山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

融通無碍に生きる

2015年06月29日 | 日記・エッセイ・コラム
2015年5月30日(土)
『融通無碍に生きる』
<如何なる生き方をすれば>
いつ記したのかは分からないのだが、何かに記されていたものを写したのだろうと思うのだが、僕の記述に、『融通無碍に生きる』とは、「場合に応じて柔軟に物事を考え処理し、何物にも捉われない生き様」「考え方や行動が何物にも捉われず、自由で滞りのない生き様」とあった。また、「融通無碍」を辞書で紐解くと、「何物にも妨げられず、自由なさま」とある。
自身の今後の生き方を思考するとき、この『融通無碍に生きる』という言葉を思い出した。この言葉を記したころ僕は、融通無碍に生きたいと思考したのだろうか。「場合に応じて柔軟に物事を考え行動し、何物にも捉われず自由に生きる」ことが可能なら、本人にとってこれ程幸せなことはないに違いないと思うが、併しだ、本人は幸せかも知れないが、周囲に居る人達から、そのことが「身勝手ではないか」「迷惑だ」などと批判されることになるのではないだろうか。今後、如何なる生き方をすれば、僕が逝ったときに「あの人は、融通無碍に生きた』と家族や人に言われるのだろうか。


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T山の会・仁川(疲労困憊)

2015年06月17日 | 岩登り
2015年5月17日(日) 
『T山の会』
<仁川>
■参加者:ABちゃん、BAさん、MTくん、SKさん、小次郎さん、YUさん
<疲労困憊>
我が心身が現状から抜け出すには、「僕自身が積極的に身体を動かす以外に方法がないのではないか」と思い立ち、一念発起して4月下旬より街中走と山野歩を始めた。また岩登りも然りで、なかでもリードすることにより、「生気が喚起されるのではないか」と期待して今日は仁川にやって来た。
滑落事故後、山の会の岩登り例会に一度出席しているがリードすることは無く、トップロープで二本ほど攀じったのみであったが、リードすることを目的に出席した今日は、皆の了解を得てムーンライトにおいて二本リードさせてもらえた。しかし次に皆は、三段壁へと移動したのだが、疲労困憊の態にあった僕はムーンライト下に坐り皆が戻って来るのを待たざるを得なかった。
仁川駅近くの中華料理店で座敷に腰を降ろし飲食を楽しむとき、岩場を離れるときに違和感があった我が腰に痛みが生じ始め、また右足がこむら返りになるという情けない事態に陥ってしまった。それは、久し振りに重いザックを担いで歩いた所為だろうか。それとも登攀するときの体勢自体が、現在の我が身体には負担が大きかったのだろうか。また、脚腰だけではなく、指や腕にも疲労感が漂っていた。
7月の雪彦、9月の北アルプスという山の会例会に出席したい、連れて行ってほしいと思っているのだが、今日の様な有様でさて可能なのだろうか。
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ほしだ園地~むろいけ園地~生駒山頂(労りの言葉)

2015年06月07日 | 山野歩
2015年5月10日(日) 
『山野歩』
<ほしだ園地~むろいけ園地~生駒山頂>
[コースタイム]
[京阪・私市駅]11:30→[星の里いわふね]→(かわぞいの路)→12:06[ピトンの小屋]→(さえずりの路)→12:27[やまびこ広場]12:35→(まつかぜの路) →13:05[飯盛霊園・境界鞍部]→13:12[飯盛霊園内]13:47→[戎バス亭]→14:05[ビオトープ田原の里山・車止め]→14:20[堂尾池]14:27→14:42[むろいけ園地入口]→(湿生花園) →15:18[阪奈道路]→(産業廃棄物処理場)→(カントリークラブ横)→16:35[辻子谷ハイキングコース北出合]→16:56[生駒山頂遊園地]17:10→(辻子谷ハイキングコース)→17:38[興法寺(鷲(しゅう)山(せん)寺]→(辻子谷ハイキングコース)→18:32[近鉄・石切駅]
◆所要時間:7時間02分
<労りの言葉>
自宅に居た9時頃、我が家南向き窓際にある温度計は「24.3度」を示していた。何となく肌寒いが快晴で雨が降る気配は皆無であった。それゆえ山野を歩いても雨の心配も無く、然程暑くないのではないかと期待し、しっかりと歩くことを目的に私市にやって来た。
「まつかぜの路」を行くとき、トレイルランに興じる7~8人のグループに抜かれる。道を開けると、「すみません」と言って走り去った。その後も、生駒山頂に至るまでの間に、幾組ものランナーに出合うこととなったのだが、「堂尾池」への道で出合ったカップルのランナーは僕の問いに「枚岡まで行くつもりです」と答えた。最近気付いたのだが、私市駅前にトレイルラン用具店がオープンしていて、そこには喫茶コーナーが併設されていたように思う。
「さえずりの路」を懸命に上がるとき、上から来られた方が待って下さるので、急いで上ろうとすると「ゆっくりでいいですよ」と仰った。それから直ぐのとき、下りて来られた女性が、息を切らせて喘ぎ上る僕の姿を見て「御苦労さま」と仰ったのだが、さて、その「御苦労さま」という言葉には、如何なる意味合いが含まれていたのだろうか。併しだ、何れにしてもこれら二つの言葉は、老人に対する労りのそれであったに違いなく、年老いた自身の姿を脳裏に描くこととなった。
先週は、生駒山まで歩き切る自信がなく、「むろいけ園地」より「四条畷駅」へと下山してしまったので、今日は是非「生駒山頂」に行きたいと念じていた。疲れたならケーブルで生駒駅に下山すればよいと思っていたが結果的には、「辻子谷ハイキングコース」を、ポールを利用して至極ゆっくりと石切駅へと下降した。その下山路の静寂な針葉樹林中に興法寺(鷲山寺)という立派な真言宗の寺がひっそりと建っていた。その直下に「三昧尾十三重石塔」があり、それらも含めて、赤い袈裟を付けた多くの地蔵様が疲労困憊の態で急坂を下る僕を見送ってくれた。
さて、今日の山行で出合った花の中で、「むろいけ園地」内の「湿性花園」に開花していた紫の「カキツバタ」の並びにあった白花もやはり「カキツバタ」なのだろうか。また、今まで「ヒメジョオン」と理解していた白花が「ハルジオン」かも知れないと思ったのだが、その理由は、「御免なさい」と言って1本ちぎり茎を折ってみると茎が中空であったことによる。出合った昆虫は、ルリタテハ、コミスジ、アオスジアゲハ、キチョウなどの蝶や、シオカラトンボやイトトンボであった。
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ほしだ園地~むろいけ園地(運動を兼ねて森中を楽しむ)

