きままに・・ 風便り

気の向くまま、足の向くままに日々を綴ります。

信州・花の入笠山 ’24 

2024年09月20日 18時30分00秒 | 四季のハイキング
『 唐松林 』
8月26日(月)
超大型台風10号の影響を心配していましたが、ハイキング会より中止の連絡は届かず、、、。
雨の心配をしながらも市駅前に午前7時集合、20分後にバスは発車しました。

途中休憩の駒ヶ根SAでは、大好きな大鹿村の塩クルミ最中と生キャラメル最中を各1つ購入。
岡谷ジャンクションを右折して東京方面へ、諏訪南インターをおりて目的地までは7分ほど。

勾配のある急カーブ道に、蕎麦の花が見ごろの段々畑が見え隠れ、そしてバスは富士見パノラマリゾート駐車場に到着。
少々の休憩を入れて、ゴンドラ乗り場へ。


8人乗りのゴンドラは標高1780mの山頂駅へ一気に上ります。
意外と暑いゴンドラ内にはウチワが2本常備されていますが、、、
個人的に扇子が有れば、もっと快適なゴンドラ。

↑ ゴンドラからの眺望
残念ながら、八ヶ岳連峰にはずいぶん雲がかかり始めてきました。
それでも、この迫力ある眺望にゴンドラ内では感嘆の声が・・・
標高差730mを10分で山頂駅に到着。

ゴンドラを降りて、湿原までの登山道脇にも珍しいお花が咲いていました。
初めて見るお花です。

仙人草の仲間の「草ぼたん」

クルンとカールした花びらがとても可愛い。
とっても小さな花に1匹のミツバチが飛来、足には花粉玉を付けています。
我が家近辺で見るミツバチより大きく、黄色の毛がモフモフしていました。
モフモフミツバチも可愛い^^





山頂駅から入笠湿原までは15分、湿原はすっかり秋の風情です。

↑ 入傘山湿原全体像
やはり迷走台風10号の影響か、雨は落ちてこないのですが見る間にガスが発生。



気温は真夏なれど、初秋の風景が寂しげでありますが…。
なんと!!出迎えてくれたのは、今夏初めてのアサギマダラ蝶。



寂しさは吹っ飛び、蝶好きメンバーのテンションはうなぎ登り。
アサギマダラは人を怖がらず、フワリフワリと近くまで寄ってきます。

エゾリンドウ・白樺

湿原の中央部辺りには白樺林と湿原の花々。
でも、速足のハイキング隊列故に、キチンと狙えず雑な写真で失礼しています。
m(__)m



湿原のお花たち


左上から「イカリグサ」・「アザミとアサギマダラ蝶」・「マツムシソウ」。
右上から「レンゲショウマ」・「ゲンノショウコ」・「ウメバチソウ」。

今までに見てきた「ウメバチソウ」は、数が少なく稀少植物という認識でした。
ですが、この地ではドクダミの如く群生しているのです。

☆お花畑

↑ お花畑の入り口。
湿原を後にして、山頂への道の途中にあるお花畑へ足を進めます。
しばらく歩くと、、、なんと!!生まれて初めて見る植物の姿にビックリ!!
まるで、異世界への入り口のようです。



う~ん、1人だったら逃げ出していたかも、、、。
う~~~ん、これは何? こんなものが存在するなんて、、、
自然界は奥が深い・・・




メンバーの誰かが、早速ググって「さるおがせ」、地衣類だそうです。
空気のきれいな冷涼な場所で、水分と光合成だけで成長。
さるおがせは地球環境のバロメーターになるのですね。




手前からメイゲツソウ・ワレモコウ・ススキ

メイゲツソウはイタドリの近縁種、ベニイタドリの名前もあります。
富士山・南アルプス・八ヶ岳界隈のみに生息。


アザミ・ワレモコウ・サラシナショウマ



ガスが濃くなってきて、残念ながら登頂をあきらめ下山になりました。




帰路のバスの車窓より 於:中央道
遠くの山並みに蓋をするような厚くて大きな雲でした。

※反省
8月の記事ですが、これほど遅い更新になるとは思いもよらず…。
未だ、お花の写真はあるのですが、キリがなくなりますので少々端折っております。
次回が有れば、もう少しサッサッと更新するようにしたいと思います。
m(__)m

