンコをしていたが、この勇ましい曲を聴かされると、ついつい熱くなって玉をつぎ込んでしまいそうになったよ。最近、パチンコ屋では聞かれないが、運動会や祭、商店などの景気付けの音楽としては今でもよくつかわれているし、現在、海上自衛隊の儀礼曲に指定されいるようだ(通達参照)
話は元に戻るが、先に延べた「海行かば」の詞は万葉集巻十八「賀陸奥国出金詔書歌」(大伴家持作)から採られているそうだ。しかし、この曲ことに有名なのは、1937(昭和12)年に作曲された信時潔(のぶとききよし)の作品(『海ゆかば』)の方である。
信時潔は日本を代表する作曲家の一人であり、名曲が多くあるが、『海ゆかば』はその作品の中でもっとも良く知られているものである。この曲も大伴家持の歌に信時がバッハの手法で曲をつけたものだそうで、すばらしい曲であり、戦時中には第2国歌の扱いを受け、敗戦までの間盛んに愛唱されていたが、現在出版されている信時の歌曲集にこの曲の姿はなく戦後事実上の封印状態が続いているのだという(関連作品参照)。
先ずは、以下のFlashで、行進曲「軍艦」と「海ゆかば 」を聞いてみるとよい。行進曲「軍艦」もパチンコ屋で聞いたものとは大分趣が違うし、また、「海ゆかば 」は、これが軍歌かと思うぐらいすばらしい曲だよ。是非一度聴いて欲しい曲だと思う。(「海ゆかば」また、「軍艦」をクリック、つづいて「再生開始」をクリックのこと。)
http://y4444y.hp.infoseek.co.jp/flagk/gktop.html
因みに、信時潔は、大阪府出身で、交声曲東海道東征』、歌曲集『沙羅』、戦時歌謡(国民唱歌)『海ゆかば』などのほかにも校歌・社歌・団体歌等の作曲も数多く手がけており、地元兵庫県では、県立神戸、長田、赤穂、佐用、三原高のほか三木市立三樹小や加西市立北条小などの校歌も手がけているようだ。
軍歌の中でも行進曲は、兵士が行軍しながら指揮を高めるために歌うものであり、元気の出る明るい歌が多い。
行進曲には良い曲がたくさんあり、観賞用としても聴けるすばらしいものがある。アルフォード・ボギーの代表作「ボギー大佐」は、「クワイ河マーチ」の名で「戦場にかける橋」の映画音楽につかわれていた。
映画は、第2次大戦下、タイ、ビルマ国境の日本軍捕虜収容所を舞台に日英両軍兵士の人間愛を描いたもので、フランスの作家ピエール・ブウルの小説「クワイ河の橋」を原作に、『アラビアのロレンス』などで知られるデヴィッド・リーンで、アカデミー賞作品賞ほか7部門を受賞したもの。音楽はマルコム・アーノルド担当。主演もウィリアム・ホールデンアレック・ギネス、ジャック・ホーキンス、早川雪洲と豪華。中でも、印象的だったのは、日本軍捕虜収容所の所長・斎藤大佐役の早川雪洲であった。いかにも鼻骨な当時の軍人を感じさせ格好良かったよ。
しかし、映画も良かったけれども、私などには、どちらかと言うと映画よりも「クワイ河マーチ」の曲の方が印象に残っている。実に良い曲だよね~。
そういえば、ボギー大佐(「クワイ河マーチ」)』の曲は、本来は歌詞はなくサルとも無関係だが、「サル ゴリラ チンパンジー」の替え歌でも知られている。
クワイ河マーチ--Eteko--替え歌で、「サル・ゴリラ・チンパンジー」の歌詞。詩のタイトルをクワイ河マーチとしてるのはお遊びだね。(^0^)↓
http://www.t3.rim.or.jp/~s-muraka/midi/hashi.html
有名な行進曲はWikipediaの「行進曲のページの主な行進曲」に書かれているよ。
(画像は、映画「戦場にかける橋」チラシ)
参考:
マーチ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%81
2007年 3月 1日の暦
http://www.na.rim.or.jp/~tsupo/koyomi/tamo.cgi?y=2007&m=3&d=1&H=0&M=0&S=0
MarchingAlong
http://homepage3.nifty.com/marching_along/index.html
タイケ
http://www.hm.h555.net/~hajinoue/jinbutu/taike.htm
旧友(Alte Kameraden)
http://rasiel.web.infoseek.co.jp/mil/altekameraden.htm
おんがく日めくり | YAMAHA
http://www.yamaha.co.jp/himekuri/view.php?ymd=19981106
ジョン・フィリップ・スーザ 星条旗よ永遠なれ
http://homepage2.nifty.com/182494/LiederhausUmegaoka/songs/S/Sousa/S418.htm
MIDI軍艦行進曲
http://www.d1.dion.ne.jp/~j_kihira/band/midi/gunkan.html
パチンコ屋でなぜ軍艦マーチがかかるのか?
http://www.ne.jp/asahi/mili/surva/1stgame/gunkan.html
世界の行進曲(マーチ)・愛国歌 歌詞・日本語訳・YouTube動画・MIDI
http://www.worldfolksong.com/anthem/lyrics/pat/index.html
MIDI音楽<海行かば>
http://www.d1.dion.ne.jp/~j_kihira/band/midi/JASRAC/umiyukaba.html
海ゆかばについて
http://www1.odn.ne.jp/~aal99510/umiyukaba.htm
海行かば - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E8%A1%8C%E3%81%8B%E3%81%B0
海ゆかばのFlash行進曲「軍艦」「海ゆかば」
http://y4444y.hp.infoseek.co.jp/flagk/gktop.html
本海大海戦 海ゆかば(1983) - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD17314/
戦場にかける橋 - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD5129/index.html
神戸新聞Web News 文化
http://www.kobe-np.co.jp/rensai/cul/313.html
喇叭四方山噺
http://www7a.biglobe.ne.jp/~the_whirlwind48/pctop.html
MIDI音楽<クワイ河マーチ>
http://www.asahi-net.or.jp/~UD3T-KRYM/902-jasrac/01-kwairivermarch.htm
ボギー大佐(アルフォード作曲)という行進曲の替え歌で、「サル・ゴリラ・チンパンジー」というのの歌詞
http://www.t3.rim.or.jp/~s-muraka/midi/hashi.html