山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

ススキ<NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花と花言葉>

2024年12月06日 | 山野歩
2024年09月15日(日)
『ススキ』
<NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花と花言葉>
NHKラジオ深夜便で今朝、[ススキ]が今日の誕生日の花として紹介されました。
花言葉は「活力」でありました。また、次のような解説もありました。
「草原に生えているというよりも、ススキの生えているところが、草原やススキ原と呼ばれる場所になると言った方がいいでしょうね」
「他の植物が進出できないような痩せた土地や、乾燥地にも持ち前の繁殖力と適応力で旺盛に繁茂します」
「ススキと同一視されることが多い植物にオギがあります。湿地に生え、ススキよりも穂が長くふさふさしています」
「ススキも河川敷などに多いので、湿地に生えている印象がありますが、ススキが繁茂するのは、
河川敷でも乾燥した水の無い場所で、湿り気の場所にあるのはオギです」
「ススキの花言葉は活力です」
「月の綺麗な十五夜前後の開花したススキはいいものですが、秋深くまで枯れ残った姿にも風情があります」
「枯れススキには、活力はあまり感じられませんけれど、春から秋の間の旺盛な繁殖力には驚かされます」
「ここから活力という花言葉が付いたのですね」などと。
この見出し画像の[ススキ]は、2002年9月29日に、寺本バス停より、伊吹山北尾根起点の国見峠へと歩いたときに撮影したもので、
この日は、88枚の花や景観をカメラに収めているのだが、このススキは84枚目の写真です。
この日の日記の最後に、次の記述がありました。
「国見峠は豪壮な風格ある伊吹の山容を演出し待ち構えていた。伊吹の山裾は濃い白雲に蔽われているが、
その暗青色の峰は雲上に鎮座し、その勇姿を包み込まんとする下方より涌き上がる淡雲をそうはさせじと振り払う。
天空は灰色一色だ。この峻厳溢れる息を呑むような山容を眼前にして、暫時の間その景観に忘我してしまう。
何処か憂いを漂わせる芒と、素朴で哀愁を帯びた淡青紫の野紺菊に包まれた国見峠に佇み、
今後決して忘れないであろう伊吹山の威風堂々たる山容を、時が経つのを忘れ眺めていた」と。


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赤目滝入口~不動滝~千手滝~布引滝~百畳岩・往復

2024年12月04日 | 山野歩
2024年09月15日(日) 
<赤目四十八滝>
<赤目滝入口~不動滝~千手滝~布引滝~百畳岩・往復>
[コースタイム]
[日本サンショウウオセンター] 10:36 → 10:57 [不動滝] → 11:49 [千手滝] → 12:04 [布引滝] → 
13:05 [百畳岩] 13:40 → 15:13 [日本サンショウウオセンター]
◆所要時間:4時間47分
<2種の知らない花をカメラに収める>
7月28日の“ささやまの森公園”と、先週の奈良公園は、何れも酷いこむら返りが生じ至極難儀した。
それらは、暑さに我が身体が負けたのかも知れないと思い、
“ささやまの森公園”山行の明くる日より、朝歩きを中止している。
そんな中、今日の赤目四十八滝歩きも、しんどくなるのではないかと不安はあったのだが、
花を探して毎月1度は歩きたいと思っている赤目四十八滝ゆえ、今日もやって来たのだが、
渓谷は樹林帯を歩くので、足下まで陽射しが届くことは殆どなく、余り暑さを感じることはなかった。
不動滝を見て、少し進んだところの樹木にぶら提げて頂いている気温計は、「25度」を指していた。
しかし用心して、最終到達地点である岩窟滝へは向かわず、百畳岩で椅子に坐りお昼にして、しっかりと休んで折り返す。
今日、もっとも眼に留まった花は、“マツカゼソウ”だ。其処彼処で咲いていた。
次に多かったのは“ミズヒキ”で、“ダイコンソウ”は3輪のみ見掛けた。往路15分余り休んだ八畳岩の休憩所で椅子に坐り、
足下をぼんやり眺めていると“ヒメジョオン”が咲いているのに気付く。
そんな中、千手滝が過ぎて暫くして眼に留まった花は、今までに見たことがない花であったので、嬉々としてカメラに収める。
帰路、赤目四十八滝の入口に設置してある花写真の掲示板を眺めていると、“ハグロソウ”とあった。
百畳岩でしっかりと休憩し、帰路に就き、そこが八畳岩だという処に差し掛かったときにまた、見たことがない花が現れたのでカメラに収める。
花写真の掲示板に、この花の記載がなかったので、帰宅して、植物図鑑を紐解くと、
イヌトウバナ”というシソ科の植物で、1972年9月11日に、群馬県大峰山で撮影した画像が載っていた。
小さな白い花がいっぱい咲いていたのだが、往路では眼に留まらなかったようだ。
その他、2種類のキノコと蛙を撮影したのだが、何れも名称は分からない。残念だ。

