山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

オヤマリンドウ(双六小屋より鏡平山荘への道で出合う)

2021年12月31日 | 山野歩
2021年10月21日(木)
『オヤマリンドウ』
<双六小屋より鏡平山荘への道で出合う>
今朝のNHKラジオ深夜便で、[オヤマリンドウ]が今日の誕生日の花として紹介されました。
花言葉は「正義」で、和名は[オヤマリュウタン]との解説もありました。
この見出し画像の[オヤマリンドウ]の写真は、
2003年08月15日に、“三俣山荘”より“双六小屋”経由で“鏡平山荘”へと歩いたときにカメラに収めたものです。
当時の山日記に僕は次の如く書き残しています。
「双六小屋より鏡平への道は百花繚乱の道だ。峰の麓までお花畑は広がる。
花花に魅了された我が心はこの素晴らしき大自然に対し崇敬の念を抱かざるを得ない。
当薬竜胆、オオバセンキュウ、そして深山竜胆、その傍らには華やかな朱色の車百合が立ち上る。
その並びには四葉塩竃が群生し次に黒百合が現われる。その次は白山一花のお花畑だ。
雲の切れ間より青空が見られるようになる。
岩桔梗、梅鉢草、黒唐飛廉、深山鳥兜、そして夥しい数の深山穂躑躅の花弁が待ち受ける。
そしてそして深山金梅の葉に休むベニヒカゲと裏白蓼の大きな葉に休むキアゲハの2種の美しい高山蝶に出会うという嬉しい幸運にも恵まれた。
黄金菊、白山風露、岩鏡、四葉塩竃、カンチコウゾリナ、丸葉岳蕗、手形千鳥、蝦夷塩竃、御山竜胆、
赤み掛かった白玉の木、高嶺蓬、淡紅色の華やかな伊吹麝香草、深山大文字草、白山千鳥、白山一花、白山防風、高嶺矢筈母子、
そして深山金鳳花と白山一花のお花畑が辺り一面に広がる。
四葉塩竃、高嶺苦菜、信濃弟切、紅葉唐松、郡内風露、黄金菊など、
これらの花々が入れ替わり立ち替わり時には群落を形成して我が眼前に現われる」と。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

我が街中歩(仄かに赤らむ朝焼け)

2021年12月30日 | 我が街中歩
2021年10月21日(木)
『我が街中歩』
<仄かに赤らむ朝焼け>
5時07分のスタート。スマホの寝屋川市の気温は「11度」と表示。
成田山不動尊の奥の院(閉)にお参りし、続いてお滝、そして本堂にもお参りして、いつもの道を行く。
三井が丘を抜け、伊之内橋を渡り、打上川治水緑地には東方より入る。内周を、続いて、外周を一周ずつ歩く。
東方より治水緑地を離れ、緑橋を渡り、寝屋川右岸の道を進み、国松町の昔道を通って帰路につく。
治水緑地の内周路を歩くとき、仄かに赤らむ朝焼けが眼に留まりカメラに収める。
ここのところの日の出が6時過ぎ頃ゆえ、歩き始めた頃にはまだ暗くて景観が明確に見えない。
また、開花している花も少なくて、カメラのシャッターを切る機会が殆ど無いのですが、
今朝は、先月の28日以来の久し振りの撮影でありました。
寝屋川右岸の道を歩くときに、まだまだ元気よく数多咲く、オシロイバナの姿をカメラに収める。
次に撮影したのは、帰路、民家の庭に咲くキク科の花でした。
その花は暫く前より咲いていた花で、シオンではないかと思い気になっていた花でした。
さて、この花は、シオンで当たっているのだろか。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アキノキリンソウ(比良山系にて)

