今日(3月20日)は「ワインの日」((毎月20が記念日)
ワインは、主としてブドウの果汁を発酵させたアルコール飲料であり、日本では時に葡萄酒とも呼ばれるが、通常、単に「ワイン」と呼ばれた場合には、他の果汁を主原料とするものは含まない。日本の酒税法では、「果実酒」に分類されている。
「ワイン」は、英語では「 wine(ワイン) 」であるが、フランス語だと「 Vin(ヴァン) 」。フランス語で数字の20も「vingt ヴァン 」となることから、日本ソムリエ協会が1994(平成6)年に毎月20日を「ワインの日」に制定。
ワインは最も歴史の古い酒とされているが、それは、葡萄の収穫を終え、多く収穫した葡萄を壺に入れておいたところ、その葡萄が自然発酵しワインが出来た!そんな自然の産物がワインだったからだろうと思われる。紀元前6000年頃にメソポタミアのシュメール人により初めてワインが作られたといわれる。紀元前5000年頃には大麦を使いビールも作るようになり、紀元前3000年頃に古代エジプトに双方が伝わったとされる。ビールの醸造の方が比較的簡単であったため、これらメソポタミアやエジプトでは、ビールを日常消費用、ワインを高級品として飲み分けていたとされているそうだ。
ワインに関する文献として最も古いのは、古代メソポタミアの叙事詩「ギルガメシュ叙事詩」だといわれている。これは、現存する最古の文学作品とされることもあるが、古代バビロニアに実在したとされる古代メソポタミア王のギルガメシュを主人公にしたものであり、バビロニア神話の内容を含んでいる。19世紀にアッシリア遺跡から発見された遺物の一つで、ジョージ・スミスが解読を進め、1872年に『聖書』と対比される大洪水の部分を見つけ有名になった。(以下参考に記載の恐竜と人間の化石が同じ地層から発見参照)。メソポタミア文明発祥の地として知られるチグリス・ユーフラテス河の河口に住んでいた古代民族シュメール人の作品で、紀元前4000~5000年頃の出来事を記録したものとされているようだ。ギルガメシュ叙事詩には、ギルガメッシュが、酒屋の女主人シドゥリ(Siduri)から永遠の生命など求めるのはむだだと説かれるくだりがあるが、このシドゥリは、古代バビロニアのワインの女神で、不老不死となるワインを持っていたそうだ。以下参考に記載の大英博物館とルーブル美術館に、ギルガメシュを探す旅●第10の粘土板●参照)。又、ギルガメッシュが、出会った「ウトナピシュティム(旧約聖書のノア)は 船大工たちに牛や羊を殺して与え、葡萄酒を飲ませて、方舟をつくらせた」旨の記述がある。
その後、古代エジプトからフェニキア人によりギリシャへも伝わるが、この頃は水割りにして飲まれていたそうだ。そこから地中海沿岸に伝えられ、イタリアローマへと伝わり、ローマ帝国の拡大と共にフランスなどの内陸部にも伝わっていった。ワイン製造の技術が格段の進歩を遂げたのはローマ時代に於てとされ、この時代に現在の製法の基礎が確立したという。ヨーロッパの各地には、キリスト教と共に広まり、キリスト教会の僧院でブドウの栽培と共にワインの醸造が行われた。今でも良質のワインを作る僧院が多くある。
キリスト(イエス)は、ワインを指して自分の血と称したとされ、今日でもキリスト教の儀式に赤ワインは欠かせないものとなっているようだ。
「聖杯」というものをご存知だろうか。聖杯 (せいはい)とは、キリスト教の儀式である聖餐に用いられる杯であるが、聖餐とは、かの有名なイエス・キリストの「最後の晩餐」に由来する儀式である。
新約聖書の場合「マタイによる福音書第26章」(以下参考に記載の新約聖書・マタイ伝 第26章参照) 、「ヨハネによる福音書第15章」(以下参考に記載の新約聖書・ヨハネによる福音書第15章参照) の最後の晩餐のくだりでである。ワインがキリストの契約の血であり、キリストが葡萄の木であり11人の弟子たちがその枝であると述べている。キリストが最後の晩餐でその教えの神髄を説く最高の場面でワインが登場するという事はいかにワインが重要な物であるかをうかがわせている。
このようにワインは最も多くの地域に広がっている酒の一つであり、ヨーロッパではキリスト教に於いてキリストの血の象徴としてワインが挙げられたこともあり、日常的に水の代わりとして飲まれることも多く、子供のうちから飲むこともけして珍しくは無いという。
このようにヨーロッパではワイン造りの歴史は数千年の歴史があるが、日本では、縄文時代中期には「葡萄果汁を発酵させた飲料」が造られ飲用されていたとされるが、これはいつしか廃れ、日本におけるワイン生産は、明治時代に始まったばかりである。
