カタクリの花
2017年4月30日(日) 『ダイヤモンドトレールⅠ』
<二上山から大和葛城山へ>
[コースタイム]
[二上神社口駅]8:03→[加守神社]→9:15[二上山雄岳]→[馬の背]→9:38[二上山雌岳]9:50→10:06[岩屋峠]→10:30[竹内峠]→11:26[平石峠]→12:28[岩橋山]12:56→:13:05[岩橋峠]→14:15[山麓公園分岐]→15:05[北尾根登山道分岐]→15:46[大和葛城山]→(ロープウエイ)→[葛城登山口]→(歩く)→17:21[近鉄・御所]
<ギフチョウ&カタクリの花>
[二上山]より[金剛山]まで歩くという計画で、金剛山におけるロープウエイやバスの時刻を調べておいたのだが、[岩橋山]で休憩するときに、我が脚力ではロープウエイやバスの最終時刻に間に合わないことを悟り、最終到達地点を[大和葛城山]に変更する。併しだ、[平石峠]辺りで前方からやって来られた方と話をする機会があったのだが、[紀見峠]からやって来たとおっしゃたその人が、僕と同年代であることに感嘆し、同時に忸怩たる思いが込み上げたのだ。
[岩橋山]に設置されていた案内版に、河南町が保護しようとしている生き物として、「ギフチョウ」「ミヤコアオイ」「カタクリ」「ササユリ」が掲げられていた。その中で幸運にも、「ギフチョウ」と「カタクリ」が僕の眼に留まった。なかでも「ギフチョウ」はその掲示がなければ、眼前を飛翔し瞬く間に消え失せた薄黄色の蝶が「ギフチョウ」だとは分からなかっただろう。また、[大和葛城山]へと続く複数の長い急勾配の丸太階段に閉口し、その一つの階段を避けようと、左へと続く巻き道らしき道を前進すると、細いが明確な道に飛び出した。結果的にその道は[北尾根登山道]であったのだが、その飛び出す処に「カタクリ」の群落があったのだ。巻き道を選択せずその儘縦走路を進んでいたなら、「カタクリ」の薄紫花に出合うことはなかったのだ。薄紫花というと、スミレも再三見かけたのだが、スミレの判別は僕にはたいへん難しい。タチツボスミレなのだろうか。二種類のスミレがあったように思う。その他目に留まった昆虫は、クロアゲハとキチョウ、そしてゴモクムシの一種?だ。[加守神社]上手辺りを登るとき、ゴモクムシが僕の足下を足早に横切った。懸命に歩くその姿に愛おしさを感じたのを覚えている。
[竹内峠]くらいから抜きつ抜かれつという状態で歩いていた方と、葛城山頂下売店前付近で再び出合い、大阪まで一緒に帰って来た。[葛城登山口]では生憎バスの便が無く[御所駅]まで二人で歩き、「ダイトレ」や「六甲山」、「大峰山」、「私市」など、山にかかわる話題で盛り上がり、大阪まで二時間あまりを楽しませて戴いた。その方は伊丹に住むという昭和14年生まれの、僕よりも10歳も年配のHさんという方であった。