今日(11月22日)は、「長野県りんごの日」
JA長野県経済連(現在のJA全農長野)等が1999(平成11)年に制定。
長野県産林檎の主力品種が「ふじ」であることから「いい(11)ふじ(22)」の語呂合せと、「いい(11)ふうふ(22)」(いい夫婦)→「アダムとイヴ」→「林檎」との連想からとか・・。
長野県は、かつての信濃国にほぼ相当するので、「信州」(しんしゅう)と呼ばれることも多いが、面積は全国第4位だが、盆地・山が多いため、可住地面積では、海岸沿いの都市部の千葉県〔6位)と大差はない(長野県7位)。
信州の特産品というと、「信州蕎麦」や「信州味噌」を思い浮かべるが、りんごも特産品である。
♪りんごのふるさとは 北国の果て うらうらと山肌に 抱かれて夢を見た あの頃の想い出 ああ 今いずこに りんごのふるさとは 北国の果て ♪
「津軽のふるさと 」作詞:米山正夫・作曲:米山正夫
二木紘三のうた物語: 津軽のふるさと
http://duarbo.air-nifty.com/songs/2007/08/post_4159.html
この歌は昭和の大歌手美空ひばりの名曲『津軽のふるさと 』・・・。1953(昭和28)年、当時の映画『リンゴ園の少女』への挿入歌であるが、この歌には、同じ米山正夫の作曲になる『リンゴ追分』という名曲も使われている。津軽と言うのは、青森県西部の津軽平野のことであり、青森県は、日本最大のリンゴの栽培地であり、至る所にリンゴの果樹園がある。このような歌などでも有名なため、りんごと言えば青森などの東北地方を思い浮かべるが、信州長野のりんご収穫量は堂々2位なのである。(以下参考に記載の「生産地マップ・りんご」また「りんごに関する統計資料」参照)
2005(平成17)年の全国の品種別収穫量では「ふじ」「津軽」 「王林」「 ジョナゴールド」 「 陸奥」 「北斗 」「千秋 」「デリシャス系」「紅玉」 ・・といったところである。この中で、「ふじ」は、ずば抜けて生産量が多いが、この「ふじ 」は、1939(昭和14)年に青森県藤崎町にあった農林省園芸試験場東北支場(現在は1962年に移転統合され農林水産省果樹試験場盛岡支場)の主導で、弘前市の農業・斎藤昌美らの尽力で国光とデリシャスを交配させ生まれ、1958(昭和33)年に「東北七号」と仮称命名され、1962(昭和37)年に「ふじ」と命名されたものだそうだ。、現在では、生産量で世界一の品種となっている。品種名の由来は、藤崎町の「ふじ」からきているそうで、甘みが強く歯ごたえもよいし日持ちもする。日本で最も一般的に栽培され、日本国内のみならず海外にさかんに輸出されているが、世界的にも最も生産量の多い品種であることが2001年に米国人学者達による調査によって確認されたそうだ。この「ふじ」と「サンふじ」の違いは無袋で日光を十分に浴びさせて栽培されたものが「サンふじ」の名で出荷されており、品種そのものは全く同じである。最近は無袋栽培が盛んで、「サンふじ」は、外観や貯蔵性は「ふじ」に劣るが、甘さや香りにすぐれている。
私は、現役時代信州へは仕事で年に数回は出張していた。りんごは、土産には買ったことがなかったが、一度出張字に前夜に食べたものが合わなかったのか、その夜体調を崩し、下痢が止まらず、翌朝仕事先の紹介で診てもらった病院で、何も理由を言わずに強制的に入院させられたことがある。1日入院させられ何も食べさせてもらえなかったが、2日目には仕事仲間に引き取られ、解放されたが、どうも当時少し、流行っていた赤痢と間違えられたらしいが、誤診だったようだ。帰りに電車の中で、暫く何も食べていなかったので、果物屋さんでりんごを買って電車の中で食べたが、それがサンふじであった。お腹がすいていることもあったかもしれないが、このような美味しいりんごは初めて食べた感じであった。りんごは、仕事先の松本市で買ったが、果物屋が「松本産のりんごはダメですよ。これは信濃のりんごだから美味しいよ」と言っていたのを思い出す。それから 何回か仕事先の人に頼んでJAより直送で、時期のもぎ立てのりんごをを贈ってもらったが、本当に美味しかった。普通、りんごなども流通しているものは少し早めにもぎ取って、室で赤くして出荷する。私が頼んで贈ってもらったものは、完熟するギリギリまで木になっていたものを贈ってもらったので、家に送ってきたのは12月中旬以降であった。現役を退きもう送ってもらうのを頼める人もいなくなったが、今の時期になるとその完熟のりんごを思い出す。完熟のりんごは本当に美味しいよ。
