今日は何の日~毎日が記念日~によると、今日(3月21日)は、「催眠術の日」となっていた。催眠術をかける時のかけ声「3、2、1」からだそうだが、どこが、記念日を設定したのかは書いていなかった。同じ様なものに、 12月3日 「奇術の日」がある。奇術(手品)につきもののかけ声「ワン(1)ツー(2)スリー(3)」からで、日本奇術協会が1990(平成2)年に制定したそうだ。
催眠術( Hypnotism)とは、催眠(Hypnosis) の元の言い方で、この言葉は英国の医師、ジェイムズ・ブレイドの造語で、ギリシア語で眠りを意味するヒプノス(Hypnosis) から造られた造語だそうだ。
近代催眠の起源は、ルイ16世の時代に活躍したウィーン出身の医師メスメル(Franz Anton Mesmer:1734~1815)だと言われているそうだ。
メスメルは、病気は体内の磁力バランスが崩れることによって起こると考え、体内磁力バランスを補正するために、磁力をためておく「磁気桶」を考案して治療に用いたというが、現代では彼の手技が患者の自己催眠を誘導し、それによって患者の潜在意識が活性化されて治癒力を向上させたのだと考えられているそうだ。
トランス(【Trance】恍惚。うっとりするさま)が持つヒーリング効果(Effect of healing=回復するという効果)に光をあてたのが、ジェームス・ブレイドで、ブレイドは、メスメリズム(Mesmerize=催眠術をかける)によって引き起こされるトランス状態は神経系の属性に起因しており、神経系が激しく消耗したときに催眠状態が現出すると考えたそうだ。
ブレードの神経学的理論は誤ったものであったが、催眠を科学的な用語を用いて生理学的・解剖学的な基礎の上に建たせようとしたことには意味があったのだという。
要するに、催眠とは、催眠状態と呼ばれる被暗示性の昂進(こうしん=感情・脈搏・病状などがたかぶり進むこと)した変性意識状態の一、またその状態に導く技術 (催眠法) のことだそうで、意識の構成には「清明度」、「広がり」、「質的」の三つの要素が存在するが、このうち「広がり」の低下(意識の狭窄)は催眠である。また一般的に意識障害というと「清明度」の低下についてを指し、「質的」の変化(意識変容)はせん妄や朦朧(もうろ=意識がぼんやりとしてはっきりしないさま)等を指すのだという。
催眠による現象としては、催眠状態では意識が狭窄(きょうさく=狭くすぼまっている・こと、さま)しているので、外界からの刺激や他の概念が意識から締め出され一つの事象が意識を占領することによって、暗示(あんじ)のままに動かされる。この暗示によって様々な幻覚が作り出されてくる。
催眠法は、心理的な悩みを改善する目的で行われる催眠療法 (ヒプノセラピー) と娯楽を目的に行われる舞台催眠 (いわゆるショー催眠) とに大別される。
私は、このような専門的なことについて知識があるわけではないので、このブログも以下参考に記載のWikipediaその他のHPを参考に書いている。
ネット上を見ても、催眠を医療に用いる試みもあるようだが、まだ積極的な医療機関は限られているという。一般的には、まず薬物療法など、他の治療法を十分に試みた上で、適用可否の判断を含めて、訓練を受けた専門家により行われるべきであろう。
よくテレビなどでマジックショーなどで催眠術のようなものが行われている。私のような疑り深い人間には、ヤラセなのか、本当に催眠状態になっているのか半信半疑であるが、恐らく、私などは、催眠術にかからないであろうと思う。以下参考に記載の「自己暗示」には、「催眠とは、すべて自己暗示です。いくら催眠誘導者が暗示をかけても、その効果を発揮するには、本人がその暗示を受容しなければ、催眠にかかることはないのです。すなわち催眠の本質は、自己暗示なのです。」・・・と書かれているように、催眠で、自分の意思に反した行動を外部から強制されることはないはずであり、感情を自分以外の人に操られることもあるとは思えない。暗示は、「起こりもしないことを、起こると自分で信じ込んでしまう」ことである。
だから、外部のものの催眠術(暗示)にかかったとしたら簡単に言えば、それは掛けられた本人自身が、はじめから外部のものの暗示を受け入れようとして、自分で自分に催眠術(自暗示己)をかけてしまっているからだろう。
時として、人間は極度に精神的に疲れた状態にあるときや欲望が非常に強いとき、また、物事におびた不安な心理常態のときなど、脳の冷静に判断する機能が低下し、変な錯覚を起こすこともある。例えば、映画やTVで恐怖映画を観たりしたとき、それは、真実ではなく虚であるにもかかわらず、それを、真実と思い込み恐れてしまう。又、お金お金と欲が深いと冷静に考えればそんなことは有り得るはずのない金儲けに手を出して泣きを見ることになる。それなども、真実でないものを真実と思い込んでいるのである。このようにないものをあるように見たり感じたりする・・・つまり、嘘を嘘と見抜けない常態のときに暗示にかかりやすくなるのだろう。最近は、映画やTVゲームなど非常に残酷なものが横行している。そんなものばかりを観ているとそのような架空の世界を現実の世界と錯覚して、本当に、映画やTVゲームの世界と同じ様な殺人を平気で犯してしまうものが現れるのである。今の時代は、昔と違って、現実離れしたことが、平然と行われるようになった。まさに、催眠術(暗示)にかかった人が多くなったのだろう。しかし、こんな催眠を利用した犯罪が現れると恐いだろうな~。
(画像は、映画「催眠」DVD.稲垣吾郎扮する心理カウンセラーが連続変死事件の謎を追う姿を描いたサイコスリラー。)
催眠術 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%82%AC%E7%9C%A0%E8%A1%93
奇術 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%87%E8%A1%93
(社)日本奇術協会
http://www.jpma.net/
トランスとは - はてなダイアリー
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C8%A5%E9%A5%F3%A5%B9
フランツ・アントン・メスメル
http://www7.ocn.ne.jp/~elfindog/famesm.htm
催眠の歴史
http://psych-toolbox.hp.infoseek.co.jp/hypnosis/history.html
催眠 療法とは
http://sanctuary.aikotoba.jp/saiminryohotoha-sanctuary.htm
催眠Q&A
http://www.e-saimin.com/qanda.htm
催眠
http://park6.wakwak.com/~psychol/saimin/saimintop.html
自己暗示
http://fromes.info/es2jikoanji.html
催眠療法を催眠療法士が解説した用語集とヒプノセラピストの紹介
http://www.1bijin.com/blog/
催眠 - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD31601/index.html
催眠術( Hypnotism)とは、催眠(Hypnosis) の元の言い方で、この言葉は英国の医師、ジェイムズ・ブレイドの造語で、ギリシア語で眠りを意味するヒプノス(Hypnosis) から造られた造語だそうだ。
近代催眠の起源は、ルイ16世の時代に活躍したウィーン出身の医師メスメル(Franz Anton Mesmer:1734~1815)だと言われているそうだ。
メスメルは、病気は体内の磁力バランスが崩れることによって起こると考え、体内磁力バランスを補正するために、磁力をためておく「磁気桶」を考案して治療に用いたというが、現代では彼の手技が患者の自己催眠を誘導し、それによって患者の潜在意識が活性化されて治癒力を向上させたのだと考えられているそうだ。
トランス(【Trance】恍惚。うっとりするさま)が持つヒーリング効果(Effect of healing=回復するという効果)に光をあてたのが、ジェームス・ブレイドで、ブレイドは、メスメリズム(Mesmerize=催眠術をかける)によって引き起こされるトランス状態は神経系の属性に起因しており、神経系が激しく消耗したときに催眠状態が現出すると考えたそうだ。
ブレードの神経学的理論は誤ったものであったが、催眠を科学的な用語を用いて生理学的・解剖学的な基礎の上に建たせようとしたことには意味があったのだという。
要するに、催眠とは、催眠状態と呼ばれる被暗示性の昂進(こうしん=感情・脈搏・病状などがたかぶり進むこと)した変性意識状態の一、またその状態に導く技術 (催眠法) のことだそうで、意識の構成には「清明度」、「広がり」、「質的」の三つの要素が存在するが、このうち「広がり」の低下(意識の狭窄)は催眠である。また一般的に意識障害というと「清明度」の低下についてを指し、「質的」の変化(意識変容)はせん妄や朦朧(もうろ=意識がぼんやりとしてはっきりしないさま)等を指すのだという。
催眠による現象としては、催眠状態では意識が狭窄(きょうさく=狭くすぼまっている・こと、さま)しているので、外界からの刺激や他の概念が意識から締め出され一つの事象が意識を占領することによって、暗示(あんじ)のままに動かされる。この暗示によって様々な幻覚が作り出されてくる。
催眠法は、心理的な悩みを改善する目的で行われる催眠療法 (ヒプノセラピー) と娯楽を目的に行われる舞台催眠 (いわゆるショー催眠) とに大別される。
私は、このような専門的なことについて知識があるわけではないので、このブログも以下参考に記載のWikipediaその他のHPを参考に書いている。
ネット上を見ても、催眠を医療に用いる試みもあるようだが、まだ積極的な医療機関は限られているという。一般的には、まず薬物療法など、他の治療法を十分に試みた上で、適用可否の判断を含めて、訓練を受けた専門家により行われるべきであろう。
よくテレビなどでマジックショーなどで催眠術のようなものが行われている。私のような疑り深い人間には、ヤラセなのか、本当に催眠状態になっているのか半信半疑であるが、恐らく、私などは、催眠術にかからないであろうと思う。以下参考に記載の「自己暗示」には、「催眠とは、すべて自己暗示です。いくら催眠誘導者が暗示をかけても、その効果を発揮するには、本人がその暗示を受容しなければ、催眠にかかることはないのです。すなわち催眠の本質は、自己暗示なのです。」・・・と書かれているように、催眠で、自分の意思に反した行動を外部から強制されることはないはずであり、感情を自分以外の人に操られることもあるとは思えない。暗示は、「起こりもしないことを、起こると自分で信じ込んでしまう」ことである。
だから、外部のものの催眠術(暗示)にかかったとしたら簡単に言えば、それは掛けられた本人自身が、はじめから外部のものの暗示を受け入れようとして、自分で自分に催眠術(自暗示己)をかけてしまっているからだろう。
時として、人間は極度に精神的に疲れた状態にあるときや欲望が非常に強いとき、また、物事におびた不安な心理常態のときなど、脳の冷静に判断する機能が低下し、変な錯覚を起こすこともある。例えば、映画やTVで恐怖映画を観たりしたとき、それは、真実ではなく虚であるにもかかわらず、それを、真実と思い込み恐れてしまう。又、お金お金と欲が深いと冷静に考えればそんなことは有り得るはずのない金儲けに手を出して泣きを見ることになる。それなども、真実でないものを真実と思い込んでいるのである。このようにないものをあるように見たり感じたりする・・・つまり、嘘を嘘と見抜けない常態のときに暗示にかかりやすくなるのだろう。最近は、映画やTVゲームなど非常に残酷なものが横行している。そんなものばかりを観ているとそのような架空の世界を現実の世界と錯覚して、本当に、映画やTVゲームの世界と同じ様な殺人を平気で犯してしまうものが現れるのである。今の時代は、昔と違って、現実離れしたことが、平然と行われるようになった。まさに、催眠術(暗示)にかかった人が多くなったのだろう。しかし、こんな催眠を利用した犯罪が現れると恐いだろうな~。
(画像は、映画「催眠」DVD.稲垣吾郎扮する心理カウンセラーが連続変死事件の謎を追う姿を描いたサイコスリラー。)
催眠術 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%82%AC%E7%9C%A0%E8%A1%93
奇術 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%87%E8%A1%93
(社)日本奇術協会
http://www.jpma.net/
トランスとは - はてなダイアリー
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C8%A5%E9%A5%F3%A5%B9
フランツ・アントン・メスメル
http://www7.ocn.ne.jp/~elfindog/famesm.htm
催眠の歴史
http://psych-toolbox.hp.infoseek.co.jp/hypnosis/history.html
催眠 療法とは
http://sanctuary.aikotoba.jp/saiminryohotoha-sanctuary.htm
催眠Q&A
http://www.e-saimin.com/qanda.htm
催眠
http://park6.wakwak.com/~psychol/saimin/saimintop.html
自己暗示
http://fromes.info/es2jikoanji.html
催眠療法を催眠療法士が解説した用語集とヒプノセラピストの紹介
http://www.1bijin.com/blog/
催眠 - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD31601/index.html