日本では、山梨県の勝沼地区(甲州市)のワインが有名であるが、私の住んでいる神戸でも農業公園・神戸ワイン城で獲れたワインを神戸ワインとして売り出して入るが、どうも地元のものではあるが私の好みではない。ワインにはいろいろな種類のものがあり、価格もピンからキリまである。ソムリエ とか言う、気取った格好をしたワイン専門の給仕人が色々とワインの講釈をしている姿をテレビなどでよく見るが、講釈をしているワインはずいぶんと高いものなのだろうが、私などは、価格だけでなく、どうもそのような大層なワインは飲みたいとも思わない。もともと、私は、日本酒等であるから、地元灘の酒の愛好家である。以前、」灘の酒造組合の「酒を楽しく飲む会」に入っていたので、その会で年に2回行われる飲む会に参加していたが、いろいろと新種のお酒などを飲ませてくれる。その時に、名前は忘れたが姫路の酒造メーカーの確か精米歩合50%以下の大吟醸酒を飲ませてもらったが、もう、臭いは、酒と言うよりもワインの香りである。もともと、ワインも酒も材料が違うだけの醸造酒である。今はワインブームであるが、洋食にはワインも良いであろうが、日本の和食には、やっぱり、日本酒が良く合う。先にも書いたように、良い日本の米の醸造酒もワインに負けない良い香りをしている。少し高めのワインを買うだけの金を出せば、日本人が何もあえてワインなど飲まなくても伝統の日本酒を飲めばいいではないかと思っている。そういう私も、ワインが特に嫌いと言うわけではないので、洋食の時などに、たまには家人につき合わされて飲むこともある。自分で買って飲んで美味しいと思ったのは、宮崎県綾町で作られている綾ワインであった。私は現役時代暫く九州に住んで居たことがあるが、仕事の関係で、宮崎の百貨店とも関わりがあった。そこの社長から勧められて買ったのが最初であるが、値段も安く私し好みの味であった。家人もお気に入りになったのだが、生産量が少なく、宮崎の百貨店と空港、それに生産地の綾でしか売っていなかった。九州から神戸へ帰ってきてからも、最初のうちは百貨店に頼んで贈ってもらっていたが、面倒なのでもう止めてしまった。ま!、酒にしてもワインにしても嗜好の問題だから、自分の口にあえばそれで良い。毎年11月の第3木曜日が解禁となる「ボジョレー・ヌーヴォー」などが話題になるが、私は興味がない。今は、健康上、晩酌には焼酎を飲んでいるが、ちょっとしたお気に入りの和食の時にはやはり、日本酒が飲みたいね~。
(画像は神戸市立農業公園・ワイン城)
参考:
社団法人 日本ソムリエ協会(J.S.A.)
http://www.sommelier.jp/
ワイン - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3
SUNTORYお酒・飲料大辞典
http://www.suntory.co.jp/jiten/index.html
聖杯 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E6%9D%AF
新 約 聖 書
http://www.is.seisen-u.ac.jp/~zkohta/bible/new_t/main.html
ギルガメシュ叙事詩 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%83%A5%E5%8F%99%E4%BA%8B%E8%A9%A9
ギルガメッシュ叙事詩について
http://city.hokkai.or.jp/~hachikun/memo/Guilgamesh.html
神話への門・バビロニア神話(・ギルガメッシュ叙事記・洪水神話)
http://park1.aeonnet.ne.jp/~ark/myths/sumer/index.html
恐竜と人間の化石が同じ地層から発見(大洪水の記録は世界中に残っている )
http://www14.plala.or.jp/tm86/newpage2.html
大英博物館とルーブル美術館に、ギルガメシュを探す旅
http://homepage1.nifty.com/endow/all%20gilgamesh/all%20gilgamesh%20htmls/00th_1_mokuji.html
神戸市立農業公園・ワイン城
http://www.kobewinery.or.jp/
フランス語の数体系
http://www.sf.airnet.ne.jp/ts/language/number/frenchj.html
ワイングロッサリードットコム
http://www.winegrocery.com/enjoywine/w_term/index.html
キリストの十字架
http://www.tokyokita.net/about/akashi06.html
ワインスパイラル
http://www.winespiral.com/index.html
[PDF] University of Tsukuba/オリエントの歴史と文化
https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/exhibition/orient/cat_h16.pdf
歴史のページ
http://www5c.biglobe.ne.jp/~paruwees/Histoly_95_98.html#top
