南信州のりもの倶楽部♪

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今の時代でWIN120と言うエンジンをどう捉えるか

2024年05月17日 20時04分00秒 | 輸入横型エンジン編











皆さんこんにちは。
南信州のりもの倶楽部でございます。

現在ヤフオクで昔懐かしいフルオーバーホール済みのWIN120が出品されていて、
私が考え出したギア抜け対策もちゃんと行われているようで、
しかも私のブログからの写真の引用だから色んな方が見てくれているんだなぁ、と感じた。

よって今回は私が以前に製作したWIN120のお話でも。

まずボアストロークは52.5×55.5ミリの120.08ccとなり、
これは1次側遠心クラッチのLIFAN120と同じで、
ピストンピンが14ミリとなっているからピストン交換のハイコンプ化は出来ない。

カムなんだがLIFAN150の純正カムの流用とバルブのインナースプリング取り外しでハイカム化が出来るし、
オイルフィルターローターを軽量にしてレスポンスアップの可能だ。

そしてLIFAN150と同じプライマリキックだからクラッチレバーを握ってても始動が可能で、
左側クランクケースの後ろ側のベアリングはニードルベアリングのため耐久性はかなりあるんだが、
国産の規格ではないためもし交換したかったら中国から買う事にはなるが、
ニードルベアリングって普通は交換しないから問題無いでしょ。

ミッションなんだがギア比は1.2速はロンシン125と同じなんだが困ったのが3.4速で、
まず3速のギア比が21.26丁の1.238となり、
4速は22.24丁の0.916ととんでもなくロングなミッションとなっている。

つまり3速が22.26の1.181ならまだ救いはあって、
4速を0.916から0.958にするだけでトップクロスに出来たんだが、
3速がこのままだで0.958にしてもやはりまだロングだから、
ウチの4速カブ用の23丁とカブ100EXの24丁を使ってギア比を1のクロス比を1.238にしてやっとトップクロスとなる。

WIN120は圧縮が低いからハイカム化だけでもしておかないとダラーっと回るエンジンだし、
ハイカムを入れてやっと上が吹けるようにはなるが、
やはり圧縮が低いためガツンと加速したい時に少しパンチの欠けるエンジンなんだよなぁ…

そもそもピストンピンが13ミリならGPXのシリンダーと超ハイコンプピストンに交換して高圧縮に出来るんだが、
それも出来ないためこのまま使っていただくしかないから、
あまりコンペティティブなエンジンと言い難いんだが、
イージーライダースがメチャクチャ好きな方用のコレクターズアイテムとして買ってみたら良いんでないかな。

そんな訳で懐かしいWIN120の考察をしてはみたんだが、
私も以前に少しだけ乗ってはいたがもう13年以上前の話で、
その頃はハイカム化意外のエンジンチューンなんて事もしてなかったからもう忘れたw







おまけ


Café kato omottara Biyouin datta



TikTokで見つけた超能力ドリアンと言うバンドの「カフェかと思ったら美容院だった」と言う一見しょーもなさそうな曲を貼っておこうか。

確かにしょーもない事を歌詞にしているんだけどサビの部分は結構癖になり、
来来亭と言う店名なんだがサラダ専門店とかのそうじゃ無いだろ感は確かに分かる。

そして歌詞は流石に貼れないため各自探して聴いてみて下さいな。

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