◆撮影:2013年8月2日、明日香村にて
2014年7月9日(水)
『お袋』
<久し振りの夢中>
お袋が我が夢に現れた。朝方の浅い眠りの中で現れたのだが、それは本当に久し振りのお袋との出合いであった。「お袋は何故現れたのだろうか」「お袋は僕に何を言わんがために現れたのだろうか」と、目覚めたときに考えたが分からなかった。
僕は日々4度、「お袋」と呼ぶ。正確には「お祖母ちゃん、お袋、親爺」なのだが、一度目は朝に仏壇にお参りをするとき、後の三回は三度の食事前の「戴きます」とお礼の言葉を述べるときなのだが、お袋が夢に現れたのが、前回がいつ頃であったのかを覚えていないぐらいに久しいことであった。
僕はお袋と二人で車に乗っている。その目的は分からないのだが、然程大きくない車、しかしいつもの軽四ではなく1300ccくらいの乗用車のようであった。下り道を下って来て、下りきった処を左折した。前方に堰堤のようなものが見え、その手前で引き返したようにも思える。まだ田植えが済んで間が無い田圃が連なる田園風景の中をゆっくりと走っている。あり得ないことなのだが、運転している筈の僕が、運転しながらお袋の背中に廻りお袋の肩を揉み始めた。そのとき僕とお袋との間に何某かの会話があったのだろうか、もしあったのなら教えてほしいと願って止まない。そこで夢は終了したのだが、さてお袋は何故僕の夢中に現れたのだろうか。