現時点で主力機であるFMS零戦。
お気に入りではありますが着陸時に主脚が歪みやすい。
私なりにうまく降りたな!と思っても歪んでしまい閉じてみるとひっかかり修繕しないと次に行けない。
私が下手なのはありますがそれにしてもスウィートスポットが狭い・・・。
わかりやすく言うとピレリF1タイヤの作動温度領域と同じくらいに狭い。
下手だからこそ回数こなして慣れたいと思ってもいちいち修理となるとモチベーションが削られます。
他の機体で数をこなしてもそれはまた別集計となってしまい、FMS零戦でこなさないと純然な成長ができません。
腕が足りない分、創意工夫で何とか少しは補えないだろうか?
歪み箇所
サーボレスリトラクトのむき出し3mmシャフトの箇所で毎回曲がります。
このむき出し部分を強化しようか?
取り外し
主脚はスペアパーツがあるのですが交換の際、どこから外してよいのか最初はわかりませんでした。
可動軸中心にロックネジがあり、六角レンチで緩ませて抜く事ができました。
3mmシャフト
ここが4mmや5mmなら歪む事はないのだろうか?
参考
以前、飛行場でみなとさんから大型零戦の主脚を見せてもらった事があり、それにはショックアブソーバーが付いておりました。
1/10サイズにも合う物があるのかなと思いネットで検索しラジコン脚屋さんで試しに購入しました。
長さ的にはあってますが全体的に太く使用する事はできませんでした。
着地のショックを多少でも逃がす事ができれば歪みはなくなるだろうか?
とりあえず参考の為バラして研究。真似て作ってみました。
主脚 シリンダー部切除
スペアとして購入してあった主脚の上部支柱部を切除しました。
材料
一本物の車輪のシャフトの中間を切除。
車輪側に4mmのアルミパイプ、機体側に短い4mmアルミパイプを長い5mmの中に入れて接着しシリンダー状にします。
スプリングは外径4mm、長さ11mm、最大荷重0.64Kgです。
さて、ストロークはどれくらい必要か?
スプリングの力はどれくらい必要か?
わからないので手探りです。
抜け止め 方向維持
見よう見真似で形にしたものの・・・失敗。
本来6mmほどストロークを得ようと思いましたがシリンダーの溝と縮んだバネの関係で3mmしか可動しません。
あとアルミパイプ同士のシリンダーだとこまかな傷等で食いついてしまい動作が固くなってしまう。
スプリングの力はもう少し弱くて良い感じ。
カバー上
失敗とは思いながらもとにかく作業を進めていく。
上下動するので主脚カバーが一体では都合が悪い。
カバー下
上下分割し合わさる箇所は若干ズラして取り付けました。
取り付け
機体に取り付けてみて主脚の開閉やカバーの面位置など各部整合性を確認。
根元付近の支柱がそのままの太さだとリトラクトユニットに干渉するため削りました。
作業完了・・・ほ、細い・・・。
作り始めの採寸を間違えたのか思い違いをしてたのかヒョロく弱々しい。
動きが悪く・・・見た目も悪い・・・。
良い事無し!気に入らないどうしよう?
元に戻すか?
このままやってみるか?
それとも手直しするか?
ここまでが3月24日(金)の状態でした。
さて諸般の事情で日曜はFLTに行けなくなったため手直しする事にしました。
シャフト径アップ
全体的にシリンダーの径を太くします。
車輪側に5mmと6mmパイプをかぶせて接着固定。
新主脚パーツ一式
上部は元は4mmと5mmを合わせたものでしたが更に6mmアルミパイプをかぶせシリンダー部は7mmステンレスパイプを使用。
スプリングは外径6mm、長さ23mm、最大荷重0.49Kgに変更しました。
組み立て
今回はストローク量6mm確保し上部シリンダーがステンレスとなったので動作も以前よりスムーズになりました。
よくを言えば車輪側の外側6mmパイプもステンレスにしたかったのですがピンを取り付けるための穴加工をできる工具を持っていないため断念しました。
改めて機体との整合性チェック
開閉動作問題なく、主脚カバーの面の均一性も問題ないようです。
見た目的にはよくなった。
やはりこのくらい太さがないとどっしりと荷重を支える感じがしませんね。
ピカピカ
アルミに比べてステンレスは何となく高級感があっていいな~!
まぁ、見た目より平滑さと強度で採用したんだけど・・・。
でも・・・、こうやって見るとやはり下もステンレスにしたかったな~。
いやいや、見た目に走ってしまってはいかん。
まずは着陸時に歪まない事が大切なんだ!
シャフトのピカピカより腕を磨いてピカピカにする方が最重要課題なんだ!
ってなわけでコレがうまく機能するかもわかりませんが精進に励みます。
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このサイズの機体に合うオレオ脚を自作してしまうとは何とも驚きです!しかも作り直し後のものは強度・見た目・機能性ともに3拍子揃っていて素晴らしい出来栄えです。
オレオ脚にした際の効果は私もダクト機などで実感しておりますがたいへん有効です。
これは期待できそうですね。
鶴巻バネ入れないと 見た目は・・・ですが。
作ってみたい一心でやってみましたが何度か動作試験をしている内にシリンダー上部固定がいまいち緩いのでもう少し考えないと行けない状態です。
進行方向の荷重に対してはあまり効果が出ないような気もします・・・まぁ、とにかく試してダメならまた考えたいと思います。
実際は上下動より進行方向の負荷を逃がさないといけない気がビンビンしてます。
鶴巻バネってのは途中でクルっと回ったようなモノでしょうか?
今まであんまり考えてきませんでしたがもしかしたら着陸時の前転事故を軽減できるかもしれません。是非そのあたりの感触をお願いします。効果があるならやってみたい改造ですね。
・・・と、我ながら力作?とは思いますが機能面ではやや懐疑的・・・。
早く試したいのですが最近は休日の度に無理風・・・。
良くなっているといいな~