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萬葉植物園&志賀直哉旧居

2024年11月25日 | 山野歩
2024年09月08日(日) 
『山野歩』
<萬葉植物園&志賀直哉旧居>
<近鉄奈良駅~萬葉植物園~志賀直哉旧居~近鉄奈良駅>
[コースタイム]
[近鉄・奈良駅] 10:09 → 10:36 [春日大社・萬葉植物園] 12:54 → [雪消の澤]→ 13:42 [志賀直哉旧居] → 14:40 [鷺池(浮見堂)]15:20  →[荒池] → [一の鳥居] → [猿沢池] → 15:55 [近鉄・奈良駅]
◆所要時間:5時間46分
<酷い“こむら返り”は熱中症の一環なのだろうか>
今日の目的地は、萬葉植物園と、Mさんに教えてもらった志賀直哉旧居と奈良町であった。
先ずは、萬葉植物園を訪れたのだが、この季節に咲く花は少なく、少々物足りなさを感じながら、
椅子に腰掛け、ゆっくりとお昼を済ませ、植物園を後にする。
萬葉植物園を出てホンの少し歩いた処で、両脚にこむら返りが生じ、まったく歩けなくなる。
まだ殆ど歩いていないし、特段アップダウンがあったわけでもないので、何でこむら返りと思ったのだが、その痛みはかなり激しく歩けなかった。
そのときの様子は、傍を通り掛かった外人さんから、心配して声がかかるほどの、散々たる姿だったようだ。
芍薬甘草湯を服用し、しっかりと脚を伸ばし、暫く静止していると、痛みが和らいできたので、次の目的地である“志賀直哉旧居”へと向かう。
しかし、脚の状態は芳しくなく、数頭の鹿が澤に浸かり遊ぶ“雪消の澤”を通り、
左手に緑が溢れる“飛火野”が拡がるところにやって来たときに、旧居に行くのは諦め、
戻った方が賢明かも知れないという思考が頭を過り、一旦、10㍍余り引き返したのが、
“志賀直哉旧居”を見たいという観念が勝り、頑張って旧居へとゆっくりと歩みを進めた。
“志賀直哉旧居”の玄関口には、“奈良学園セミナーハウス”との掲示があり、誰も居ないという様子ゆえ入り辛く、
玄関先をカメラに収めたのみで、戻り始めたときにまた、僕の脚は、再び酷い状態に陥りまったく歩けなくなる。
民家の塀に身体を預け、ザック中より芍薬甘草湯とポカリスエットを取り出し服用し、痛みに耐え立ち竦んでいると、
その姿が目に留まったと思われる50歳くらいの近所の奥様がやって来られ、「冷たい飲み物を持って来ましょうか」などと、
色々と心配して頂き、その方と10分余り言葉を交わしていると、痛みが少し和らいだので、お礼を申し上げ、次の目的地である奈良町へと向かう。
浮見堂近くにやって来たときにまた、我が両脚は酷い状態に陥る。近くにあった自販機で、塩という文字が書かれた冷たい飲み物を購入し、
浮見堂で、西陽が届かない椅子に腰掛け、40分間休憩し、奈良町の散策は諦め、近鉄・奈良駅へと向かう。
杖を持って来なかったことを後悔しながら、左手に荒池を見て、一之鳥居を左折し、
猿沢池を左手に見て、アーケードがある商店街を抜けて、奈良駅到着であった。椅子に腰掛け、安堵しつつ暫く休む。
ところで、萬葉植物園で咲いていた花は、ミズヒキ始め、オミナエシ、ギボウシ、ニラ、シオン(?)、ヨメナ、ヒオウギ、
ムクゲ、ヤブラン、サルスベリ(紅花&白花)、ハギ、キキョウ、ハコネギクくらいだっただろうか。
そして、ひと際眼に留まったのが、花ではないのだが、“ワタ(あおい科)”という名札が付いた草本だ。
8月11日にやって来たときには、黄色い華やかな花が咲いていたのだが、
今日は、その名前の如く真っ白いワタのような、果実なのだろうか、
何と呼んだらよいのか僕には分からないのだが、萼の中に正にワタがくっ付いていたのだ。
そんな中、萬葉植物園の入口で頂戴する書面に、そこには、歌 解説板の見方として、例として“フジ”が採り上げられているのだが、
そこには、「日本原産。フジには2種あります。本州~九州の山野に自生し、花房が長いノダフジと、
近畿地方~九州の山野に自生し、花房がヤマフジです」と記されている。
つるが右巻きのものが“フジ”で、つるが左巻きのものが“ヤマフジ”であると僕は理解していたので、
植物園を出るときに、「ノダフジとは何なんですか」と受付の方にお尋ねすると、
「普通のフジを、大阪市の野田で改良して出来たフジをノダフジと言い、ノダフジ系のものと、ヤマフジ系のものに大きくは分けられる」と説明してくださった。
また朝、奈良駅から萬葉植物園へと向かう道で、マダラヒカゲ蝶が目に留まり、
萬葉植物園では、樹液を吸う、2匹のモンスズメバチ(スマホで検索)が目に留まる。
また、志賀直哉旧居近くの民家塀上に、たくさんの白花を付けるセンニンソウが目に留まった。それは久し振りに見る姿であった。
今日はほんとうにしんどかった。7月下旬に訪れた“ささやまの森公園”の散策を思い出してしまった。
今日のような酷い“こむら返り”は熱中症の一環なのだろうか、単なる水分不足や塩不足なのだろうか。
また、腰痛は“こむら返り”に関係しているのだろうか等と考えてしまった。