旧約聖書に登場するアダムとイヴが、蛇にそそのかされて、エデンの園にある禁断の果実(善悪の知識の木になる実)を食べてしまい、楽園から追放されたとあるが、その禁断の果実が「りんご」である。しかし、食べた果実がリンゴであるというのは、後の時代に創作された俗説である。当時旧約聖書の舞台となったメソポタミア地方にはリンゴは分布せず、またその時代のリンゴは食用に適していなかったという。なお、あわてて飲み込もうとしたアダムが善悪を知る果実をのどにつかえさせ、これがのどぼとけの始まりであるとの故事から、男性ののどぼとけは「アダムのリンゴ」ともいわれる。 男子は思春期になると喉仏が目立つようになる。
りんごをイメージすると殆どの人は「赤いりんご」をイメージするのではないか。そして、「赤いりんご」・・と言えば、我々の年代のものなら、戦後の虚脱状態の中で並木路子が明るく歌いあげた大ヒット曲「リンゴの歌」を思い出すのではないか。
♪赤いリンゴに唇よせて だまってみている青い空 リンゴはなんにもいわないけれど リンゴの気持はよくわかる リンゴ可愛や可愛やリンゴ♪
作詞:サトウハチロー 、作曲:万城目 正。
二木紘三のうた物語: リンゴの唄
http://duarbo.air-nifty.com/songs/2007/04/post_5b00.html
この歌は、敗戦後2ヶ月目の1945(昭和20)年10月に封切られた戦後映画第l作。(GHQの検閲映画第1作でもある)「そよかぜ」(松竹・佐々木康監督作品)の主題歌である。私の親父が年中歌っていたので、私も覚えてしまった。
この曲を聴くと私は亡くなった親父の事をつい思い出してしまう。戦後の焼け野原になったなかで、将来の夢を見ながら必死に頑張って私達を育ててくれた。忘れられられない曲であり、明るい軽快なメロディーの曲ではあるが、私には何か切ない曲でもあるのである。今日は、我が家に法要のためお坊さんが来るが仏壇には他の果物と一緒に赤いりんごが供えられている。
(画像は、コレクションの雑誌「アサヒグラフ」美空ひばり追悼アルバム表紙より。画像は、ひばり主演の映画「リンゴ園の少女」1952年作のポスターだろう)
参考:
都道府県の面積一覧 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%BD%E9%81%93%E5%BA%9C%E7%9C%8C%E3%81%AE%E9%9D%A2%E7%A9%8D%E4%B8%80%E8%A6%A7
長野県 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E9%87%8E%E7%9C%8C
JA全農長野
http://www.nkeizairen.or.jp/
リンゴ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B4
美空ひばり - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E7%A9%BA%E3%81%B2%E3%81%B0%E3%82%8A
二木紘三のうた物語: 津軽のふるさと
http://duarbo.air-nifty.com/songs/2007/08/post_4159.html
二木紘三のうた物語: リンゴの唄
http://duarbo.air-nifty.com/songs/2007/04/post_5b00.html
米山正夫 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E5%B1%B1%E6%AD%A3%E5%A4%AB
生産地マップ・りんご
http://www.kudamono200.or.jp/arekore/seisan-map/ringo/ringo.html
りんごに関する統計資料
http://www.ca-ringo.jp/toukei.htm
独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所
http://www.fruit.affrc.go.jp/index.html
リンゴ園の少女 - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD23580/index.html
Columbia Songs万城目正
http://www.columbia-songs.co.jp/composer/banjo.html
