なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ホトトギス(ユリ科・ホトトギス属)多年草

2012-10-21 19:24:10 | 草花
 もう30年ほど前に知人から小さな一株を貰ってきたホトトギスが、今ではたくさん増えて、毎年同じ場所で花を
咲かせています。今年もようやく満開になってきました。ホトトギスは自生種だけでも十種ほどあるそうです。
これは一応普通のホトトギスということにしておきます。
斑点のある花弁が鳥のホトトギスのお腹の模様と似ているので、この名がついたといわれています。
花被片は6枚(ガク3、花弁3)で、斜め上に向かって開きます。ガクの基部はぷっくりと膨れています。
花被片の内側には、6本の雄しべがあり、その内側に花柱(雌しべ)があります。花柱は深く3つに裂け、更にその先が
2つに裂けています。野趣豊かで好きな花の一つですが、よく見ると、複雑な花の形をしていますね。










 

ハナカタバミ(カタバミ科・カタバミ属)多年草

2012-10-20 19:03:47 | 草花
 我が家の狭い中庭にひとり生えしていたハナカタバミに、近頃たくさんの花が咲いてきました。
黄色のカタバミやピンク色のイモカタバミよりも、ひとまわり、花も葉も大きく、にぎやかに見えます。
 ハナカタバミは南アフリカ原産で、江戸時代に観賞用として渡来したものが、野生化して増えてきています。
葉の間から、長い花茎を出し、直径3cmほどの深紅色の花を10個ほどつけます。葉の径は5cmぐらいあります。
葉や葉柄、花柄に細かい毛が生えています。光が弱くなってくると、花を閉じます。
紡錘形の白い塊茎を持ち繁殖します。













メナモミ(キク科・メナモミ属)一年草

2012-10-19 19:34:42 | 草花
 愛知川河川敷の木陰に草丈1m余りにもなる大きな草が生えていて、たくさんの黄色い花をつけていました。
下の方の葉は随分大きな葉で、縁には荒い鋸歯がありました。調べてみると、メナモミでした。
 メナモミの花期は9~10月で、枝分かれした茎の上部に円錐花序に多数の頭花をつけます。花は黄色で、縁の3裂した
舌状花と筒状花からなっています。それぞれの花の総苞片は5個で、長さ10~12mmにもなって、広がっています。
この総苞片には、柄のある腺が多数ついていて、ねばねばしています。これが、種と一緒に1個ずつはずれて、動物の
毛や、人間の衣服につき、運ばれるというしくみになっているわけです。













ススキ(イネ科・ススキ属)多年草 別名カヤ・オバナ

2012-10-18 13:22:19 | 草花
 宇曽川の土手のススキに花らしきものが咲いていました。ちょっと珍しく思いカメラを向けました。
ススキの花穂は赤っぽい色をしていますが、種子には白い毛が生えていて、次第に穂全体が白っぽくなってきます。
種子が熟すと、毛が開いてきて、風に乗って運ばれます。
 かっては、農家でかやぶき屋根の材料として用いられ、家畜の餌として利用されることも多く、その他さまざまに
生活の中で使われてきました。そのため、集落近くには、かや場があり、これを維持管理するため、草刈や野焼きが
定期的に行われ、樹木の侵入を防いできました。









ススキは株になって生え、1本ずつ地下茎から立ちあがるオギやヨシと区別できます。葉には中央に白いすじがあります。








ススキの種には、長さ8~15mmの「のぎ」があり、これのないオギやヨシと区別できます。



イヌホオズキ(ナス科・ナス属)一年草

2012-10-17 14:19:06 | 草花
 宇曽川の川べりの道を歩いていて、イヌホオズキに実が生っているのを見つけました。
6~7mmの黒い果実で、つやがありません。まだ熟していないのは、緑色をしています。
花の画像は以前に撮影したものです。
イヌホオズキは、バカナスとも言われ、ホオズキやナスに似ていますが、人の役に立たないことから名づけられたそう
です。全草に毒があり、実にも毒があります。それでも、薬草として、利用されているそうです。