「 クスノキの根っこの水溜まり 」
大きな楠が立つお寺で雅楽とオカリナのコンサートを聴いてきました。
雅楽は市内の寺部地区の楽師様たちの団体の演奏です。
この日は、朝から暴雨風でコンサート開催は無理な雲行きでしたが・・・
正午過ぎた頃から晴れ間が覗き、空には青空が広がりました。
延期される事もなく予定通り午後2時開演。
♪プログラム
☆ 第一幕
1.「越 天 楽」・・・黒田節はこの曲から出来た歌だそうです。
☆ 次いで楽器の説明
「笙」・・・天から射し込む光をあらわす。
唯一和音を出すことが可能で17本のリード付き。
吸っても吹いても音が出る。
「シチリキ」・・・地上にこだまする人々の声
特徴
材料は葦、吹き方は草笛と同じ要領で演奏し息の強弱で音が変わる。
「竜笛」・・・龍のように天と地を自由に駆け巡る
竹筒に皮が巻かれている。
太鼓
「鉦鼓(しょうこ)」・・・かねの太鼓
「鞨鼓(かっこ)」・・・演奏者はリズム・テンポの指示を出し指揮者の役割をする。
一番の経験者が鞨鼓を担当する。
2.「五恒楽(ごしょうらく」
道徳の観念である、仁・義・礼・智・信。
五つの大切な心をあらわす曲。
3.「抜頭(ばとう)」
作曲者はインドから渡来したお坊様。
以上の3曲の演奏。
↑ 演奏が終わり退出される楽師さま達
☆ 第二幕
オカリナコンサート♪
一、 オカリナ オリジナル曲
1、風飛行 2、いつか見た丘 3、聖なる川
二、ギター演奏
1.カゲロウ・・・2時間ほどの命しかないカゲロウの生涯を6分でまとめたオリジナル曲。
2.禁じられた遊び・・ 有名な映画主題曲
3.ナポレオン軍の行進曲・・・ギターでありながら小太鼓の音も表現。
4.おまけの津軽三味線の音色。
5.ビバルディ四季の第一楽章
三、オカリナ
チャルダッシュ・・・3本の大きさの違うオカリナで吹き分ける。
四、変形オカリナによる一人ハモリ演奏
レットリバーバレー・エーデルワイス・ふるさと
五、オカリナのオリジナル曲
1.クスノキの下で・・・お寺の大きなクスノキをイメージしたオリジナル。
2.母なる川 矢作川
♪ 空を見あげると、青い空に白い雲が流れ行き、澄んだオカリナの音色が聴こえてきます。
時折、つばめ達の素早い飛行が見える爽やか昼下がり。
オカリナの音色につられて歌うウグイス、最高級の鳴き声にも聴き入るのです。
5年ぶりに黒野先生の素晴らしい竜笛とオカリナとギターの生演奏を拝聴できました。
コンサート主催者の最後の挨拶の言葉に促され、全員で九州地方の被災者の方々へ思いを馳せました
↑ 休憩時、クスノキの下でサービスの飲み物とクッキーをいただいています。