JA長野県経済連(現在のJA全農長野)等が1999(平成11)年に制定。
長野県産林檎の主力品種が「ふじ」であることから「いい(11)ふじ(22)」の語呂合せと、「いい(11)ふうふ(22)」(いい夫婦)→「アダムとイヴ」→「林檎」との連想からとか・・。
長野県は、かつての信濃国にほぼ相当するので、「信州」(しんしゅう)と呼ばれることも多いが、面積は全国第4位だが、盆地・山が多いため、可住地面積では、海岸沿いの都市部の千葉県〔6位)と大差はない(長野県7位)。
信州の特産品というと、「信州蕎麦」や「信州味噌」を思い浮かべるが、りんごも特産品である。
♪りんごのふるさとは 北国の果て うらうらと山肌に 抱かれて夢を見た あの頃の想い出 ああ 今いずこに りんごのふるさとは 北国の果て ♪
「津軽のふるさと 」作詞:米山正夫・作曲:米山正夫
二木紘三のうた物語: 津軽のふるさと
http://duarbo.air-nifty.com/songs/2007/08/post_4159.html
この歌は昭和の大歌手美空ひばりの名曲『津軽のふるさと 』・・・。1953(昭和28)年、当時の映画『リンゴ園の少女』への挿入歌であるが、この歌には、同じ米山正夫の作曲になる『リンゴ追分』という名曲も使われている。津軽と言うのは、青森県西部の津軽平野のことであり、青森県は、日本最大のリンゴの栽培地であり、至る所にリンゴの果樹園がある。このような歌などでも有名なため、りんごと言えば青森などの東北地方を思い浮かべるが、信州長野のりんご収穫量は堂々2位なのである。(以下参考に記載の「生産地マップ・りんご」また「りんごに関する統計資料」参照)
2005(平成17)年の全国の品種別収穫量では「ふじ」「津軽」 「王林」「 ジョナゴールド」 「 陸奥」 「北斗 」「千秋 」「デリシャス系」「紅玉」 ・・といったところである。この中で、「ふじ」は、ずば抜けて生産量が多いが、この「ふじ 」は、1939(昭和14)年に青森県藤崎町にあった農林省園芸試験場東北支場(現在は1962年に移転統合され農林水産省果樹試験場盛岡支場)の主導で、弘前市の農業・斎藤昌美らの尽力で国光とデリシャスを交配させ生まれ、1958(昭和33)年に「東北七号」と仮称命名され、1962(昭和37)年に「ふじ」と命名されたものだそうだ。、現在では、生産量で世界一の品種となっている。品種名の由来は、藤崎町の「ふじ」からきているそうで、甘みが強く歯ごたえもよいし日持ちもする。日本で最も一般的に栽培され、日本国内のみならず海外にさかんに輸出されているが、世界的にも最も生産量の多い品種であることが2001年に米国人学者達による調査によって確認されたそうだ。この「ふじ」と「サンふじ」の違いは無袋で日光を十分に浴びさせて栽培されたものが「サンふじ」の名で出荷されており、品種そのものは全く同じである。最近は無袋栽培が盛んで、「サンふじ」は、外観や貯蔵性は「ふじ」に劣るが、甘さや香りにすぐれている。
私は、現役時代信州へは仕事で年に数回は出張していた。りんごは、土産には買ったことがなかったが、一度出張字に前夜に食べたものが合わなかったのか、その夜体調を崩し、下痢が止まらず、翌朝仕事先の紹介で診てもらった病院で、何も理由を言わずに強制的に入院させられたことがある。1日入院させられ何も食べさせてもらえなかったが、2日目には仕事仲間に引き取られ、解放されたが、どうも当時少し、流行っていた赤痢と間違えられたらしいが、誤診だったようだ。帰りに電車の中で、暫く何も食べていなかったので、果物屋さんでりんごを買って電車の中で食べたが、それがサンふじであった。お腹がすいていることもあったかもしれないが、このような美味しいりんごは初めて食べた感じであった。りんごは、仕事先の松本市で買ったが、果物屋が「松本産のりんごはダメですよ。これは信濃のりんごだから美味しいよ」と言っていたのを思い出す。それから 何回か仕事先の人に頼んでJAより直送で、時期のもぎ立てのりんごをを贈ってもらったが、本当に美味しかった。普通、りんごなども流通しているものは少し早めにもぎ取って、室で赤くして出荷する。私が頼んで贈ってもらったものは、完熟するギリギリまで木になっていたものを贈ってもらったので、家に送ってきたのは12月中旬以降であった。現役を退きもう送ってもらうのを頼める人もいなくなったが、今の時期になるとその完熟のりんごを思い出す。完熟のりんごは本当に美味しいよ。