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赤目四十八滝(3人家族の後ろ姿)

2024年11月11日 | 山野歩
2024年08月18日(日)
『山野歩』
<赤目四十八滝>
<赤目滝入口~不動滝~千手滝~布引滝~百畳岩・往復>
[コースタイム]
[日本サンショウウオセンター] 11:03 → 11:14 [不動滝] → 11:58 [千手滝] → 12:05 [布引滝] → 13:03 [百畳岩] 13:50 → 14:58 [日本サンショウウオセンター]
◆所要時間:3時間55分
<3人家族の後ろ姿>
夏場に咲く“イワタバコ”が見たいと思い、赤目四十八滝とは、如何なるところなんだろうかと思い、その下見で4月7日に初めてやって来た赤目四十八滝。
そしてその景観に魅せられ、今日で今年6回目の赤目四十八滝に初めて車でやって来た。
日帰りが無理な場合を除き、公共交通機関を利用して山行を楽しむのが常なのだが、今日の車利用には理由があった。
ここの処、いつも利用している食品スーパーに、暫く前から棚にお米が並んでいないことが度々あった。
そしてこの間、新米の5㎏袋が2袋目に留まったので、1袋だけ購入してきたのだが、昨日また、いつものスーパーの棚にお米が並んでいない。
そこで近くの利用したことがない2軒のスーパーに足を運んでみると、お米の棚にはやっぱりお米がまったく並んでいないのだ。
我が家は上さんと僕の二人ゆえ、なかでも僕は、数ヶ月前から白ご飯を食べなくなっているので、白ご飯を食するのは上さんだけゆえ、
お米は殆ど要らないのだが、近くに住む娘夫婦が、10年前くらい前からホン近くで商いを始め、二人とも忙しいので、朝も、昼も夕飯も我が家に食べにやって来る。
それゆえ、娘一家5人(子供3人)の食事の用意を、初めの内は、我が上さんが作っていたのだが、
眼が余り見えていない上さんに代わって、いつしか僕が作り始めて今に至る。
それゆえ、食品の買い物はすべて、僕の手にかかっている。
我が家族の一ヶ月に必要なお米は10㎏で足りないゆえ、近々の内にお米を買ってくる必要があった。
それで今日、赤目に車で向かう途中の道沿いにあるスーパーに立ち寄り、お米を購入しようと思い立ったのだ。
そして、奈良県に入ってから、目に留まった1軒目のスーパーで、お米10㎏を購入することができたのだ。
今日、赤目渓谷で眼に留まった開花している花は、フジカンゾウとマツカゼソウ、キンミズヒキ、そしてイワタバコ、そして名前が分からない植物が一つ。
なかでも、マツカゼソウは、今が最盛期という様子で、渓谷の其処彼処で無数の小さな白花を付けていた。
イワタバコはそれとは逆で、もう終焉を迎えていて、極僅かに咲いているだけであった。キンミズヒキは、お昼にした椅子の傍らで開花していた2輪のみ。
帰宅して、植物図鑑を紐解いたのだが、名称不明の植物の名前はやっぱり分からない。
今日の赤目渓谷は、暑い日々が続いているにもかかわらず、多くの人で賑わっていた。
それゆえ、歩くのがひと際遅い僕は、他の人に迷惑を掛けないようにしつつ、我がペースで、杖に頼りながら、花を探しながら、ゆっくりと歩みを進めた。
そして、我が身体にとって無理のないところである百畳岩で折り返そうと決めていた。
それは、7月28日の“ささやまの森公園”の散策路を歩く時のしんどさが忘れられないからだ。
それほどのアップダウンがあった散策路でもなかったのだが、ほんとうにしんどかった。
もしかすれば、暑さに負けたのかも知れないと思い、それ以降、朝歩きを中止している。
今日、もっとも印象に残っている光景は、赤目四十八滝の入口から20分足らず進んだ処の、川床の傍らに腰を下ろしている3人の家族の姿であった。
真ん中に1歳未満くらいの幼児を挟んで、右にお父さん、左にお母さんの、20代と思われる二人が腰を下ろしている後ろ姿であった。