2021年12月28日 | 植物
2021年10月20日(水)
『アキノキリンソウ』
<比良山系にて>
今朝のNHKラジオ深夜便で、[アキノキリンソウ]が今日の誕生日の花として紹介されました。
花言葉は「安心」でありました。
別名は“アワダチソウ”とのことで、
アメリカ原産の“セイダカアワダチソウ”の名のもとになっているとの解説がありました。
この見出し画像の[アキノキリンソウ]を撮影したのは、
2012年10月14日に、“比良山系・八雲ケ原湿原”の秋景色を目的にやって来たときのことです。
そのときの山日記に僕は次のように書き残しています。
「“八雲ケ原”に至る途でも幾つかの花に出合った。なかでも青ガレに入った直ぐのところ、
左手日当りのよい処に咲いていたアキチョウジの華やかな紫の色彩の花の数は圧巻であった。
その右手には白花のヤマシロギクが伸び上がっていた。
大山口を過ぎてから暫くの間路傍を賑わしたのは小さな白花のマツカゼソウで、
なかには花期が終わり花の部分が赤くなったものも数多あったが、
その赤の色彩は花の白よりも透き通るような葉の緑色に一層合うように思われた。
またその道すがら黄花のアキノキリンソウにも再三出合うこととなった」と。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オオケタデ(大毛蓼)

2021年12月26日 | 植物
2021年10月19日(火)
『オオケタデ』
<大毛蓼>
今朝、NHKラジオ深夜便で、[オオケタデ]が今日の誕生日の花として紹介されました。
花言葉は「思いやり」でありました。
この見出し画像の[オオケタデ]をカメラに収めたのは、
2002年09月29日(日)に、“寺本バス停”より、伊吹山北尾根起点の“国見峠”へと歩いたときです。
そのときの日記に僕は次の如く記しています。
「寺本バス停で下車し車道を六社神社へ、それより千疋(ヒキ)川沿いの舗装林道を尾西へ向かう。
路傍に秋野を代表する野草の狗尾草が微かな秋風にゆったりと揺れる。
川岸は無数に生える淡紅色の溝蕎麦で蔽われている。
艶やかな桃色の色彩で、我が眼を釘付けにした武者竜胆の花形そっくりの洋花が橋の袂を占領している。
その隣に咲く華やかな黄色の花は菊芋に似ているが、
図鑑にある其れの葉はもっと幅が広いからそうでないのかも知れない。
次に現れた紅紫の五枚の花弁を持つ花も、八重の大きな花弁を有する白花も、
周辺に民家がまだポツリポツリと点在する地域ゆえ、住民の方々が大切に育てている洋花なのかも知れない。
後の民家を過ぎようとする辺りの休耕地の彼方此方に立ち上がる大毛蓼は、
枝分かれした茎より濃紅紫色の花序を重たそうに垂れている」と。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鈴鹿山系・釈迦ヶ岳(冷たい烈風吹き荒ぶ頂)