旧約聖書に登場するアダムとイヴが、蛇にそそのかされて、エデンの園にある禁断の果実(善悪の知識の木になる実)を食べてしまい、楽園から追放されたとあるが、その禁断の果実が「りんご」である。しかし、食べた果実がリンゴであるというのは、後の時代に創作された俗説である。当時旧約聖書の舞台となったメソポタミア地方にはリンゴは分布せず、またその時代のリンゴは食用に適していなかったという。なお、あわてて飲み込もうとしたアダムが善悪を知る果実をのどにつかえさせ、これがのどぼとけの始まりであるとの故事から、男性ののどぼとけは「アダムのリンゴ」ともいわれる。 男子は思春期になると喉仏が目立つようになる。
りんごをイメージすると殆どの人は「赤いりんご」をイメージするのではないか。そして、「赤いりんご」・・と言えば、我々の年代のものなら、戦後の虚脱状態の中で並木路子が明るく歌いあげた大ヒット曲「リンゴの歌」を思い出すのではないか。
♪赤いリンゴに唇よせて だまってみている青い空 リンゴはなんにもいわないけれど リンゴの気持はよくわかる リンゴ可愛や可愛やリンゴ♪
作詞:サトウハチロー 、作曲:万城目 正。
二木紘三のうた物語: リンゴの唄
http://duarbo.air-nifty.com/songs/2007/04/post_5b00.html
この歌は、敗戦後2ヶ月目の1945(昭和20)年10月に封切られた戦後映画第l作。(GHQの検閲映画第1作でもある)「そよかぜ」(松竹・佐々木康監督作品)の主題歌である。私の親父が年中歌っていたので、私も覚えてしまった。
この曲を聴くと私は亡くなった親父の事をつい思い出してしまう。戦後の焼け野原になったなかで、将来の夢を見ながら必死に頑張って私達を育ててくれた。忘れられられない曲であり、明るい軽快なメロディーの曲ではあるが、私には何か切ない曲でもあるのである。今日は、我が家に法要のためお坊さんが来るが仏壇には他の果物と一緒に赤いりんごが供えられている。
(画像は、コレクションの雑誌「アサヒグラフ」美空ひばり追悼アルバム表紙より。画像は、ひばり主演の映画「リンゴ園の少女」1952年作のポスターだろう)
参考:
都道府県の面積一覧 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%BD%E9%81%93%E5%BA%9C%E7%9C%8C%E3%81%AE%E9%9D%A2%E7%A9%8D%E4%B8%80%E8%A6%A7
長野県 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E9%87%8E%E7%9C%8C
JA全農長野
http://www.nkeizairen.or.jp/
リンゴ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B4
美空ひばり - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E7%A9%BA%E3%81%B2%E3%81%B0%E3%82%8A
二木紘三のうた物語: 津軽のふるさと
http://duarbo.air-nifty.com/songs/2007/08/post_4159.html
二木紘三のうた物語: リンゴの唄
http://duarbo.air-nifty.com/songs/2007/04/post_5b00.html
米山正夫 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E5%B1%B1%E6%AD%A3%E5%A4%AB
生産地マップ・りんご
http://www.kudamono200.or.jp/arekore/seisan-map/ringo/ringo.html
りんごに関する統計資料
http://www.ca-ringo.jp/toukei.htm
独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所
http://www.fruit.affrc.go.jp/index.html
リンゴ園の少女 - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD23580/index.html
Columbia Songs万城目正
http://www.columbia-songs.co.jp/composer/banjo.html