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六甲山(三ノ宮~森林植物園)

2024年10月31日 | 山野歩
2024年08月12日(月) 
『山の会』
<六甲山>
<三ノ宮~森林植物園>
■参加者:安部ちゃん、梅安さん、東さん、竹村さん、ゆうさん
[コースタイム]
◆[JR三ノ宮駅] 8:59 → 9:40 [布引雌滝]→ 9:57 [布引雄滝] → 10:31 [隠れ滝] → 10:46 [布引貯水池] → 11:23 [市原] → 12:09 [アジサイ広場] 13:15 → 13:23 [河童橋] → 14:06 [道標・森林植物園] → 14:41 [森林植物園・東門] →  15:31 [森林植物園・正門]
<1年を通して、季節違えて、何度か訪れたい>
今年初めての山の会例会の出席であった。僕が参加というところで、リーダーである梅安さんは、終始ゆっくりと歩いてくれる。
また、休憩時間を度々設けてくれたのだが、我が身体能力の無さを露呈することとなった。
どの辺りだったのかは覚えていないのだが、休憩時に、予防の意味で芍薬甘草湯を1袋服用したのだが、
森林植物園の正門を出て、さあこれから谷上駅へ下山というときに、一息入れようと、
倒木に坐ろうと腰を下ろし始めたときに、両脚にこむら返りが生じたのだ。
いつもの如く、痛いのを我慢し、しっかりと脚を伸ばし、懸命に直立姿勢を維持し、
ザックより芍薬甘草湯とポカリスエットを取り出し服用するが、なかなか治らなかった。
こむら返りが生じたのが、森林植物園・正門より、極近かいところだったので助かった。
リーダーの判断で、予定を変更して、正門前のバス停より三ノ宮行きのバスに乗車したのだ。
布引雌滝でも、布引雄滝でも、布引貯水池でも小休止し、市原ではトイレ休止し、その間、何度か小休止したように思う。
そして現れた“アジサイ広場”は、お昼を作るのに恰好の場所で、立派な広いテーブルと椅子があった。
お昼の献立が冷麺ゆえ、僕を除く4人は、水と氷を用意していた。
梅安さんは、ザックの重量が8㎏だと言った。安部ちゃんが担いできたと思われるコッヘルとガスコンロが、テーブル上に並んだ。
そして、安部ちゃんと東さんが調理担当という様子で、手際よく動いた。
食器もお箸も持っていない僕にも、安部ちゃんが食器とお箸を用意してくれて、僕も御相伴にあずかることとなった。
13時15分にアジサイ広場を離れ、暫く歩くと、河童橋と名付けられた小さな橋が現れ、
そこには、池中に枯れ木が立ちあがるという、如何にも大正池と思われるミニ大正池という景観があった。
さらに進むと、トゥエンティクロスを離れ、布引谷を渡渉し森林植物園(東門)へと続く分岐に、“徳川道の飛石渡し”と銘打つ解説板が立っていて、
梅安さんが、徳川道について色々と説明してくれたのだが、疲労困憊にあった僕の耳には殆ど届かなかった。
梅安さんは、本来なら今日の例会を、森林植物園の散策を目的の一つと考えていたのかも知れない。
それは、彼のメール中の「森林植物園は広いので迷子にならないように」という言葉に表れているように思う。
今日はその森林植物園中を、スーッと通り過ぎただけなのだが、僕は、来年か再来年には、1年を通して、季節違えて、何度か訪れたいと思った次第だ。
ところで、今日目に留まりカメラに収めた開花している植物は、コマツナギ、フサフジ、リコリス、クサギ、タマアジサイ、ヤブランの6種なのだが、
リコリスは誰かがスマホで検索して知り得た花名で、タマアジサイには名札があった。また、コマツナギは、帰宅してから、僕のスマホのアプリが表示した名称で、植物図鑑でも確認した。

