盛りだくさんの旅から帰ってきました。若干詰め込み過ぎ(笑)。
1回の旅とは思えないくらいろいろあって、いろんなとこ行って、いろんな人と出会って話して、考えたり感じたり。
8月6日は、せっかくこの日に広島にいるんだからと平和祈念式に参列した。あたしが泊まったホテルのロビーも早朝から出かける人たちであふれてて、やっぱりこの日ココにいる方たちはみなさん目的を持って来てる人たちが多い。平和公園に7時ちょっと過ぎに着いてかなり席はうまっていたけど、ぽつぽつと空席はあるので後ろの方の日除けテントのある一般席へ。
制服の学生たち、何かのグループで来られてる方たち、外国人観光客、いろんな人たちがいた。
式典は8時から。粛々と。8時15分にはあんだけ大勢の人たちがシーンとなって黙とうする。
こんだけの人が平和を願ってる。願わないと叶わないのか、平和は。願わずともあたりまえに平和であればいいのに、そんなこと考えてた。
広島ではこの日NHKだけじゃなくて民放も全局特別番組になっていて式典を生中継してた。東京はNHKだけだよね。帰ってきてから予約録画しといた「あまちゃん」観たら、安倍さんの挨拶までで中継はぶち切れてた。
広島との温度差を感じるなぁ。平和を祈念するって広島だけのハナシじゃないし。
そして夜はピースナイター。球場では半旗が掲げられてる。
どなたか選手の方がおっしゃられた(平和だからこそ)「野球ができるシアワセ」、そしてあたしたちは「野球を観られるシアワセ」。
こっからはもうワ~キャーモードです。
念のためお隣の席の野球ファンの方には最初に「吉川晃司観にきました」と宣言しとく。ろくすっぽ試合見ないで何だコイツら、と失礼あっちゃいけないからね。
試合開始前にいきなり出てきて投球練習する吉川、こっちはあたふたです。背番号「8.6」カッコいい~。なんかプロみたい(笑)
最初は席に座ってたんだけど、お隣さんに「前に行っちゃえば~」と言っていただき、やっぱり前に行く~とネットかぶりつきガン見ポジション。
写真も撮りたいけど、でもやっぱり肉眼で見てたいという葛藤。競馬のときも思ったけどバイト代払ってカメラマン雇いたいっ。結局は肉眼でのガン見優先。もったいなさすぎて目を離せない。
選手が並んで黙とうのためにスラィリーと並ぶ晃司。ふたりのポーズがおんなじでかわいい。
始球式。
マウンドに立った晃司をほぼガン見してたんだけど、いかんいかん、この広い球場にいる吉川を観なくちゃと全体を見回したりしてひとり感動する。なんかさぁ、プロの人に囲まれて、そのプロの野球を観に来た人に見つめられてシロートが投げるってどんな気分なんだろー。いやぁあたしムリ。あたし投げないんだけどさ。
あまりタメることもなく投げる。振りかぶるっていうの?その動きが大きくてスローモーションみたいで、ぅわ~って見つめちゃった。で、晃司しか見てないんで球の行方確認できず。ワンバウンドしちゃったのか、ストライクだったのか、とか。
電光掲示板見たら「111キロ」になってた。
帽子とって挨拶しつつニコニコしながらマウンドおりて終了。ものの1分もないんだろうけど、あ~いいもんみたー、と本日2杯目のビールで乾杯。
5回終了後。
センター側からピアノが運び込まれ、その横に譜面台も設置された。やっぱり、そっちかぁ。
ユニフォームから黒シャツ黒パンツに着替えた晃司が登場。さっきCAPかぶっててぺちゃんこになってた髪型がちゃんと補整されててよかった。
内野席からは遠すぎて肉眼では見えず。まぁここは仕方ない。双眼鏡使用です。
ただ歌声は球場全体に響く。
「imagine」
最初、キー高すぎじゃないの?って心配しちゃったけど、声がひっくり返る感じとかスキ~。体全体使って歌う感じとかスキ~。
清志郎さんversionと聞いてたけど歌詞を知らなかったから、放射能いらない~被ばくもいらない~♪ってとこでちょっとドキっとしてしまった。ここは吉川オリジナルだったのね。
姿はよく観えないくらい遠くにいるんだけど、歌ってる声は球場内に響いてそしてココロにも響いて、包まれてる感じがしたなぁ。
歌った後バックネット裏の広島ホームテレビの実況席に登場。内野席からはよくは見えないんだけど、時々白髪頭がちらちら見えて、ワンセグで見ると広島弁で喋り倒してたらしいじゃん。
今まで、行って後悔したことはないけど、今回ほど行ってよかったぁってのもないかな。競馬のときもそうだけど、こういうのはやっぱりナマで観なきゃ。球場中の大歓声、拍手、そして臨場感とか特別。ライブ一回お休みしてでも、こういうのは逃がしちゃいかんです。はい。
吉川の歌ったimagineの歌詞について新聞もTVもあえて触れていないと言われてるようだけど、今朝広島のホテルでNHK観てたら全国向けのあとの広島局の放送で始球式のことやってて、imagineはちょうどのそこの部分の歌がオンエアされてた。意識してのものなんだろーか。
放射能はいらない♪
もう被ばくもいらない♪
こういう歌詞を歌ったことでネットで賞賛する人たちがいっぱいいる。
ライブで怒りにまかせたMCするより、どっかで多くのコトバで語るより、こういうカタチで立ち位置明確にして主張するってのがエンターテイメントで表現するってことなんじゃないかな。
吉川晃司さん、独唱 原爆の日に被爆ピアノの伴奏で(産経ニュース)
被爆2世吉川晃司さん平和へ入魂 初の原爆の日ナイター(朝日新聞)
広島:ピースナイター 吉川晃司さんイマジン熱唱(毎日jp)
吉川晃司、広島で始球式「一球入魂で平和祈願」(サンスポ)
吉川晃司、平和への思い込め始球式(デイリー)