コメント (2)
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9月のハイキング会 №2

2024年09月16日 07時57分15秒 | 四季のハイキング
『 面の木園地の大天狗 』

9月14日(木) 
天狗棚山頂(1244m)から、面の木園P(1055m)まで下りてきました。
目を引くのは、鎌倉時代から伝承の有る大きな天狗様。
ちょっと、あまり見かけない風貌・立ち姿ではあります。


駐車場で少々の休憩後、ブナの原生林に入って行きます。



まず、苔むす階段を下って・・・


苔むす欄干の橋を渡ります。


橋を渡りきると、ブナ・スズタケ群集標本地に到着。

120年に1度花を咲かせて枯れる「スズタケ」
昨年、この山のスズタケは一斉に枯れてしまいました。

↑ ブナ・スズタケ群集地
黒い線に見えるのは立ち枯れ状態のスズタケです。
スズタケが枯れる前なら、向こう側を歩くハイキング仲間は見えていません。



↑ スズタケの葉
枯れたスズタケの上に、新しいスズタケが芽を出して来ています。
でも、群生化するには数十年の経過が必要。
青々としたスズタケの群生を見ておきたかった~~~



この斜面も、ブナとスズタケの群集地。
ブナ林のいたる所に、生まれたばかりのスズタケの幼い姿を見ました。
今は堆積した枯れ葉色の地面ですが、スズタケが育つ頃は青々とした光景が広がるのでしょう。




☆おまけの写真

フルーツパプリカ:生食可
超甘い津具高原産のミニトマト・熟した赤い実の山椒・オクラ。
道の駅アグリステーションなぐら」で購入しました。

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9月のハイキング会 №1

2024年09月13日 23時26分05秒 | 四季のハイキング
『 山頂の広葉樹 』

9月12日(木)

左側の山の向こうが我が市、山越えで1時間半ほど走り目的地に着きました。
一見、見晴らし悪そうなのですが、植林されていない場所からは眺望が効いて素晴らしいドライブになります。
目的地は、天竜奥三河国定公園 面ノ木園地(1055m)と天狗棚(1240m)。
到着早々は、湿度が高く山中でもムッとしていて汗が流れます。



山頂まで短い距離ですが、メンバーは健脚揃いの速足。
今の私は、急勾配になると「ハァハァ・ハァハァ」息の乱れが…。
山頂にたどり着いて、息を整え深呼吸後周りの様子を眺めると・・・



雷が落ちて真っ二つの姿の樹木。
その時は、すさまじかったのでしょうね、、、。


樹木の木肌には苔がビッシリ・・・
水分を含み美しい苔になっています。





ウットリと眺めてはカシャ!


☆展望台からの眺望

山と山の間に見える平地は設楽町。
午前中は晴天なれど、正午過ぎから雨の天気予報です。
見る見るうちに雨雲が増えて来ました。


下山開始ですが、すみません、つづきます。 m(__)m

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梅雨の低山ハイク ’24

2024年07月13日 07時26分22秒 | 四季のハイキング
『 日本ラインうぬまの森 』

7月11日(木)
「四季のハイキングの会」、参加するようになって1年と7ケ月経過。
雨具は常にリュックの中でしたが、初めての出番となりました。
さすがに梅雨の季節です。

 中山道「うとう峠」を歩く

↑ うとう峠への石畳み
見るからに、うっそうととした暗さ。昔は、おいはぎが出る場所でした。
今日は16名ですし、傘の花も咲いて賑やかです。








峠の途中まで進みはしたものの、濡れた石畳の道は滑りやすい。
危険回避の道を選ぶことになりました。

「うとう峠」走破を断念し、うぬまの森へ戻るハイキング会の隊列

うぬまの森の「各務ヶ原アルプス」
アルプスと名の付く低山は、全国に12ケ所を数えます。
目的の2つ目の、各務原(カガミガハラ)アルプスを歩きました。


↑ 「まんさくの道」
青もみじの森、快晴なら、さぞかし目にも眩い光景と思います。
残念ながら雨天、それでも、それなりに美しい新緑です。
雨にけむる森の中、「展望デッキ」を目指してのんびり歩きました。


展望デッキからの眺望
↑  10:11.am
中央に木曽川、その左隣りを国道21号線とJR高山線。
左側の山頂に猿啄(サルバミ)城跡。
遠目では、お城のように見えますが、櫓に似た展望台です。


↑ トリミング画像 猿啄城跡(標高265m)

