山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

ベニヒカゲ(高山蝶の一つ)

2021年01月05日 | 昆虫
2020年12月29日(火)
『ベニヒカゲ』
<高山蝶の一つ>
2003年08月15日、双六小屋より鏡平へと向かう百花繚乱の道で、深山金梅の葉上に休む[ベニヒカゲ]に出合う。
ジャノメチョウ科の[ベニヒカゲ]について、昭和35年8月20日発行の蝶類図鑑に、
「この蝶も高山蝶の一つで中部以北に産し、分布範囲は高山蝶のうち最も広い」
「本州では1500m以上の高地に産する」
「発生は他の高山蝶に較べて遅く、年1回、8月から9月に及び、日光の明るい花上に舞うさまは美しい」等と記されている。

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サカハチチョウ

2018年06月10日 | 昆虫
2018年05月31日(木)
『サカハチチョウ』
<ゆったりと翅を拡げてくれる>
この写真のタテハチョウ科の[サカハチチョウ]は、2017年5月20日に南葛城山へ行ったときに撮影したものだ。
根古峰を過ぎ、南葛城山への分岐より一本杉へと歩くときに出合った。

僕の山行記に「サカハチチョウが眼前でゆったりと翅を拡げてくれた。
コミスジは、いつもの特徴ある翔び方で、クロアゲハとアオスジアゲハは慌ただしく飛翔し消え去る。
突然出現し瞬時に失せた少し青味がかった色彩の黒蝶は間違いなくカラスアゲハだろう」と記している。
また、古書籍にサカハチチョウについて「分布は極めて広く九州から北海道の果てまで、日本全土にわたって各地に普通である。
大阪付近でも山地の各所に発生地があるが、かつて京都の貴船は本種の饒産をもって名高く、
大阪の箕面の幾万とも数知れぬテングチョウと、昆虫二大名所の景物でもあったが、近年は極減し、昔の語り草となった」との記載があった。
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ヒオドシチョウ(緋縅の鎧のように美しく)

2018年02月17日 | 昆虫
2018年01月29日(月)
『ヒオドシチョウ』
<緋縅の鎧のように美しく>
写真の[ヒオドシチョウ]に出合ったのは2003年4月13日の“赤坂山”だ。
その時の山行記に僕は次のように記している。
「春を迎えたばかりの佇まいで、Tシャツの上に1枚上着を慌てて羽織った粟柄越より冷たい北風が吹き抜ける“赤坂山”を過ぎ…」
「厳しい冬を越したのであろう一頭の“ヒオドシチョウ”が力なく舞っていた」と。
また「羽化したばかりのものは緋縅の鎧のように美しく」と書籍に記されていた。
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ギフチョウ(もっとも愛着のある蝶)

2018年02月03日 | 昆虫
2018年01月17日(水)
『ギフチョウ』
<もっとも愛着のある蝶>
この蝶の写真は、2017年5月4日に“ダイヤモンドトレイル”を歩いたときのものだ。
“葛城ロープウエイ山上駅”から直ぐのところで出合った。
元気のない姿でヒラリヒラヒラリと眼前に現れ足下にとまってくれたのだ。
もしかすれば[ギフチョウ]は、蝶類の中では僕にとって、もっとも愛着のある蝶なのかも知れない。
それは長年、僕の本籍地が岐阜県にあったというだけなのだが。
ところで、この蝶が何故ギフチョウと呼ばれるようになったのだろうか。
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テングチョウ(生ける化石)

2018年01月20日 | 昆虫
2018年01月06日(土)
『テングチョウ』
<生ける化石>
この[テングチョウ]の写真は2010年04月03日に“私市駅~黒添池・往復”を走ったときのものだ。
我が三兄弟が2年間ほど蝶採集に夢中になった50数年前のこと、
一頭の[テングチョウ]を三男が捕獲したことがある。
我々が持っていた蝶類図鑑で調べたところ、
「生ける化石」という記載があり歓喜の声を上げたのを覚えている。
珍しい蝶だと長年思っていたのだが、
10数年ほど前にあることが切っ掛けで、
けっして珍しい蝶ではないことが分かりガッカリしたのを覚えている。
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アサキマダラ(滑空する優美な姿に魅了)

2017年10月18日 | 昆虫
2017年10月14日(土)
『アサキマダラ』
<滑空する優美な姿に魅了>
この写真は1999年10月10日に、私市駅より、黒添池・交野山経由で津田駅へと走ったときのものだ。
そのときの日記に僕は次のよう記している。
「恰も『写真を撮って下さいな』と言わんばかりに僕の周りを飛び続ける。
全く色が褪せていない鮮やかな翅をゆったりと広げ、
滑空する優美な姿に魅了されてしまった我々は、暫くの間そこに佇んでいた」と。
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ベニシジミ(朱紅色の美しい翅)

2017年10月17日 | 昆虫
2017年10月13日(金)
『ベニシジミ』
<朱紅色の美しい翅>
2010年06月27日に、
四条畷の[堂尾池]辺で[ヒメジョオン]にとまっている[ベニシジミ]だ。
春は4月から晩秋11月まで見られる[しじみちょう科]の、
朱紅色の美しい翅を持っている蝶だ。
「春型のものは朱紅色が鮮やか」と書籍に記されていた。
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キアゲハ(武奈ヶ岳山頂)

2017年10月12日 | 昆虫
2017年10月08日(日)
『キアゲハ』
<武奈ヶ岳山頂>
この写真は、2012年9月2日(日)に[比良山系・武奈ヶ岳]で出合った[キアゲハ]だ。
山の会の皆と行った時の山行記に
「かんかんと照りつける陽射しの下、武奈ケ岳山頂で休むとき、二種の蝶が舞った。
一頭はキアゲハで我が眼前に暫くの間止まった。
もう一頭はクロアゲハで盛んに飛翔し直ぐに消え去った。」
と記している。
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ミヤマフキバッタ(華やかな緑色主体の色彩)

2017年10月10日 | 昆虫
2017年10月07日(土)
『ミヤマフキバッタ』
<華やかな緑色主体の色彩>
2017年9月24日、[大山口]から[青ガレ]への道で、
[アケビ]の果実がぶら下がる下方の葉っぱ上に[ミヤマフキバッタ]が居るのに気付く。
掴んで掌にのせるが微動だにしない。
華やかな緑色主体の色彩だ。
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