ワインは、主としてブドウの果汁を発酵させたアルコール飲料であり、日本では時に葡萄酒とも呼ばれるが、通常、単に「ワイン」と呼ばれた場合には、他の果汁を主原料とするものは含まない。日本の酒税法では、「果実酒」に分類されている。
「ワイン」は、英語では「 wine(ワイン) 」であるが、フランス語だと「 Vin(ヴァン) 」。フランス語で数字の20も「vingt ヴァン 」となることから、日本ソムリエ協会が1994(平成6)年に毎月20日を「ワインの日」に制定。
ワインは最も歴史の古い酒とされているが、それは、葡萄の収穫を終え、多く収穫した葡萄を壺に入れておいたところ、その葡萄が自然発酵しワインが出来た!そんな自然の産物がワインだったからだろうと思われる。紀元前6000年頃にメソポタミアのシュメール人により初めてワインが作られたといわれる。紀元前5000年頃には大麦を使いビールも作るようになり、紀元前3000年頃に古代エジプトに双方が伝わったとされる。ビールの醸造の方が比較的簡単であったため、これらメソポタミアやエジプトでは、ビールを日常消費用、ワインを高級品として飲み分けていたとされているそうだ。
ワインに関する文献として最も古いのは、古代メソポタミアの叙事詩「ギルガメシュ叙事詩」だといわれている。これは、現存する最古の文学作品とされることもあるが、古代バビロニアに実在したとされる古代メソポタミア王のギルガメシュを主人公にしたものであり、バビロニア神話の内容を含んでいる。19世紀にアッシリア遺跡から発見された遺物の一つで、ジョージ・スミスが解読を進め、1872年に『聖書』と対比される大洪水の部分を見つけ有名になった。(以下参考に記載の恐竜と人間の化石が同じ地層から発見参照)。メソポタミア文明発祥の地として知られるチグリス・ユーフラテス河の河口に住んでいた古代民族シュメール人の作品で、紀元前4000~5000年頃の出来事を記録したものとされているようだ。ギルガメシュ叙事詩には、ギルガメッシュが、酒屋の女主人シドゥリ(Siduri)から永遠の生命など求めるのはむだだと説かれるくだりがあるが、このシドゥリは、古代バビロニアのワインの女神で、不老不死となるワインを持っていたそうだ。以下参考に記載の大英博物館とルーブル美術館に、ギルガメシュを探す旅●第10の粘土板●参照)。又、ギルガメッシュが、出会った「ウトナピシュティム(旧約聖書のノア)は 船大工たちに牛や羊を殺して与え、葡萄酒を飲ませて、方舟をつくらせた」旨の記述がある。
その後、古代エジプトからフェニキア人によりギリシャへも伝わるが、この頃は水割りにして飲まれていたそうだ。そこから地中海沿岸に伝えられ、イタリアローマへと伝わり、ローマ帝国の拡大と共にフランスなどの内陸部にも伝わっていった。ワイン製造の技術が格段の進歩を遂げたのはローマ時代に於てとされ、この時代に現在の製法の基礎が確立したという。ヨーロッパの各地には、キリスト教と共に広まり、キリスト教会の僧院でブドウの栽培と共にワインの醸造が行われた。今でも良質のワインを作る僧院が多くある。
キリスト(イエス)は、ワインを指して自分の血と称したとされ、今日でもキリスト教の儀式に赤ワインは欠かせないものとなっているようだ。
「聖杯」というものをご存知だろうか。聖杯 (せいはい)とは、キリスト教の儀式である聖餐に用いられる杯であるが、聖餐とは、かの有名なイエス・キリストの「最後の晩餐」に由来する儀式である。
新約聖書の場合「マタイによる福音書第26章」(以下参考に記載の新約聖書・マタイ伝 第26章参照) 、「ヨハネによる福音書第15章」(以下参考に記載の新約聖書・ヨハネによる福音書第15章参照) の最後の晩餐のくだりでである。ワインがキリストの契約の血であり、キリストが葡萄の木であり11人の弟子たちがその枝であると述べている。キリストが最後の晩餐でその教えの神髄を説く最高の場面でワインが登場するという事はいかにワインが重要な物であるかをうかがわせている。
このようにワインは最も多くの地域に広がっている酒の一つであり、ヨーロッパではキリスト教に於いてキリストの血の象徴としてワインが挙げられたこともあり、日常的に水の代わりとして飲まれることも多く、子供のうちから飲むこともけして珍しくは無いという。
このようにヨーロッパではワイン造りの歴史は数千年の歴史があるが、日本では、縄文時代中期には「葡萄果汁を発酵させた飲料」が造られ飲用されていたとされるが、これはいつしか廃れ、日本におけるワイン生産は、明治時代に始まったばかりである。
