山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

我が街中歩・入梅

2020年07月21日 | 我が街中歩
2020年06月10日(水)
『我が街中歩』
<入梅>
5時09分のスタート。
5時になると開くのだろうか、成田山不動尊の奥の院にお参りする。中に入るのは何十年振りだろうか。
その後、本堂にてもお参りを済ませいつもの道を歩いて、寝屋川右岸の道より寺山橋の次の橋を渡り寝屋川左岸の道へと移る。
打上川治水緑地には西端より入り、先ずは内回りを時計廻りで、次は外回りを左回りで歩き、東方より治水緑地を離れ、
寺山橋を渡り真っすぐ進み三井団地を抜ける。その後、成田山不動尊を抜けて帰路につく。
NHKラジオのニュースで、近畿地方は今日、梅雨に入ったという報道があった。
寝屋川右岸の道に入るや否や、以前より名前が分からない木本と草本が現れる。
一ヶ月ほど前には花期が終了し、今は数多の赤の殻とその中に緑の種子をつける樹木が我が眼に飛び込んでくる。
草本は淡紅色と白の小さな集中花で、街中の其処彼処で見られる凡庸な花だ。
そしてそれより直ぐの処、右手に現れたのは、暫く前より開花し今が最盛期と思われる紅と淡紅色、
そしてもっとも遅く開花した白花の3色の“キョウチクトウ”だ。
其処よりホンの少し進むと右手の広場に、終盤を迎えている黄花の“コレオプシス”がまだ頑張って咲いている。
足下には“ムラサキツメクサ”が見られる。
寺山橋を渡らずその儘進むと、寝屋川沿いに植えられている“ナンテン”が眼に留まる。
つい先日まではまだ蕾だったのだが、今朝は、ホンの少しだが白花が咲き始めている。
寺山橋の次の橋を渡り寝屋川左岸の道へ移るや否や眼前に現れたのは、ヒノキ科(?)と思われる木本で、
花なのか実なのかが分からないのだがコバルトグリーンの1㌢四方の塊が其処彼処に見られる。
そしてその並びにある丸くて華やかな葉っぱに、これまた白くて丸い花(?)を持つ木本も何というそれなのか分からない。
上観音橋際の花壇に咲く風に揺らぐ白花もやはり名前が分からない。名が分からない植物ばかりで嫌になってしまう。
それより打上川治水緑地に入り内周路を進むと、左手に“フヨウ”が立ち上がっている。治水緑地には“フヨウ”はこれ1本だけかも知れない。
その周りには“アレチノギク”が繁茂し、それより更に進むと左手には“アジサイ”が続く。
東方より右へと舵を切り、内回りの道を西へと進むと橋がある。
橋の右手の池中から無数の細い葉っぱが1㍍以上の高さまで立ち上がっている。
その間隙に何かが見えるのだが、僕の老眼では明確に見えない。そこで池畔まで行くと、それはなんと“ガマ”であった。
どうしてだか分からないのだが、“ガマ”を見たことにより気分が高揚し、浮き浮きした精神で歩き始める。
“コブシ”の拳の如き果実の塊や“白バラ”、そして“ヤマボウシ”の白花に目をやりながら、
西端にある水門前を通り過ぎようとするときに、“アカメガシワ”の茎先に細かい花が咲いているのに気付く。
“メタセコイア”の間隙を通り過ぎた処より、西方へと20㍍ほど坂道を上り、
外周路の打上川右岸を行くときに、前方を格好のよい勇壮な犬が歩いている。
今までに見たことがない犬ゆえ、犬を連れておられた若い男性に犬の名前をお聴きすると「ワイマラナー」と仰ったように思うのだが、
帰宅するまで、その呼び名を覚えていることができなかった。
外周路を更に進むと、左手に度々現れるのは、“ハナゾノツクバネウツギ”でまだ咲き始めたばかりという様子。
ホンの少し進むとこの樹木には「アベリア」という名札が掛かっていた。
帰宅して植物図鑑を紐解くと、“ハナゾノツクバネウツギ”に、別名として“アベリア”との記載があった。
その後、“マメグンバイナズナ”や“チガヤ”などに眼を奪われながら、東方より治水緑地を離れる。
横断歩道を渡り、寝屋川左岸へと繋がる道を行くとき、“フヨウ”と“スイフヨウ”がやはり出迎えてくれた。
今日は、其処より寝屋川を離れ、その儘真っすぐに北方へと住宅街中を進む。民家の石垣や庭先に咲く、
“ガクアジサイ”や“ノウゼンカズラ”、そして“クチナシ”の香などを愉しみつつ、疲れた我が脚を励ましながら歩き続けた。
コメント
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