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萬葉植物園(ナンバンギセルを嬉々としてカメラに収める)

2024年10月28日 | 山野歩
2024年08月11日(日) 
『山野歩』
<萬葉植物園>
[コースタイム]
◆[近鉄・奈良駅]10:56 → 12:35 [春日大社・萬葉植物園] 14:35 → 15:10 [近鉄・奈良駅]
◆所要時間:4時間14分
<ナンバンギセルを嬉々としてカメラに収める>
本来なら、赤目四十八滝に行っている筈だったのだが、行き先を萬葉植物園へと変更する。
それは、京阪電車線で人身事故があったからだ。7時51分の電車に乗ろうと駅にやって来たのだが、電車が止まっていて動かない。
動き始めたのが9時10分で、駅で1時間20分もの間、運転再開を待つことになった。
今日は、何故か体調が芳しくなかった。近鉄・奈良駅から萬葉植物園まで、いつもなら30分ほどで歩けるのだが、
今日は、その間で三度も休憩することになる。そして三度目のときにはお昼にする。お昼にするのに恰好の場所を見付ける。
周囲に柵があり、しっかりとした樹木が生い茂り、足下まで陽射しが届かないという小さなスペースであった。
真ん中辺りにベンチがあり、人がやって来る気配がないところ、そこに居たのは1羽のカラスと、2頭の親鹿と小鹿のみであった。
萬葉植物園を後にするときにスマホを見ると、気温が「34度」との表示があったので、しんどかったのはその気温の所為かも知れない。
併しだ、体調が芳しくないにもかかわらず、萬葉植物園では2時間もかけて、その景観を楽しむことができたのは不思議であった。
今日、開花していた花は、ギボウシ、オミナエシ、ワタ、ヨメナ、アワ、サツマサッコウフジ、キキョウ、ケイトウ、
カワラナデシコ、ヒオウギ、セリ、ナンバンギセル、トコロ、フシグロセンノウなどだ。
“南万葉園”を見て歩くとき、水撒きをしておられる職員さんと話をする機会があった。
そのとき真ん前に、イワタバコの名札があったのだが、花どころか葉っぱさえ無いというようすで、
「この植物は難しいんです。なかなか育たないんです」とおっしゃるので、
この間、赤目でスマホに収めたばかりのイワタバコの写真をお見せすることとなった。
その職員さんが、「今、ナンバンギセルが咲き始めている」「向うの方ですが」とおっしゃるので、ナンバンギセルをカメラに収めたことがない僕は、
嬉々として“五穀の里”辺りに行くが見付からない。“北万葉園”方面へ進むと、そこで撒きをしておられた別の職員さんに、
ナンバンギセルが何処にあるのかと尋ねると、その場所まで案内してくださった。
そこには、背丈が15㌢くらいの2本のナンバンギセルが、スッと立ち上がっていたのだが、湿地のすぐ傍だったので、撮影するのに苦労することとなった。

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ささやまの森公園(清閑な樹林帯は僕の独り占め)

