うちの父親は今なら自閉症スペクトラムと診断されるような変わった人で、
誰からも相手にされなく寂しさを感じていて、周囲と未分化だったこともあり、
安部譲二が書いた『塀の中の懲りない面々』と言う本の中で、主人公が刑務所の中での周囲の受刑者たちとの
交流を描いていた内容が羨ましかったので、こちらに対しても、『刑務所に入れ』と言ってきたりしたのだろう。
こちらはその本を読んでいて、何故そういうことを言うのかが解っていたが、
多くの人にとって、そのような発言は、意味不明なものだろう。
相手の特性や読書歴を知れば、ある程度の意味不明な言動も、理解可能な場合があるのだろう。