2021年12月25日 | 山野歩
2021年10月17日(日)
『山野歩』
<釈迦ヶ岳>
[コースタイム]
[明朝ヒュッテ大駐車場] 8:20 → (中尾根) → 11:15 [釈迦ヶ岳・最高点(松尾尾根の頭)] → [県境尾根道と合流地点] → 11:24 [釈迦ヶ岳(1091.9㍍)] 11:48 → 12:25 [猫岳(1058㍍)] → [羽鳥(ハト)峰] → 13:37 [ハト峰峠] → [伊勢谷小屋] → 14:57 [明朝ヒュッテ大駐車場]
◆所要時間:6時間37分
<冷たい烈風吹き荒ぶ頂>
昭文社小冊子の案内を読んでやって来た、初めての“釈迦ヶ岳”。
“中尾根”から上った筈なのだが、何処が“鳴滝コバ”だったのか、また何処が“釈迦白毫(びゃくごう)”だったのかが分からない。
また、道標に“大峰”という文字があったのだが、この“大峰”も何処なのかが分からず仕舞いだった。
併しだ、樹林中を、しかもガス中を、岩に身体を任せ、樹木の根っこを握り、時にはロープをつかんで、
殆ど視界が利かない樹林中の急登道を、懸命に上って来た所為なのかも知れないのだが、
二度ほど現れた「釈迦ヶ岳 庵座谷登山道」という看板を見て、安堵しつつ懸命に前進した。
“庵座の大滝”や“三段の滝”が眼に留まった辺りは、まだまだ余裕があった。ただ、降雨のみが心配なだけだった。
ところが、此処が“大蔭”なのかも知れないと思われるガレ場を、左手に見る道を行く10時50分頃より烈風が吹きつけるようになる。
この辺りだっただろうか、自身の年齢や体力を鑑みたとき、この儘前進してよいのだろうか、
もしかしたら撤退すべきではないだろうかと、瞬時思考したのを覚えている。
それより20分位だっただろうか、“釈迦ヶ岳・最高点”という看板が現れホッとする。
更に5分ほど進むと、ハト峰への分岐道標が現れ、また5分ほど進むと“釈迦ヶ岳山頂”到着であった。
“釈迦ヶ岳山頂”でお昼にする予定であったのだが、吹きつける烈風のため、それは不可能で、写真を撮って直ぐに来た道を戻る。
ホンの少し戻ると、烈風から免れることが可能な、ちょっとした小さな窪地を見付け、立った儘の姿勢でお昼にする。
“釈迦ヶ岳”からの下山も、昭文社小冊子の案内に倣い、“ハト峰峠”経由で“明朝ヒュッテ大駐車場”へと向かった。
ハト峰への分岐道標より“猫岳”へと向かうときには、風が治まり、
“中尾根”のような樹林中の厳しい急登道ではなく、ルンルン気分の歩き好い道が続いた。
今日、山中で出会ったのは、3組の登山者4人と1匹のワンちゃんと猿であった。
その1人目は、中尾根の樹林中の急登道を懸命に上っているときに、降りて来られた60歳代と思われる男性であった。
彼は、この天候で半ズボンという信じられない姿であった。
二人目の人は犬を連れた人で、僕が“釈迦ヶ岳”の頂を踏んで、少し戻ったところでお昼にしていた窪地の傍を、
悠然と“釈迦ヶ岳”へと向かわれた40歳代の男性であった。
次は、もう其処が“ハト峰”というところを歩いているときに、後方から来られた30歳代と思われる男女の二人連れであります。
女性は至極明るい方で色々と話してくださったのですが、忘れられない二つのことがあります。
その一つは、「引き返そうと思いませんでしたか?」という言葉でした。
「はい、引き返した方がよいのかも知れないと思ったときもありましたが、折角やって来たのだから、山頂はやっぱり踏みたいと思いました」と、
そのときの心中を吐露したのを覚えています。
二つ目は、“ハト峰”に立つときに、前方下方に見えるかなり大きな絵画の説明でした。
その女性に教えて貰わなければ、その絵画の存在に僕は気付かなかったかも知れないのですが、
“ハト峰峠”より“中峠”へと続くちょっとした広い道の上り斜面に、石を置いて描かれた絵画があったのです。
「登山者が日付を更新していくんですよ」と仰ったのですが、
その絵画には「2021年10月17日」という今日の日付が書かれていたのでした。
ところで、今回の山行で出合った唯一の花は、悪天候の中尾根を懸命に上るときに足下に咲いていた[イナベアザミ]です。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒヨドリバナ(鵯花)

2021年12月22日 | 植物
2021年10月16日(土)
『ヒヨドリバナ』
<鵯花>
NHKラジオ深夜便で今朝、[ヒヨドリバナ]が今日の誕生日の花として紹介されました。
花言葉は「清楚」でありました。また、「雌蕊が伸びて、花のように見えている」との解説もありました。
この見出し画像の[ヒヨドリバナ]は、
先月の12日に、“むろいけ園地”を訪れたときに撮影したものです。
先ずは、“湿性花園”を愉しみ、その後“森の工作館”を訪れ、それより暫くしてカメラに収めたようです。
また、この日の朝、私市駅をスタートして、
“ほしだ園地”へと向かう“かわぞいの路”でも眼に留まりカメラに収めています。
「名はヒヨドリの鳴く頃に花が咲くことによるといわれる」と、書籍に記されていました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サルビア(“寝屋川公園”にて)

2021年12月19日 | 植物
2021年10月13日(水)
『サルビア』
<“寝屋川公園”にて>
NHKラジオ深夜便で今朝、[サルビア]が今日の誕生日の花として紹介されました。
花言葉は「燃える想い」「知恵」でありました。
「ブラジル原産で、明治の中頃に渡来」との解説がありました。
この見出し画像の[サルビア]を我がカメラに収めたのは、
昨年の7月19日に訪れた“寝屋川公園” です。
その時の僕の日記に次の記載があります。
「それより5分余り進むと、ささやかだが花が咲く花壇が現れた。
其処には、撮影した花の写真に、花名を記したパネルが設置され、
紫花のサルビア、橙色のマリーゴールド、白花のベゴニアと三種の花があった。
更に5分ほど前進すると、数種類の華麗な花が咲く花壇が現れた。
此処にもパネルが設置され、それに記された、ニューギニアインパチェンスやマリーゴールド、
アナベル、アンゲロニアの他、ピンクの5弁花、大きな淡紅色の花弁の花、
濃紅色の花などが、我が眼を愉しませてくれた」と。
また書籍に、「シソ科の多年草」「日本では一年草として栽培される」
「和名は緋衣草(ひごろもそう)」「緋紅色の萼に包まれた唇形の花が数層に輪生する」
「観賞用栽培種には花色が青紫・紫・桃なども」と記されている。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シュウカイドウ(秋海棠)