2024年10月24日 | 山野歩
2024年07月28日(日) 
『山野歩』
<ささやまの森公園>
<清閑な樹林帯は僕の独り占め>
[コースタイム]
[我が家] 8:35 → 10:34 [ささやまの森公園] → [ささやまの森・活動拠点]11:20 → [湖岸の散策路・入口] 11:45 → (湖岸の散策路) → 13:13 [隠し田] → 13:40 [ハンノキ観察デッキ] 14:40 → (アカマツ林の散策路) → 15:42 [炭焼小屋] → 15:50 [オオムラサキ飼育ケージ] → [水車小屋] → 16:05 [ささやまの森・活動拠点]
◆所要時間:4時間45分
<園内の四分の一くらいしか歩けなかった>
本来なら、昨日より車中1泊、山小屋2泊で白山に行っている筈であった。併しだ、行けなかった。
それは、上さんが良い顔をしなかったのと、自身の身体能力に自信がなかったからだ。
腰痛で山頂を踏めなかった2年前の白山山行。
登頂を諦め、白山室堂よりの下山時、案内によると、登山口まで3時間とのことであったが、
腰が痛くて、それに18時間も要し、白山室堂を朝6時にスタートして、夕方より雨が降り始めたなか、登山口着23時47分という、
上さん始め、娘にもたいへん心配をかけた初めての白山山行は、一生忘れられない山行となった。
そんななか、先月の10日にネットで見た“珍しい「3府県境」あり!
 山頂からの「大パノラマ」&「古代ご神体岩」 絶景の「深山」登山レポ”という記事を思い出した。
深山という山は以前から知っていて、一度は上ってみたいと思っていた。
また今日は、僕が自由に使える一日ゆえ、“ささやまの森公園”という処より入山できるようだし、
しっかりとした駐車場もあるようだし、公共交通機関利用では日帰りは難しいというところで、車を走らせた。
ささやまの森公園の活動拠点施設で頂戴した園内マップには、地図の右端に、「至深山(790.5m)(約2時間)」と書かれている。
さて、僕の脚では3~4時間はかかるだろう、さすれば、往復に6~8時間は要するに違いない。
すると下山時刻が19時が廻ってしまうゆえ、ちょっと無理があるのではと思考し、思い出したのが、
ネットの「見どころいっぱい、兵庫県立ささやまの森公園」という記述であった。
そこで今日は一日、“ささやまの森公園”を楽しもうと決める。
頂戴した園内マップを見て、左端の“湖岸の散策路”から歩き始めるが、“ハンノキ林”へと向かう道は、
マップには“なだらか”と書かれているのだが、僕にとってはけっしてそうではなかった。
「観察デッキからの眺めが楽しめます」と園内マップに記されている処の椅子に腰掛け、お昼にして1時間休憩する。
眼前の池の向う岸にスーッと立ちあがる樹木が、ハンノキなのだろうと思いつつ、“ハンノキ林の自然”という解説板を見ながら、
その景観を1時間楽しむが、その後の行程は、僕にとっては更に厳しいものとなった。
上り道になると、度々立ち止まり、杖に身体を預け、これから進む道を茫然と眺めることが多くなった。
園内の散策路を歩き始めたときには、園内の全行程を歩くつもりであったのだが、結果として、その四分の一くらいしか歩けなかったのではないだろうか。
またその間、誰にも会うこともなく、清閑な“ささやまの森公園”は僕の独り占めであった。
活動拠点施設へと戻り、「今日歩いたのは樹林帯のみゆえ、草花に出合うことが殆どなく、仕方がないよなと思うのですが、
掲示してある写真のような花々は、何処に行けば見られるのでしょうか」と尋ねると、
事務所の方が「鹿の食害で少なくなってしまった」「日が暮れるとこの辺りまで、鹿がやって来る」などとおっしゃったのだ。
椅子に坐り休憩していると、男性職員の方が、花が付いている樹木の枝を持って来てくださったので、カメラに収める。
しかしその名称が分からないので尋ねると、図鑑で調べてくださり、“クサギ”であることが判明する。
ところで、山中もしんどくてたいへんだったが、帰路、車の運転をするときも至極たいへんだった。
運転中に、脚にこむら返りが4度も生じ、その度に車を止められる処を懸命に探し、車から降りて直立姿勢で脚を伸ばし、慌てて芍薬甘草湯を服用すると、暫時治まり始めるのだ。治まったなら道上を暫くの間歩かねばならなかった。

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赤目四十八滝(感動のイワタバコ)