2013年5月4日に初登頂。なんと!11年ほど前ですが、、、
この頃は城址巡りを趣味にしておらず、ただ高いという事だけで登っていたようです。


↑ 10:57.am  「さえずりの道」からの眺望
   40分ほど前には目視確認できた猿啄城跡、霧の中に隠れました。

萩の葉
さえずりの道端には桜の幼木と萩が植樹されています。
雨に打たれた花も見えたのですが、二度目の萌えの美しさに惹かれました。

☆展望台への道のり
展望デッキから同じ道を「遊びの広場」まで戻ります。
健脚の道、さえずりの道、日本ラインの道を経て陰平山の山頂へ。

↑ 陰平(カゲヒラ)山(240.7m)山頂看板


↑ 展望台 11:05
写真では、分かりずらいのですが本降りです。
本降りの雨でもツバメたちは餌を求め飛行しています。
そんなツバメたちの飛ぶ姿を、皆と展望大から眺めていました。


↑ 展望台からの眺望
一番遠景に木曽川が見えるのですが、雨に霞んで視界不良。
展望台で雨足の弱るのを待つも、本降りは変わりません。
今回は強まった雨のため、歩くコースを変更して下山となりました。

国宝犬山城界隈
木曽川に架かる犬山橋
この橋を渡ると間もなく「うぬまの森」に到着。
そして、左側に犬山城が見えます。


木曽川の岸辺に佇む犬山城

犬山橋を渡るバスの車窓からの写真です。
何度か訪れている犬山城は、城下町側の正門から入っています。
初めて、この角度からの犬山城を見ました。



今回はライン大橋に注目しました。
この橋は、愛知県犬山市と岐阜県各務原市を結びます。
正式名は「犬山頭首工ライン大橋」(いぬやまとうしゅこうラインおおはし)。

橋の上の四角の箱に興味が湧いて調べてみたのです。
最初はダムかな?と思ったのですが…。
なんと、濃尾平野へ流す水の取水用の稼働堰(カドウゼキ)でした。

今回は東名高速道路の渋滞と本降りの雨に泣きましたが、、、
それでも、得る事の多い有意義なハイキング会でした。

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初夏の低山ハイク ’24 (2)

2024年06月16日 13時57分50秒 | 四季のハイキング
『 水生植物 』
6月13日(木)
低山なれど山深くなると、初めてのお花にも出会います。
清流の小川には青々と茂る水生植物の群生。
クレソン・山葵などなど、、、



こちらは清流に咲く「ミゾホオズキ」と思われます。
花色は爽やかなレモンイエロー、1輪でも目に飛び込んできました。
ミゾ(溝)は水路を意味し、花言葉は孤独な人の心を救う。

※お願い
「ミゾホオズキ」検索して調べました。
でも、間違えていたらご教示いただけると嬉しいです。

☆ギョウリンソウ

現地では、誰もが??? え? これ、なに?
ギョウリンソウに似ているとは思えるのですが、
新種?なぁんて。趣味仲間達はキャーキャーと賑わうのです^^


初めてみる姿ですから2枚ほど撮り、帰宅してググってみると、、、
なんと!!ギョウリンソウの「目玉おやじ」化、だそうですよ~
なるほど、花が終わったあとなんですねぇ、、、


歩きながらも、地面にも目を落としています。
ん? あら、かわいい~。堆積した落ち葉の上に極小の星のような群生を発見!
しゃがみ込み姿勢で撮影に苦労していると、仲間の1人が・・・



手に持ちあげて、「ほら撮りなさい~」。
ええええええ! きのこ? 皆で激写タイムなのでした。
可愛いのですが、名称不明です。

☆湿原を散策



今は季節の過渡期。
少し前なら、この湿原いっぱいに春の水生植物が咲き乱れていたはずです。


湿原の傍らに咲いていた、珍しい一薬草(イチヤクソウ)。
名前の通り薬草として扱われるそうです。

ほとんどが蕾、開花しているのは一番下の段。
花言葉は「恥じらい」、うつむいて咲く花姿そのものですね^^

がんばるハイキング仲間たち




今回のハイキングでは珍しい植物にも出会え楽しく癒されて来ました。
それにしても尽きるものは、「コアジサイ」の香りと「モミジイチゴ」の美味しさ。
次回は7月、どんな出逢いがあるのか? ワクワクしています。


※blog更新について
おかげさまで記事更新をサクサクできるようになりました。
また、お世話になりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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