2021年12月17日 | 植物
2021年10月09日(土)
『シュウカイドウ』
<秋海棠>
NHKラジオ深夜便で、[シュウカイドウ]が今日の誕生日の花として紹介されました。
花言葉は「繊細」「方思い」でありました。
この見出し画像の写真は、2018年09月23日に、
生駒山縦走路を歩いたときに出合いカメラに収めたものです。
その場所もしっかりと覚えています。
それは、朝、私市駅をスタートして、“星の里いわふね”を通り過ぎ、“かわぞいの道”を進む時でした。
山側からの僅かな水流の湿った水辺に咲く花に気付き撮影しました。
しかし其処は、ちょっとした高さのある谷筋だったゆえ、
僕の足腰では近づいて撮影することができなかったのを覚えています。
「中国から渡来した多年草」「湿地を好み庭園などに栽培されるが、野生化もしている」
「和名は秋海棠の意で、花の色がカイドウに似ており、秋に花が咲くことによる」などと、書籍に記してありました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サラシナショウマ(晒菜升麻)

2021年12月13日 | 植物

2021年10月08日(金)
『サラシナショウマ』
<晒菜升麻>
NHKラジオ深夜便で、[サラシナショウマ]が今日の誕生日の花として紹介されました。
花言葉は「雰囲気のよい人」でありました。
この見出し画像の[サラシナショウマ]は、2005年08月14日に、
燕岳より大天荘へと向かうときに我がカメラに収めたものです。
当時の僕の山日記に次の如き記載が残っていました。
「燕山荘へ戻り直ぐに大天井岳へと向う。暫くで天候に変化の兆しが見え始める。
ガスが湧き上り気温が下がる。風が出始める。
それまでは短パンとTシャツ姿であったがそれぞれその上に一枚羽織らねばならなかった。
寒気を感じ始めた稜線で雷鳥の家族に出会う。母鳥と4羽の子鳥達であった。
路傍に当薬竜胆、コマクサ、兎菊、高嶺撫子、白山千鳥が時折姿を見せる。
清澄で寂然とした緑の草原斜面の中、
彼方此方にポツリポツリと顔を覗かせる白色のサラシナショウマ(晒菜升麻)の姿は僕を哀愁の世界へと誘う。
暫く其処に立ち止り清閑な草原斜面を茫惚と眺めていると、
命の儚さやこの世の憂いに想いを馳せ脳裏は虚無感に席捲され始めていた」と。
「名は若芽が食用になり、茹でて水に晒したことによる」
「漢方では升麻と呼び、根茎は鎮痛、解熱などの薬用とする」等と書籍に書かれていた。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イタドリ(花言葉は「回復)

2021年12月10日 | 植物
2021年10月05日(火)
『イタドリ』
<花言葉は「回復」>
NHKラジオ深夜便で今朝、[イタドリ]が今日の誕生日の花として紹介されました。花言葉は「回復」でありました。
この見出し画像の[イタドリ]は、2018年09月23日に、京阪・私市駅を朝7時半過ぎにスタートし、
“ほしだ園地”と“飯盛霊園”を通り過ぎてやって来た“堂尾池”の辺で、13時過ぎに眼に留まったものです。
[イタドリ]は至極凡庸な植物で、其処彼処でよく見かけます。
例えば、この二日前に愉しんだ“竜ヶ岳”山行時にも見かけました。
それは駐車場より歩き始めた数分の道端でした。
また、「根は膀胱炎や緩下剤の薬用となる」「イタドリ類は若い茎が食べられる」などと書籍に記されています。
単に花や実が赤い品種を[ベニイタドリ]ともいうそうです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする