なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

コセンダングサ(キク科)一年草  コシロノセンダングサ(キク科)一年草

2012-10-16 13:30:24 | 草花
 荒神山の山裾にコセンダングサとコシロノセンダングサが近い所に咲いていました。二つの花や実の様子を比べて
みました。


 コセンダングサ


コセンダングサには、舌状花がありません


そう果の先端には、小さい逆棘のある2~4本の棘があります。ここでは、3本の棘が多く見られました。



 コシロノセンダングサ


コシロノセンダングサには明瞭な白色の舌状花があります。


そう果の先端の棘は2~4本ですが、ここでは、2本のものが多くみられました。



 アイノコセンダングサ


舌状花の形が不規則で、中には筒状になったものや、先端が3~5裂しているものがあり、これらは、コセンダングサと
コシロノセンダングサの雑種で、アイノコセンダングサとされています。

アキノノゲシ(キク科・アキノノゲシ属)1~2年草

2012-10-15 18:58:03 | 草花
 愛知川の河川敷から河原へ下りる階段の下に、わたしの背丈より高いアキノノゲシが生えていました。
まだまだ元気で、蕾も花もそして種も一緒につけています。










花は舌状花のみで、筒状花はありません。総苞は円柱形で1cm内外です。花後は、下部がふくらんできます。
花は昼間開き、夕方にはしぼみます。



種はタンポポに似ていて、風で運ばれます。


下部の葉は羽状に裂けています。上部の葉は切れ込んでいません。


オマケの画像は、河原のススキです。一面に広がっています。



ゲンノショウコ(フウロソウ科)多年草・・・花から種へ

2012-10-14 13:51:24 | 草花
 ゲンノショウコの花が散って実が稔り、ミコシグサとなって種を跳ばすまでの様子が見たくて、とうとう愛知川の
河川敷にたくさん生えていたゲンノショウコを少々持ち帰り、庭に植えました。始めのうちは、元気がありませんでしたが、
そこは野草のこと、2・3日で、しっかり根付いたようでした。




まん中の赤い柱頭は、やがて5裂してきます。


花が散ると、緑色の尖がったさやのようなものが、だんだんと伸びてきます。でも、このさやの中には種は入って
いません。さやの根元に5個の丸くふくらんだものが取り囲んでいますが、これが、若い実です。種はこの中で、
それぞれ1個ずつ育っていきます。



熟してくると、さやや実は黒くなってきます。実には白い毛が生えています。
だんだんと実を持ち上げてきて、いよいよ弾ける準備ができました。



そして、或る日、さやは根元から裂けて、パチンと跳ね返り、実の中の種を勢いよく跳ばします。
その姿が神輿のようだと言われる美しいミコシグサとなります。



上から見たところです。さやがきれいに5つに裂けて、反り返っているのがわかります。


近寄って見ました。鋼のばねのようにくるっと反り返っています。種を跳ばしたあとの殻が大きな口を開けている
みたいに見えます。種は米粒の半分もないくらいの大きさで、黒くて硬い種でした。
花が散って、種が跳び出すまでに約20日かかりました。


アラカシ(ブナ科)常緑高木  シラカシ(ブナ科)常緑高木

2012-10-13 14:04:13 | 樹木
 秋も深まり、木々にどんぐりが見られるようになってきました。どんぐりの生る木はいろいろありますが、今回は
よく似た姿のアラカシとシラカシについて、調べてみました。


 アラカシ

アラカシは高さ15mにも達する高木です。葉の長さは6~12cmの長楕円形で、側脈の角度はシラカシと比べると
やや狭いです。葉の上半分に大型の鋸歯があります。



アラカシの葉の裏は白っぽく、無数の細かい毛が生えています。


アラカシの実の先端はくびれていて、全体に丸い形をしています。


 シラカシ

シラカシも高さ20mにも達する高木です。葉の長さは5~12cmのやや細い長楕円形で、側脈の角度はアラカシと
比べると、やや広いです。葉の上部3ぶんの2に鋸歯があります



シラカシの葉の裏もやや白っぽいですが、なめらかで、毛はありません。


シラカシの実はアラカシに比べると、ややたて長で、先端には輪のようなものがついていて、そのまわりは白っぽく
なっています。
アラカシは愛知川の堤防で、シラカシは曽根沼公園で撮影しました。

 

クコ(ナス科)落葉小低木

2012-10-12 19:21:02 | 樹木
 愛知川の堤防を散策していましたら、木立の下の草むらの中に、小さい紫色の花が目に入りました。
よく見ると、これが前にブログで見せてもらったクコの花ではないかと、気がつきました。
 クコは、枝も細く、背の低い木です。草をかき分けて見ると、何本もの枝が下から伸びてきていました。
ところどころに棘もあります。もうすぐ、赤い実が熟してくるそうです。その頃にもう一度見にこようと思いました。
果実は、クコ酒や生食、ドライフルーツとして利用されているそうです。若葉もおひたしにしたり、乾燥させてお茶にしたりするそうです。