2024年10月17日 | 山野歩
2024年07月21日(日) 
『山野歩』
<赤目四十八滝>
<感動のイワタバコ>
[コースタイム]
[日本サンショウウオセンター] 10:30 → 10:41 [不動滝] → 11:27 [千手滝] → 11:43 [布引滝] →  12:59 [百畳岩] 14:10 → 15:30 [日本サンショウウオセンター] 
◆所要時間:5時間00分
<イワタバコ三昧>
昨年、8度も歩いた妙見山初谷渓谷の、道沿いの金網柵に貼ってある掲示板に、
「花は8月上旬に向う側の岸壁に着生します。足下には十分気をつけて下さい。若葉は食用、葉を干したものは薬草として利用」との記述があり、
今までに見たことがない“イワタバコ”に合えるに違いないと、8月中旬頃にやって来たのだ。
そして、靴を濡らしながら流れを渡渉して対岸に渡り、岩場を懸命に探したが残念ながら見つからなかった。
がっかりして、“タマゴ&キバ”の処に設置したある椅子に腰掛けていると、「川の水嵩があって渡れない」と言って戻って来られた、
男性2人と女性2人のグル-プ方のなかの、僕と同い年だという女性に“イワタバコ”が見つからなかったという話をしたところ、
「8月の中頃に“赤目四十八滝”に行くと、“イワタバコ”がいっぱい咲いている」「金剛山のカトラ谷でも見たことがある」とおっしゃったのだ。
そこで、赤目四十八滝に行ったことがない僕は、赤目とはどんな処なのだろうかと、その下見で、4月7日に初めて赤目にやって来た。
そしてその景観に魅せられ、この渓谷なら“イワタバコ”以外の色んな花にも出合えるに違いないと確信して、今日が6回目の訪問であった。
そして今日の赤目渓谷歩行はイワタバコ三昧であった。
千手滝が過ぎて直ぐのところで“イワタバコ”が目に留まり、その後は其処彼処で開花するイワタバコを見ることとなった。
岸壁などにくっ付き開花する“イワタバコ”の姿を探しながら、そして愉楽を感じながら、その度にカメラに収めながら、ゆっくりと歩みを進めた。
渓谷中の道ゆえ、陽射しは殆ど届かないのだが、やっぱり暑いのだろうか。
ゆっくりと歩いたにもかかわらずかなり疲れたので、百畳岩でお昼休みにして、“イワタバコ”に出合えたという安堵感もあり、
設置してある木製の椅子に腰掛け、1時間余り休憩する。
ところで今日は、初めて眼にする三つの生き物をカメラに収める。
一つ目は、虫に寄生している“冬虫夏草”という茸だ。小学生高学年と思われる男子が、「学校の自主学習です」と言って、手に持っておられたのだ。
二つ目は“ムラサキシジミ蝶”で、スマホのアプリが判定してくれた。
三つ目は、これまた小学生が持っていた籠中に居たトカゲだ。“ニホントカゲ”だと、その名称を教えてもらう。

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萬葉植物園&奈良公園の池巡り

2024年10月07日 | 山野歩
2024年07月14日(日) 
『山野歩』
<萬葉植物園&奈良公園の池巡り>
[コースタイム]
◆[近鉄・奈良駅]10:00 → 10:30 [春日大社・萬葉植物園] 12:50 → [飛火野] → 13:00 [雪消の澤] → 13:15 [鷺池(浮見堂)] → 13:34 [荒池園地(荒池)(お昼)] 14:30 → 14:36 [一の鳥居] → 14:54 [猿沢池] → 15:02 [采女神社]→ 15:07 [興福寺] → [南円堂] → 15:38 [鏡池]→ 15:50 [大仏池] → 16:21 [近鉄・奈良駅]
◆所要時間:6時間21分
<雪消(ユキゲ)の澤・鷺池・荒池・猿沢池・鏡池・大仏池>
前回やって来たときに、ハナショウブとノハナショウブの違いが分からなかった。
それで、受付におられた方にその点をお訊ねすると、
「ハナショウブは品種改良がいっぱいされている」「ノハナショウブは原種で、ここから派生している」
「立派なのがハナショウブ」「ノハナショウブはカキツバタみたいで、スラッとしている」
「ハナショウブには肥後系と江戸系とかがある」
「なかにはスラッとしたハナショウブもありますから、二つ並べてもなかなか分からないと思います」などと、
説明してくださったのだが、やっぱり僕には理解できなかった。
今日、萬葉植物園で目に留まった開花している植物は、ヤマユリ、マンリョウ、ギボウシ、オミナエシ、ハス(大賀ハス)、
ヤブカンゾウ、インドハマユウ、ネジバナ、カワラナデシコ、セリ、ヤブミョウガ、ハギ(?)、メハジキ、キキョウ、ヤマハギ、
原始ハス、ムクゲ、ナツフジ、トコロ、ハコネギク、ソバナなどで、
今日も2時間20分もの間、植物園の景観を楽しんだ。
そんな中、ハスの実にとまる1匹のシオカラトンボが目に留まる。
その後、萬葉植物園より一路、雪消の澤へと向かう。
今日の奈良公園散策は、池巡りと決めていた。
それは先日、奈良公園にやって来たときに、僕の希望でMさんに猿沢池に連れて行ってもらったことと、
近鉄奈良駅にある観光案内所で頂戴した奈良公園マップを帰宅してから改めて眺めていて、
公園内に池が其処彼処に点在することに気付いたからだ。
“雪消の澤”にやって来ると、ちょうど1羽の白鷺がいて、獲物を探している様子であった。
その左手には、緑の絨毯の飛火野が広がっていた。次にやって来たのは“鷺池”で浮見堂があった。
その後、サルスベリの紅花を眺めながら歩くと、“荒池園地”到着。誰もいない“荒池”前の木製ベンチに腰掛けお昼にする。
“荒池”を離れるとき、荒池由来の碑という立派な石板が設置されているのが目に留まり一読する。
“一の鳥居”より西方へと歩くと、前回とは逆方向の東方からの“猿沢池”を見ることとなり、
そこに設置されていた石板には、「猿沢池のこんなお話し」と題し、「悲恋の采女を衣掛柳の伝説」という文言が書かれていた。
それより、“猿沢池”を時計回りで西方にやって来て、采女神社で手を合わせる。
その後、興福寺を通り、東大寺前の“鏡池”を訪れ、次は、東大寺の北方にある、誰も居ない、鹿だけが遊ぶ清閑な“大仏池”前で暫く休憩する。
その後一路、近鉄奈良駅へと向かった。気温は30度までしか上がらなかったのだが、かなりの暑さを感じたのは、湿度が高かったからだろうか。

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赤目滝入口~布引滝~荷担滝~岩窟滝・往復(“キツネノサカズキ”をカメラに収める)

2024年09月16日 | 山野歩
2024年06月30(日) 
『山野歩』
<赤目四十八滝>
<赤目滝入口~布引滝~荷担滝~岩窟滝・往復>
[コースタイム]
[赤目滝バス停] 10:17 → [日本サンショウウオセンター] 10:40 → 10:44 [不動滝] → 11:38 [千手滝] → 11:47 [布引滝] → 12:36 [百畳岩] 13:00 →  [荷担滝] →  13:39 [琵琶滝] → 14:00 [岩窟滝] 14:05 → 16:08  [日本サンショウウオセンター] → [赤目滝バス停]
◆所要時間:5時間28分
<“キツネノサカズキ”をカメラに収める>
昼頃には雨が上がるという予報であった。
3週間振りにやって来た赤目四十八滝渓谷は、何処となく薄暗く、激しい川音が鳴り響いていた。
水量が多いからだろうか、布引滝は今までとは違った様相を見せていた。
川の流れの中に落っこちたなら、見てる間に、水流にのみ込まれてしまうのだろうなと思うほどの流れであった。
川の恐ろしさを体験した、もう何十年もの前の、沢登りで起こした山岳事故が脳裏に蘇った。
午前中は予報通り降雨が続いたが小雨だった。
そして予報通り午後に入ると雨は止んでくれ、持って来た傘は杖替わりになった。帰路、陽射しが届き始めるがそれは瞬時のこと。
今日、我が眼に留まった花は、赤目滝バス停より、サンショウウオセンターに至るまでの左手にあったハンゲショウと、
百畳岩の手前で繁茂していたドクダミのみで、その他の開花する花の収穫はゼロであった。
花にカメラを向ける時間が少なかったからだろう、最終到達地点の岩窟滝に14時に辿り着く。
岩窟滝の休憩所にぶら下がっている気温計は22度を示していた。
半袖シャツ1枚で、至極ゆっくりと歩いたからだろうか、それとも気温のお陰だろうか、汗をかくことはなかった。
帰りのバスの時刻が気になって、その休憩所にほとんど留まることなく、
往路で見落としている花がないだろうかと、周囲をキョロキョロと見ながら歩き続けたが、残念ながら、最後まで花が目に留まることはなかった。
ところで、往路のこと。日本サンショウウオセンターより少し歩いたところで、腰を下ろし、苔が蒸したところに向かって、スマホを懸命に触っている女性と、男性がおられた。
何を撮っておられるのかと問うとキノコとのこと。
そして、女性はお母さんで、男性は息子さんで、お母さんの住いは和歌山。
息子さんがこの度名張に住むことになり、引っ越しの手伝いで、お母さんが名張まで出て来られたとのことであった。
この親子の勢いに促されて僕も、その場で3種類の茸をカメラに収めたのだが、その中の1種を“キツネノサカズキ”だと明確におっしゃった。
それは、5㍉くらいのほんとうに小さな茸であった。
お母さんは、熊野古道にかかわる二か所の案内もしてくださったのだが、残念ながら覚えられなかった。
今日の赤目四十八滝は辛い歩きとなった。
それは、寝違いで数日前より首の右側というか、肩との付け根部分がかなり痛かったのだが、
なかでも帰路に入ってからが、更に痛みが増し、ザックを担いでいるのが辛くなり、
ザックの右側の肩掛け部分を、肩より外して歩かざるを得なかった。

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