司法書士内藤卓のLEAGALBLOG

会社法及び商業登記に関する話題を中心に,消費者問題,司法書士,京都に関する話題等々を取り上げています。

カンボジア紀行(8)

2012-03-11 17:06:33 | カンボジア紀行
第6日(3月10日)

 最終日は,いわゆる移動日。飛行機の出発時間までのわずかな時間を利用して,JICA法整備支援プロジェクトチームオフィスを表敬訪問し,王宮庭園と国立博物館を見学。

 その後,往路と逆ルートで帰途へ。日本(関空)へは,11日(日)6:30(日本時間)に到着。
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カンボジア紀行(7)

2012-03-11 16:43:21 | カンボジア紀行
第5日(3月8日)

 日程第3は,「財団法人の変更の登記」。西山義裕さん(札幌会)の担当。「財団法人」という法人類型のイメージがつきにくいらしく,多数の質疑があり,手を変え,品を変えての応答。認可権限を有する他の官庁との調整についても,相当神経質となっているようだ。

 日程第4は,「法務局の事件処理の流れについて」。里村副会長・国際交流室長(札幌会)と有野久雄国際交流室員(東京会)の担当。やはり多数の質疑が続き,予定時刻を大幅に超過して,無事終了した。

 全体を通じた感想としては,新しい制度が創設されるにあたり,未知のものに対する不安感が相当強く,必要以上に神経質になっている感がある。私が関わったのは,日本によるカンボジア法整備支援事業のまとめの時期における微々たる一コマに過ぎないが,そのような稀有な場面に関わるという貴重な経験をさせていただき,感謝の念に堪えない。

cf. 月報司法書士2011年5月号
http://www.shiho-shoshi.or.jp/association/publish/monthly_report/201105/data/201105_13.pdf
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カンボジア紀行(6)

2012-03-09 19:28:44 | カンボジア紀行
「カンボジア王国の税制調査を終わって」by 山下学立正大学法学部教授
http://www.sozeishiryokan.or.jp/topic/z_img/t_20110421.pdf

 カンボジアの法人税制の現状は,

「カンボジア王国の納税義務者は、営業を行っている法人および個人に営利税(プロフィット・タックス)が課税されるが、納税は、①申告納税方式(Real regime)、②簡易課税方式(Simplified regime)、③推計課税方式(Estimated regime)の3種が法定されており、大法人は申告納税方式を適用されているものの、納税者の大半は推計課税方式、すなわち税務当局が訪問して、間口や奥行きなどから推計して課税額を賦課し、それも話し合いで税額が決まる、という現状である。また、税務署では課税部門と徴収部門が分かれておらず、支払われた税額が国庫に入っているのか、税務職員の私腹を肥やしているのかも甚だ疑問の現状である」(上掲・山下)

ということらしい。
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カンボジア紀行(5)

2012-03-09 19:27:24 | カンボジア紀行
第4日(3月8日)

「国際女性デー」(カンボジアの祝日)ということで,休日。

 研修もお休みとなり,束の間の Cambodian Holiday となった。

 ここまで来たからには,ということで,自費で,空路,シェムリアップに飛び,アンコール・トム,アンコール・ワットを見学。圧巻の一言。お薦めです。
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カンボジア紀行(4)

2012-03-09 01:53:21 | カンボジア紀行
第3日(3月7日)

 まずは,昨日の積み残しの事例研究を小1時間。

 その後,日程第2は,「無限責任社団法人の変更の登記」。尾方宏行さん(福岡県会)の担当。昨日と同様のペースだが,無事終了。

 カンボジアでは,昼休みを2時間とるのがデフォルト・ルールであるそうだ。また,午前の部も,午後の部も,間にコーヒーブレイク,というよりも「おやつタイム」が必ず入る。

 道路上は,四輪は,8~9割方「トヨタ」。二輪は,「ホンダ」が定番。家族3~4人で相乗りしていることも当たり前。

 また,信号機は,極めて少ないのだが,信号機の横には,後何秒で「赤→青」又は「青→赤」に変わるのかを表示する電光掲示板(大阪方式?)が設置されている。
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カンボジア紀行(3)

2012-03-08 01:15:59 | カンボジア紀行
第2日(3月6日)

 さすがに,ラッフルズホテル。快適な朝。朝食のフルーツも極めて美味です。

 日程第1は,「有限責任社団法人の設立登記」。私の担当。「有限責任社団法人」は,日本における従前の「有限責任中間法人」と近似の法人類型。同時通訳のスワイ・レンさんの適切な通訳で,スムーズに進行。1時間経過したところで,質疑の有無を尋ねたところ,矢継ぎ早の質疑が続き,金武さん,原田さんの適時のフォローを受けながら,丁寧に答えていく。民法は,既に適用(理解し難いが,公布→施行→適用,という流れ。)されており,速やかに登記申請を受付けする必要に迫られていることから,皆さん真剣である。結果として,予定の5時間の大半が質疑応答であっという間に終了。

 終了後,某省主催のパーティにお招きに与った。8日(木)が世界女性デー(カンボジアの祝日)ということで,某省勤務の女性職員に対する感謝祭的なイベントのようである。某省大臣から参加した全女性職員への花束と記念品の贈呈といったセレモニーに続き,カンボジア料理の食事会(ただし,アルコールはなし。)といったオーソドックスな流れだったが,大臣が退席された後,突然ダンスパーティに変わり,一同びっくり。カンボジアでは,デフォルトだそうである。といっても,フォークダンス的ディスコといった感じの大人しいものでした。

 2時間ほどで暇乞いをし,翌日に備えて,ホテルへ戻る。
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カンボジア紀行(2)

2012-03-08 01:08:36 | カンボジア紀行
第1日(3月5日)

11:00 関西国際空港発
15:30(日本時間17:30) バンコク(スワンナブーム国際空港)着

 プノンペンへの直行便はないため,バンコクで乗継ぎ。

18:30(日本時間20:30) バンコク(スワンナブーム国際空港)発
19:30(日本時間21:30) プノンペン国際空港着

 カンボジア法整備支援事業の長期滞在専門家である金武さん(司法書士),原田さん(弁護士)にお出迎えいただく。

 空港から宿泊先のラッフルズホテル(Raffles Hotel Le Royal)には約20分。街の雰囲気は,ホーチミンとよく似た感じ。21:00(日本時間23:00)前に到着。自宅を出てから16時間,やれやれ。

 ホテルは,コロニアルで,南国情緒満点。

 プノンペンは,雨季と乾季はあるものの,常夏の国。現今は,乾季。

cf. カンボジア基本情報
http://www.hankyu-travel.com/guide/cambodia/country.php

 ホテル内のエレファント・バーで,一息ついて散会。
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カンボジア紀行(1)

2012-03-06 23:48:57 | カンボジア紀行
 昨日(5日)から,プノンペンに来ています。カンボジアで民法法人の登記制度がスタートするということで,研修のお手伝いにやって来ました。JICAのカンボジア法整備支援事業の一環です。本日が初日でしたが,活発な質疑が続き,皆さん非常に熱心です。貴重な機会ですし,楽しんで帰りたいと思います。
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