2015年06月06日 | 山野歩
2015年5月2日(土) 
『山野歩』
<ほしだ園地~むろいけ園地>
[コースタイム]
[京阪・私市駅]10:52→11:00[星の里いわふね]→(かわぞいの路)→11:32[ピトンの小屋]→11:48[星のブランコ]→12:03[やまびこ広場(小休止)]12:11→(まつかぜの路) →12:45[飯盛霊園・境界鞍部]→12:53[飯盛霊園内(昼食)]13:44→[戎バス亭]→14:00[ビオトープ田原の里山(車止め)]→14:25[堂尾池]→14:50[むろいけ園地入口]→(湿生花園) →[森の工作館(大休止)]16:15→[むろいけ園地出口]→(蟹ケ坂ハイキングコース)→(車道)→17:25[JR・四条畷駅]
◆所要時間:6時間33分
<運動を兼ねて森中を楽しむ>
運動を兼ねて森中の雰囲気を楽しみ、独りでのんびりと歩くことが可能で、もしも脚に痛みが生じ下山しなければならない時には、その為の逃げ道が多い山域と考えたとき、「私市」から「ほしだ園地」経由の「生駒山」方面しか思い浮かばなかった。ところで「湿性花園」に着いたとき、我が現在の脚力では無理と判断して、それより生駒山への縦走路を辿ることはせず、「森の工作館」から「JR四条畷駅」への道を選択した。
また、脚が痛くなって歩けなくなったときの為にポールをザックに忍ばせた。結果的には「蟹ケ坂ハイキングコース」を下るときに使用したのみであったが、もしもポールが無ければその急坂を下るのはかなり苦労したのだろうと思う。また、一点の雲も無い快晴という暑いくらいの天候で、寒気を感じることもない絶好のハイキング日和であったことも幸いしたのだろうと思う。
自然を楽しむ人々で賑わっていたのは、「やまびこ広場」までで「まつかぜの路」に入ると「飯盛霊園」まで人に出合うことは無く、脚腰の状態を確認しながらゆっくりと歩いた。「飯盛霊園」や車道傍らの歩道は兎も角、「ビオトープ田原の里山」や「堂尾池」でも殆ど人に出合うことは無く、出合ったのは数人のみで、ガランとした「森の工作館」では、敷き詰められている床机の一つに横になり、暫くの時甘眠状態に陥ってしまったようだ。また、起き上るときに右足に痙攣が生じたのには閉口してしまった。
「かわぞいの路」の桐の大木が林立する道には無数の薄紫の桐の花弁が落ちていた。大木を見上げるが、我が老眼では花咲く桐のそれを確認することは叶わなかった。「ほしだ園地」の其処彼処で「モチツツジ」や「ハルジオン?」に出合い、駐車場北側を彩っていたのは「ヒラドツツジ」だろうか。「ムラサキゴケ」や「カキオドシ」も路傍にあったように思う。二種類の小さな黄花も其処彼処に見かけたが名称は分からない。殊の外美しかったのは「星のブランコ」から見る新緑であった。「シオカラトンボ」や「イトトンボ」「キチョウ」「アオスジアゲハ」「ツマグロヒョウモン」「コジャノメ」などの昆虫にも再三出合った。
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