日本では、山梨県の勝沼地区(甲州市)のワインが有名であるが、私の住んでいる神戸でも農業公園・神戸ワイン城で獲れたワインを神戸ワインとして売り出して入るが、どうも地元のものではあるが私の好みではない。ワインにはいろいろな種類のものがあり、価格もピンからキリまである。ソムリエ とか言う、気取った格好をしたワイン専門の給仕人が色々とワインの講釈をしている姿をテレビなどでよく見るが、講釈をしているワインはずいぶんと高いものなのだろうが、私などは、価格だけでなく、どうもそのような大層なワインは飲みたいとも思わない。もともと、私は、日本酒等であるから、地元灘の酒の愛好家である。以前、」灘の酒造組合の「酒を楽しく飲む会」に入っていたので、その会で年に2回行われる飲む会に参加していたが、いろいろと新種のお酒などを飲ませてくれる。その時に、名前は忘れたが姫路の酒造メーカーの確か精米歩合50%以下の大吟醸酒を飲ませてもらったが、もう、臭いは、酒と言うよりもワインの香りである。もともと、ワインも酒も材料が違うだけの醸造酒である。今はワインブームであるが、洋食にはワインも良いであろうが、日本の和食には、やっぱり、日本酒が良く合う。先にも書いたように、良い日本の米の醸造酒もワインに負けない良い香りをしている。少し高めのワインを買うだけの金を出せば、日本人が何もあえてワインなど飲まなくても伝統の日本酒を飲めばいいではないかと思っている。そういう私も、ワインが特に嫌いと言うわけではないので、洋食の時などに、たまには家人につき合わされて飲むこともある。自分で買って飲んで美味しいと思ったのは、宮崎県綾町で作られている綾ワインであった。私は現役時代暫く九州に住んで居たことがあるが、仕事の関係で、宮崎の百貨店とも関わりがあった。そこの社長から勧められて買ったのが最初であるが、値段も安く私し好みの味であった。家人もお気に入りになったのだが、生産量が少なく、宮崎の百貨店と空港、それに生産地の綾でしか売っていなかった。九州から神戸へ帰ってきてからも、最初のうちは百貨店に頼んで贈ってもらっていたが、面倒なのでもう止めてしまった。ま!、酒にしてもワインにしても嗜好の問題だから、自分の口にあえばそれで良い。毎年11月の第3木曜日が解禁となる「ボジョレー・ヌーヴォー」などが話題になるが、私は興味がない。今は、健康上、晩酌には焼酎を飲んでいるが、ちょっとしたお気に入りの和食の時にはやはり、日本酒が飲みたいね~。
(画像は神戸市立農業公園・ワイン城)
参考:
社団法人 日本ソムリエ協会(J.S.A.)
http://www.sommelier.jp/
ワイン - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3
SUNTORYお酒・飲料大辞典
http://www.suntory.co.jp/jiten/index.html
聖杯 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E6%9D%AF
新 約 聖 書
http://www.is.seisen-u.ac.jp/~zkohta/bible/new_t/main.html
ギルガメシュ叙事詩 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%83%A1%E3%82%B7%E3%83%A5%E5%8F%99%E4%BA%8B%E8%A9%A9
ギルガメッシュ叙事詩について
http://city.hokkai.or.jp/~hachikun/memo/Guilgamesh.html
神話への門・バビロニア神話(・ギルガメッシュ叙事記・洪水神話)
http://park1.aeonnet.ne.jp/~ark/myths/sumer/index.html
恐竜と人間の化石が同じ地層から発見(大洪水の記録は世界中に残っている )
http://www14.plala.or.jp/tm86/newpage2.html
大英博物館とルーブル美術館に、ギルガメシュを探す旅
http://homepage1.nifty.com/endow/all%20gilgamesh/all%20gilgamesh%20htmls/00th_1_mokuji.html
神戸市立農業公園・ワイン城
http://www.kobewinery.or.jp/
フランス語の数体系
http://www.sf.airnet.ne.jp/ts/language/number/frenchj.html
ワイングロッサリードットコム
http://www.winegrocery.com/enjoywine/w_term/index.html
キリストの十字架
http://www.tokyokita.net/about/akashi06.html
ワインスパイラル
http://www.winespiral.com/index.html
[PDF] University of Tsukuba/オリエントの歴史と文化
https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/exhibition/orient/cat_h16.pdf
歴史のページ
http://www5c.biglobe.ne.jp/~paruwees/Histoly_95_98.html#top